シンゲン頑張れ

ウォッカの能力上位は誰もが認めるところだ。安田記念の直線、前が壁になって抜けられないところを、ゴール前５０mあたりからこじ開けるように抜け出して、あっという間にディープスカイを差し切ったレースを見れば、たとえ毎日王冠の敗着があっても不動の本命馬にしたくなる。しかし、現在オッズは単勝２．１倍（複勝１．１～１．３）。これでは勝負は難しい。
はたして、ウォッカがこの天皇賞を２連勝する意義は何だろうか。天皇賞（秋）連覇に大きな価値があるというのか。わたしが陣営なら、ジャパンカップを取らせたい。昨年はスクリーンヒーローの大駆けにあって３着と敗れた。ジャパンカップを勝って、返す刀で有馬記念を取ったとしたら、稀代の名牝と称されるだろう。ライバルのダイワスカーレットも霞んでしまう。まぁ、それが実現するかは神のみぞ知るだが、もし、そのスケジュールだとしたら、３戦とも全開では持たない。天皇賞は惜敗（３着？）と見る。
では何を狙うか。
わたしには競馬の先生がいる。同期だが、マージャンは強いし囲碁、将棋、パチンコ、カード等等、賭け事なんでもござれの先達だ。この師匠の競馬は凄い。昭和５４年第４１オークスのケイキロクを予想した。単勝配当２２００円。また、よく翌年の天皇賞（秋）まだ府中３２００ｍで行われていたが、プリティキャストの優勝を一週間前に宣言していたのである。その驚くべき予想を紹介する機会はまだこれからもあるだろうから、そのときに詳しく話そう。
その師匠からメールが入った。わたしのこれまでの不甲斐なさを見て、いたたまれなくなったのだろう。メールには、「ウォッカはない。勝つのはシンゲン」とアドバイスがあった。シンゲン？昨日のブログでGⅠでは足りないと切って捨てたばかりじゃないか。

もう一度調べてみたが難しい。ずっと骨のある馬と戦ってきていなかった。前走のオールカマーが、ようやくGⅠに出走する顔ぶれだった。そこで久々の者同士でドリームジャーニーと負けず劣らずの走りをしたから、ここも互角と見ていいのかもしれない。

パドックでウォッカは良かった。シンゲンがツル首にして気負っているし、こんなに汗をかいているのは買いづらい。オウケンブルースリはチャカチャカしていた。キャプテントゥーレが良く見えた。ドリームジャーニーもイラついている感じだ。マツリダゴッホは落ち着いていい。サクラメガワンダーも久々だがいい感じ。

かえってパドックを見て迷った。
師匠に頼って、シンゲンにした。単複（３万/７万）とする。