この人生、なかなか大変だぁ

日々の人生雑感をつれづれに綴り、時に、人生を哲学していきます。

究極の選択Ⅱ

2010-09-14 17:41:31 | 意見がありますけど
民主党代表選挙が終わった。
小沢491 菅721
という小沢敗北の結果になったようだ。
詳しい票の内訳は知らないが、テレビの話では国会議員票については互角だったが、地方票・サポーター票の方で菅支持が上回ったと言っていた。
さもありなん。大衆票は菅さんの支持率が高いとは戦前からのマスコミ評であったから驚かないし、「究極の選択」としては無難な選択をしたのではないかと思っている。

この辺は、近頃思うことで、あまり自信があるわけではないが、大衆の意向は力はあるが誤りやすいということである。
易きにつくというか、安全を志向するというか、正しいか否かの判断をするとき、危険なもの、またはリスクを避けるところがある。

経営の神様といわれていた松下幸之助は、事業の判断に際して「行くか、行かないか判断に迷ったとき、役員の大半が賛成するような事業は止めてきた」と言っている。また、事業に迷ったとき自分に得になるか損になるかの判断をして、損すると思われる方を採ってきたと言っている。
含蓄のある判断基準ではないだろか。

これは、大衆と同じことをしては過つということを松下幸之助は体で知っていたのではないだろうか。
人によっては彼の言葉に眉唾する者はいるかもしれない。
しかし、彼の言う損得の判断レベルが意識(自我)レベルのものであり、損を覚悟したレベルが無意識(自己)レベルと考えたら深く頷けるものではないだろうか。

今回、民主党支持者(大衆)は「究極の選択」で安全と思われる選択をしたと思われるが、深い潜在意識レベル(自己)では、はたして正しい選択をしたのかどうかわからない。
安全からは何も生まれないが、毒は薬に変身することもあるのだ。
菅にはその可能性はまったくないと言っていいが、小沢にはその可能性がわずかながらもあったと、わたしは思っている。

もちろん、その言葉の責任はまったく取れないが。
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