MVPは誰だ⁉

アストロズとの3連戦で中日の11日（日本時間）に、大谷翔平が投げて1点に抑え、中指のまめが破れて5回で降板した。後を継いだリリーフ陣も頑張って6対1でエンゼルスが快勝し、大谷翔平の12勝目をもぎ取った。
すると翌日、アストロズが猛打爆発。4対12でエンゼルスは敗れている。その試合を見ながら、アストロズ（地区ナンバーワン）の面々には、前日の試合で大谷翔平に完璧に封じられて、ストレスが溜まっていたのだろう。それがここで爆発したのだと思った。
それだけ大谷翔平のピッチングがいいという証拠である。

その大谷翔平とヤンキースのジャッジのMVP争いがメディアを賑わせている。
確かにジャッジのホームランは大谷翔平に負けず劣らず軽いスイングでスタンドインしている。なかなか手ごわい相手だ。
61号を打てばMVP間違いなしとの話があるが、どこから出て来た数字だろう？
調べてみたら、シーズン最多はバリー・ボンズの73本（2001年）である。以下、マーク・マグワイア70本（1998年）、サミー・ソーサ66本（1998年）、マーク・マグワイア65本（1999年）、サミー・ソーサ64本（2001年）、サミー・ソーサ63本（1999年）、ロジャー・マリス61本（1961年）、ベーブ・ルース60本（1927年）となっている。

ベーブ・ルースの60本を超えればいいってこと？ちょっと違うんじゃない？
大谷翔平の方はベーブ・ルース以外に比べる選手がいないからであって、何もジャッジはベーブ・ルースと比べる必要はない。むしろバリー・ボンズじゃねぇ？
74本打ったならMVPをあげていいが、61本では7位タイ（選手としては4人目）でMVPはないよ～。
ホームラン・打率・打点の3冠王を取ったら譲ってもいいかもしれないが、それでも3冠王のタイトルは貰えるからそれだけでいいんじゃない？

ただ、大谷翔平も昨年の成績から見るとちょっと弱いところがある。
昨年のホームラン46本と勝ち投手9勝を超えれば文句なしだが、規定打数と規定投球数のふたつをクリアすれば、そんな人間は世の中にひとりもいないから（MLB史上初と言えばいいのだが、少し大げさに言いたかったのだ）MVPに値するだろう。
せめてベーブ・ルースの13勝を超えてくれれば太鼓判を押せるんだけどなぁ。
まぁ、MVPは1回取ったからあんまり執着しないけど（関係ないおまえがよく言うよ）サイヤング賞ははやく取ってもらいたいね。