大谷翔平は来シーズンさらに進化する

大谷翔平のシーズンが終わった。
今朝（日本時間4日）の最後の試合で46号ホームランを放った。第一打席の第一球大きな空振りをしたら、マリナーズのファンから大歓声が上がった。すると三球目、大谷翔平がホームランを打つと球場全体がシーンと静まり返っていた。わかりやすかったがスッとした。
まぁ、寂しくなるが、最終レースは次の週の第1レースに繋がっていると言ったのは山口瞳だったか。大谷翔平の最後の試合の一発は来シーズンの第1試合に繋がっている。
来シーズンのさらなる活躍を期待したい。

さて、今シーズンの大谷翔平の成績はどうだったのか。おさらいしてみよう。
ホームラン46本、138安打、103得点、100打点。一方、投手としては9勝2敗、奪三振15６というものだった。
シーズン前、いろんな評論家に予想してもらっていたと思うが、概ねホームラン30本、10勝というところだった。それも少々甘めの感想だった気がする。
投手としてはちょっと物足らない気がするが、エンジェルスの投手陣ではしょうがない。
まぁ、予想を覆す大活躍だったと言える。

ホームラン王は取れなかったが、やっぱり褒めてあげたい。
3冠王が出たらMVPは微妙だ。
ブルージェイズがポストシーズンに進出しているのでゲレーロJr.の3冠の可能性がまだ消えたわけではないから懸念は残るが、ゲレーロJr.が3冠に届かなかったらMVPは大谷翔平のものだろう。
来シーズンはさらに上積みを期待したい。ホームランだって終盤の苦戦を活かし序盤から飛ばすだろう。選球眼も上がってくるはずだ。

ピッチャーの成績も、もっと長いイニングを投げようと思っているはずだ。大谷翔平の後をぴっしゃり抑えられるリリーフは今のエンジェルスにはいない。
ノーヒットノーランや完全試合をするためにいつでも9回まで投げられるようにしておかなくてはいけないのだ。そんな成績も大谷翔平には期待できるはずだ。
きっと来シーズンも我々を楽しませてくれると思う。

さて、2年後のFＡ（フリーエージェント）はどう考えたらいいだろうか。
結論を言えば、イグレシアスを簡単にトレードしたエンジェルスだ。「エンジェルス愛」を感じる必要はない。これはエンジェルスだけのことではなく、メジャーリーグ自体が弱肉強食の世界なのだ。日本のように義理と人情の世界ではない。
だから大谷翔平には自分のパフォーマンスを発揮できる球団で大金を積んでもらえるチームに行くべきだと思う。
成績不振になって故障してポイされるまで高く売って、売りまくればいい。