この人生、なかなか大変だぁ

日々の人生雑感をつれづれに綴り、時に、人生を哲学していきます。

自衛隊分割論

2021-11-16 15:04:25 | 意見がありますけど
「敵地攻撃能力」について自民党内で論議されているようだね。
これには、敵国とやらがいつミサイルを打ってくるのか予測が可能なのかという問題を抱えている。一歩間違えば先制攻撃になって本格的な戦争になってしまう。
かといって、手をこまねいて攻撃を受けるままにしていたら国は亡ぶ。国防問題はなかなか悩ましい。

話しはやや変わるが、2015年4月25日に起きたネパール地震の際に駆け付けた日本の救援隊や自衛隊の医療支援などに大きな感謝を受けたという動画を見た。涙がでるくらいだった。
多くの建物が崩壊している中で日本の民間支援で建てられた小学校が無傷のまま残り、避難場所に利用されて賞賛されたという話も誇らしかった。
しかし、今回は違う話をしよう。

自衛隊についてだ。
自衛隊分割論というのを昔聞いたことがある。自衛隊を海上保安庁と災害救助隊に分割した方がいいという意見だった。社会民主党の機関紙の記者が提起していた。確か本も出していたはずだ。
水害や大地震による災害はもとより大雪などの救援、果ては雪下ろしや札幌雪まつりの雪像製作まで自衛隊が活躍している。本当に有難いことである。

このように緊急時に大きな力を発揮する集団を常時保有するということはなかなか大変である。
平常時には無用の長物であるから。何にもないときは穀潰しでしかない。しかし一旦異常は明らか。常日頃から鍛錬し非常時に備える。そんな集団は絶対必要である。
今時、戦争を仕掛けるのは大きな損失になるから、だれも戦争を起こそうとは思わない。
しかし、仮に何らかの行き違いから戦闘状態になったとしても、上陸作戦なんてありえない。ミサイルの4、5発がゆき交って収束するのがオチだろう。それ以上闘ったらまず国が亡ぶし、勝った国もただでは済まない。そう、戦争はまったく採算が合わないのだ。

しかし無用の長物ではあるが、抑止力としては欠かせない。ならば抱えようではないか。
違法操業の取り締まりや尖閣列島の警備、もうないかもしれないが日本人の拉致事件の防止など海上の保安を努め、大きな災害時には緊急援助に回るのだ。
また、海外の災害救援にも積極的に派遣して貢献する。日本のレスキューが利益にはつながらないかもしれないが、各国から大きな称賛を受けて日本の評価は上がるだろう。
それは回りまわって、情けは人の為ならずの格言通り日本の国力の向上につながるものと確信する。

そして各国で活躍する自衛隊が感謝されている映像を流したら、自衛隊に入隊したいという若者も増えることだろう。なぜなら人からの称賛は大きな自己肯定感を生むのだから。

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