競馬は本当に難しい

エスポワールシチーのようなレースをワンダーアキュートに期待したのだが逆に馬群に沈んでしまった。
オッズが出る前の金曜日までにエスポワールシチーを選んでいたが、わたしの予想では２番人気、４．６から５．７倍あたりを想像していた。ヴァーミリアンが１番人気２．３から３．２倍ぐらい。ワンダーアキュートは３番人気で７．０倍前後、サクセスブロッケン４番人気８．０倍前後と見ていた。エスポワールシチーとヴァーミリアン以外は予想通りだったのだ。ところが前日発売を見るとエスポワールシチーがヴァーミリアンを抑えて１番人気になっている。そこで迷ってしまった。ＧⅠを取ってないので伏兵的な見方をしていたのである。それならヴァーミリアンを買う手もあろうと考えた。

そこで見つけたのが武蔵野Ｓのワンダーアキュートのレースぶりだった。決め手はこれだ！！とそう感じてパドック前に原稿を仕上げた。もうパドックでどうであろうとこのまま行こうと固着した考えになっていた。まあ、それはそれでいいのだが、じつはうっかり見過ごしていたことがあったのだ。それはワンダーアキュートの鞍上である。武蔵野Ｓではアンカツだったが、今回アンカツはワンダーアキュートに乗らず、マコトスパルビエロを選んでいた。それが厩舎サイドの決定なのか、アンカツの意志なのか調べたが分からなかった。それをすっかり忘れていたのである。どちらかによって大きく変わってくる。フリーエージェント制になってわれわれはとても助かった。関係者ではない者にとって馬の能力は窺い知れない、騎手の選択は大いに参考になるからである。ときには義理で断れないこともあると聞くがそれでも大変な情報になった。
安勝が乗らず和田が乗るワンダーアキュート。少し狙いを下げたのは間違いない。スタート前の輪のりのとき「あ、和田だ」そう気づいた。和田と安勝では雲泥の差だ。
競馬は本当に難しい。

第１０回ジャパンカップダート　　　　　　　　　　２００９．１２．６

１着　①エスポワールシチー（佐藤）　　　　　１．４９．９
２着　⑫シルクメビウス（田中博）　　　　　　３ １/２
３着　⑨ゴールデンチケット（ルメール）　　　１ １/４
４着　②サクセスブロッケン（内田）　　　　　クビ
５着　③アドマイヤスバル（勝浦）　　　　　　ハナ

ワンダーアキュートは６着、ヴァーミリアン８着。ワンダーアキュートは馬体重が１４ｋｇ増えていたがアバラが見えたし太くは感じなかった。チョコチョコした歩様は戴けなかったが、初ＧⅠの負けだと思う。いずれダートの看板馬になるだろう。ヴァーミリアンはレースに精彩がなかった。パドックで見るかぎり体調が悪かったとは思えない。

２クールはマイルＣＳで勝ったが、ＪＣ、ＪＣＤと二連敗して残高は４３万円となってしまった。