彷徨う普代村民

普代村の一村民、
彷徨う村からの貧民の呻き声

1/16全協・一貫校建設への取り組み

2018年01月17日 | Weblog

「小中一貫校建設候補地の検討の在り方について」として、協議事項が執行側から議会に示されました。

建設構想委員会の協議などから、2年以上の空白期間があり唐突感が否めませんでした。

村長からは、「中学校は老朽化も進んでおり、学校は自治体・村にとって核とも言えるもので建設計画は是非ともすすめて行かなければ」という趣旨の発言もありました。

珍しくと言いますか、はじめて学校建設で積極的な発言を聞いた思いでした。実現に向けていって欲しいと思います。

 で、この提案に対し2点要望しました。

①候補地として以前、委員会で候補地が5か所示されているが、それにはこだわらずに今後の候補地を柔軟に考えていくべきではないか。

②候補地選定委員会の委員に、幼小中の現役の保護者をもっと増やすべきではないか。

 ①については、以前構想委員会にも委員として参加しましたが、当時の状況は震災直後という事もあり津波から安全なところという事が優先された面もありました。

それはあくまで自分個人の考え方という事ですが、もちろん今の場所でいいという意見もありました。

個人的にはもちろん、今でも津波から安全な所という気持ちには変わりません。

大きく変わったのは、「まちづくり」という観点です。

まちづくり・村づくりは人口が減っている今、子どもも減っている今、核となる施設が中心から大きく外れて点在するのはマイナスになると思うからです。

ただそうなると、根本から建設候補地を考え直さなければなりません。

すでにある場所を選ぶことは不可能です。 適地を見つけて作っていくという事が必要になる可能性が出てきます。

困難と年数を要する事業になる覚悟が必要です。

「現実的でない」という人も出てくると思います。

しかし、現実ばかり重視して行き当たりばったりの形式的な結論に妥協すると、あの施設はこっち、あの施設はあっちといった、あちこち点在したまとまりのない「むらづくり」になります。今のように。

まとまることによって、子育て・高齢者見守り・にぎわいと活性化を効率よく実現できるように思っています。

いずれにしても相当の覚悟で臨まないとむずかしいだろうなと思います。

 学校建設だけであれば、給食センターを建設したように、どこでも建てやすい場所に妥協できると思います。

極端な話、以前にも書いたことがありますが、役場と学校を交換するぐらいのことを考えてもいいと思います。

 最近普代のある場所の確認で、ネットで地図を開き普代村を開きました。ドローンからのように上から見ていてふと思ったのが、この村はどうして海の近くに学校があって、そのほかの主要な施設は海から離れた位置にあるのか? 「この人たちは何を考えて学校をここにしたのだろう?」と思う人もいるだろうなとの思いがよぎりました。

天から見ると、そのいびつさが分かるような思いがしました。

 村長も、「一度候補地に上がったところにはこだわらない」ことは断言していました。

その話が中心で、要望に対するやり取りは終わってしまいましたが、時間をおいて他の議員が②の委員選定の件で同じような発言をしていました。

委員を増やすことは問題ないと言っていましたので、これからの人や保護者関係者の意見が通る「検討委員会」であってほしいと思います。

関係者でないとどうしても直面している問題点や現状も分からないので、本当の二―ズを汲んだ結論になるのかが心配です。要するに、よくありがちな「形式的な委員会」となり、形式的な結論がそのまま力をもってまかり通ります。

そのあと出てくるのは決まって、現場、現役からの不満や疑問の声です。



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