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風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽描き水彩画・東山動物園の仲間たち「ゾウのさくらちゃんとお母さん」

2014-07-18 09:50:04 | インポート

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いま、名古屋・東山動物園の一番人気は、アジア象のこども「さくらちゃん」でしょう。

昨年1月29日に東山動物園で生まれ、まもなく1歳半。やんちゃ盛りです。
さくらちゃんは、とにかくお庭に出るのが大好きです。
お母さんの「アヌラ」とお散歩したり、スキップするように走ったり、隣の部屋のお父さん「コサラ」と格子を挟んで鼻を絡ませてお話ししたり・・・。時にはでっかいウンチも。

とりわけ楽しみにしているのが、水浴びと砂かけ、そして泥んこ遊び。
ホースを持った飼育員の姿に気付くと、庭の片隅にある浅い窪みに小走りでやってきます。お母さんもさくらちゃんに目を離すことなく、そばにやってきます。

格子の間から飛んでくる放水をいっぱい浴びようと、踊るように体を揺らすさくらちゃん。窪みに水が溜まると、今度は寝転んだり、でんぐり返しのようにしながら体中を泥まみれにして大喜びです。
こんな様子を、ゾウ舎を囲んだ子どもたちの歓声が包みます。


水彩画教室展「KAZEの会」の作品展 2月4日から

2014-01-13 12:48:14 | インポート

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僕が学ぶ朝日カルチャーセンター名古屋にある水彩画教室の作品展が、2月4日(火)から9日(日)まで、名古屋・栄の名古屋市民ギャラリー7階の第2展示室で開かれます。「KAZEの会作品展」といい、年1回開催。今年15回目です。

1年間に4回ある「お出かけスケッチ」で描いた作品や日ごろ自宅で描いている作品の中から、21人が各自合わせて3点・30号以内を原則として出展します。


「ルーブル美術館の模写する光景に思う」

2013-11-30 12:16:25 | インポート

 


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ヨーロッパの美術館と日本の美術館の違いは、鑑賞する側と美術館との距離感だ」という言葉をよく耳にします。ヨーロッパの美術館で、作品を前に模写やスケッチをする光景を目にするたびに、僕もそう感じます。先日訪れたパリのルーブル美術館ではその思いを一層強くしました。

巨大な彫像の前で2、30人ほどの児童がスケッチブックを開き、鉛筆を走らせています。その後ろに立ち、スケッチする大人の姿も。児童を引率する先生ではなさそうです。
30号ほどの展示作品の前では、イーゼルのキャンバスに絵筆を走らせるご婦人。年のころは僕と同年配とお見受けしました。近くには一本の筆を口にくわえ、手にした筆を力強くキャンバスに向ける男性。こちらも同年配でしょう。

デジタルカメラで展示作品の一部を撮影し、拡大した再生画面を見ながら絵の具を重ねている人もいます。テラスでは美術専攻の学生らしい若者たちが、思い思いの場所に陣取ってデッサンしています。
 

模写する人の周りには、一般客の人だかりができています。絵筆の動きに見入ったり、うなづいたり。描く人もそれを楽しみ、モチベーションを高めているようです。

こんな状況を一般客が「鑑賞の邪魔だ」と不快感を持っているようには、全く思えません。

 
ルーブル美術館でのこうした光景は、昨日今日始まった訳ではありません。日本の洋画界の巨匠・黒田清輝らも若いころルーブル通いで腕を磨いたと言われています。

もちろん、勝手気ままに模写できるわけではありません。きちんとした申請手続きが必要です。ブログにある体験談などによれば、外国人だと滞在許可書や大使館の証明書などが必要。認められれば曜日などに制限はあっても、入場料なしでかなりの期間、展示作品と向かい合い、絵筆を走らせることができるそうです。

まさに芸術の開放ですね。そこには人種、国籍、性別、年齢などの区別はありません。美術作家を目指す人たちのたちのために、だけでもありません。美術を愛好する全ての人々を平等に招き入れ、育てていこうという文化があるのでしょう。

日本でも、ギャラリートークや子供たちにホンモノの美術と対面する機会を設けるなど、鑑賞者との距離感を無くそうとしている美術館が増えてきたようです。
 
作品の細部を見ようと顔を近づけたり、同行者と「この部分の色が生きているね」などと指差す(触れないように、です)だけで係の人がとんできそうなピリピリ感は緩和して欲しいですね。美術館を出るときの満足感を半減させない努力を期待したいものです。

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