この人生、なかなか大変だぁ

日々の人生雑感をつれづれに綴り、時に、人生を哲学していきます。

石垣とーげん

2021-03-27 07:55:00 | つれづれ記
高校野球を見ていたら次の試合までの間に、これまでのセンバツ甲子園の歴代入場行進曲が流れていた。平成11(1999)年に沖縄尚学高校が沖縄県勢として初めて優勝旗を持ち帰った時がキロロの「長い間」という曲だった。
ご存じの通りキロロは沖縄出身のデュオである。そして歌詞が「長い間待たしてごめんね」で始まる。沖縄県勢の優勝を暗示していたと言ったら過言だろうか?
ひょっとしたら他にも関連があるかもしれないと思いたって調べてみた。残念ながら関連性は他にはみられなかった。単なる偶然の一致だったようだ。(あたりまえだよね)
今年は「パプリカ」だから「韓国の学校の京都国際高校の優勝かも」とオチを付けるつもりだったのに、当てが外れてしまった。
具志川商業は26日福岡大付属大濠高校との2回戦で延長11回の末力尽きて8対4で敗れた。ベストエイトに今一歩及ばなかったのは残念。

昭和33年の入場行進曲は「クワイ河マーチ」だった。
ふと、この曲の替え歌を思い出した。高校生になったばかりの姉が学校で教師をもじった替え歌を聞いてきて、小学生の弟ふたりに吹き出しながら披露したのだ。

「とーげん 石垣とーげん 顔の長~い とーげん 黒いとーげん 石垣とーげん 花王石鹸とげん」
3人で笑い転げながら何度も何度も歌った。昭和38(1963)年頃のことである。

姉にメールで問い合わせてみると、「石垣とーげん」は「石垣当元」先生で数学を教えていたらしい。数学者の歴史的エピソードを絡めた授業は大変面白かったという。
くたびれた白い開襟シャツにズボン、いつでもシマ草履(ゴム草履)のいでたちで、そのシマ草履を履いたままよくテニスをしていたらしい。だから陽に焼けてイルクルー(色黒)だったんだね。
「花王石鹸」は三日月のマークで有名。あごがつき出た顔の長い先生だったのだろう。
後に南部商業高校の校長先生を務めてから退官されたそうである。このような替え歌が作られるということは、何より生徒たちに人気のあった教師だったのだろう。

YouTubeでクワイ河マーチを探して歌ってみたらどうも字足らずで合わない。おかしいと検索していたら、どうもスティーヴ・マックィーン主演の映画大脱走のテーマ曲「The Great Escape March」のようだった。1963年の公開ということだから時期的にも合っている。
クワイ河マーチの方はケネス・ジョゼフ・アルフォード作曲の「ボギー大佐」を「戦場にかける橋」のために編曲されたもので、「The Great Escape March」はエルマー・バーンスタインの作曲ということである。わたしにはまったく同じに聞こえたが、替え歌をのせたら違うことに気がつく。
長年の誤解もここで解けて儲かった気になった。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 郷土愛に燃えて | トップ | レシステンシアれす。 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

つれづれ記」カテゴリの最新記事