この人生、なかなか大変だぁ

日々の人生雑感をつれづれに綴り、時に、人生を哲学していきます。

アメリカ大統領選挙敗北宣言

2020-11-05 14:03:08 | つれづれ記
アメリカ大統領選挙がもつれにもつれている。
今朝から昼の12時現在時点でもバイデン253、トランプ213の議席数のまま膠着状態となっている。残るはネバダ、アリゾナ、ジョージア、ノースカロライナ、ペンシルベニア、アラスカの6州が残っている。現在アリゾナ(11)とネバダ(6)の2州はバイデン候補が有利に進めており、ここを取れば270の議員数に到達し過半数を得ることになる。
バイデン有利の情勢であるが、トランプ候補の首の皮一枚もかろうじて残っている。
いずれにしても、トランプ大統領の大差負けと予想したわたしは敗北宣言しなくてはならないだろう。ごめんなさい。

不思議に思うのはトランプ候補者が集会で演説をぶち、激戦州を精力的に回ると支持率が上がったことである。テレビで統計の動きを見ているとそんなに容易に上がったり下がったりするのかと不思議だった。
この4年間で普通の人なら誰を支持するかどうかすでに決めているはずだと思うのだ。それがこんな選挙直前になって演説ひとつで揺れ動くものだろうか。
冷静に判断保留をしていたとはとても思えない。どっちでもいいという人たちだったのだろう。

熱烈なトランプ支持者は、彼のエキセントリックな言動にまったく疑問を憶えないのだろうか?
経済がよくなったと56%が答えているのはトランプのお陰だと信じているのだろうか?
トランプ大統領がどんな経済対策をしたかわたしは知らないが、メキシコの壁を造ったり、中国と喧嘩しただけで経済が良くなるわけはない。
おそらくそんなことではないだろう。
移民が増え、LGBTを含め多様化する社会になり、アメリカが変化していかざるを得ないことに耐えられない人たちがいるのだ。
かつての強いアメリカへの郷愁、時代錯誤の白人優位意識が、その絶滅に瀕して悲鳴をあげているのではないだろうか。

たとえトランプが再選されたとしても時代の流れに竿を差すことはできないだろう。
トランプ大統領は撤退をちらつかせながら米軍駐留費を各国に求めている。財政再建としては正当な策かもしれないが、同時に世界の警察からのアメリカの撤退である。世界のトップリーダーを自負してきたアメリカが、自らその地位からの撤退を宣言するのである。
自国ファーストは単にその他大勢の中の一国になり下がろうと宣言したことである。
トランプともにアメリカが時代の波に流されていくのである。
あっ!まだトランプが当選したわけじゃないんだ!?
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