しつこいけど・・・甲子園雑感４

報徳学園が勝ち、明日の興南高校の対戦相手に決まった。興南の島袋投手にとって大阪代表の報徳学園が準決勝の相手となったことを喜んでいることだろう。
というのも沖縄の高校が初めてベストフォーとなった４２年前、興南高校の選手として出場した我喜屋監督たちの相手が大阪代表の興国高校だったのである。残念ながら５対３で興南高校は敗れた。以来興南高校は何度か県代表校は獲得するもなかなか上位成績を納められずにいた。それを尻目に、沖縄尚学高校が平成１１年に春の選抜大会に沖縄県勢としては初の優勝を勝ち取った。そしてその９年後の平成２０年に二度目の優勝を果たしたのである。

春の選抜大会に優勝した興南高校の島袋投手は監督共々、夏の選手権大会も優勝を期して臨んできたようである。
仙台育英との試合の後、島袋投手は「監督を越えるチャンスがわれわれにある。優勝するつもりであるから最後まで行って笑顔で帰りたい」というようなことを言っている。
監督の為しえなかった夏の選手権の優勝を果たすには、監督たちが敗れた大阪代表校を破って決勝戦に進むのが理想的である。結果は思うようについて来るかは神のみぞ知るであるが、今、島袋投手は密かに燃えていることだろう。