風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

楽書き雑記「愛知淑徳大学の都市環境デザイン専修2018卒業プロジェクト展へ」

 

名古屋市民ギャラ―リー矢田で名古屋市立大学の卒展を見た後、もう一つ市民ギャラリー栄で開催されている、愛知淑徳大学の都市環境デザイン専修2018卒業プロジェクト展を見てきました。
こちらも現地での調査・研究を重ね、環境保護や歴史、文化に配慮した新しい街づくりなどの提案が並んでいます。展覧会は25日(日)まで。

まず、目を引いたのは愛知県瀬戸市にあって「瀬戸のグランドキャニオン」とも呼ばれる広大な陶土採掘場跡地を「陶都・風の丘」と名付けた新しい街にする、という案。

自然環境や起伏に富んだ地形を生かし、1300年の陶器づくりの歴史や文化を感じることができる人口1万~1万6千人の街。アクセスは、名古屋~尾張瀬戸間を走る名鉄瀬戸線の新瀬戸駅から延伸して新駅をつくる、としています。

名古屋市立大の卒展でも見かけましたが、名古屋のベッドタウンでありながら人口減少に直面している高蔵寺ニュータウンの再建策が出ていました。
名市大の卒展では高蔵寺ニューターミナルづくりを提案していたのに対し、こちらは農業による再建案を示し、市民農園や栽培した野菜を使った地元の主婦たちによるレストランなどを掲げています。

名古屋城下で古い町屋が並ぶ四間道(しけみち)の生かし方についての提案もありました。
具体的には、子どもたちや訪れる人たちのモノづくり体験場や、若いアーティストのための貸しアトリエの設置。古民家の改造現場で職人を目指す若者が弟子入りを目指して学べる、といったシステムづくりなどをあげています。

 

  


ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「アート・文化」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事