木星が月と並んで輝いている今夜です。
さて、伊勢管定期の続きを・・・。
伊勢管弦楽団第34回定期演奏会
ドヴォルザーク/序曲「謝肉祭」
メンデルスゾーン/交響曲第3番イ短調「スコットランド」
(休憩)
チャイコフスキー/交響曲第5番ホ短調
アンコール:プロコフィエフ/バレエ音楽「ロミオとジュリエット」より「タィボルトの死」
管弦楽:伊勢管弦楽団
指揮:大谷 正人
2015.05.17 14:00開演
会場 伊勢市観光文化会館
後半のチャイコフスキー5番も、伊勢管ファンや関係者の間ではちょっと話題になっていた曲目です。
その中身についてはここでは書きませんが、伊勢管HPの「指揮者の部屋」に、ほんの少しだけ触れられています。
全編、これ火の噴き出るような熱演でした。
誰々の演奏に似ているとか、どこがどうだったとか言うようなことが全くどうでもいいと思えてくるような「全身全霊を傾けた」演奏。
そして、決して「独りよがり」でない筋の通った清潔で真摯な音楽になっていました。
でも、やはりチャイコフスキーの5番ですから、さっきのメンデルスゾーンとは違って多少とも振幅の大きな表現もありました。
真っ当スタイルがベースですので、時折訪れるテンポの変化や揺れ動きが、とても大きなエモーションを呼び起こしました。
第1楽章309小節あたりからのスピード・ダウンは、チェリビダッケの演奏を思い起こさせました。
たくさんの難所クリアは見事でした。
第2楽章のホルン独奏、すばらしかった!
なんか、じぃ~んとしてしまいました。
私なんぞは目立つところしか分かりませんが、きっといろんなところで団員さんたち、たいへんなご努力をされていたのだと思います。
第3楽章は「えっ、けっこう速いじゃない!」ってテンポで始まりました。
ですので中間部は大変みたいでした。
安全地帯を歩むことを良しとせず、あえて自ら崖っぷちに寄っていくようなオーケストラであり指揮者なのですね。
終楽章は、曲が曲だけに、もう演奏する方も聴く方も一体となってとんでもない熱気(というのは前から5列目で聴いてた私の感覚)。
いつもはけっこうしつこく思える終結部も、今日ばかりは「ずっと続けて欲しい」と切に思える一体感。
ホルンの強奏もバッチリ決まって見事でした。
そして、打楽器奏者や他のメンバーも再登場して、アンコールは「タイボルトの死」。
こういう曲が伊勢で聴けるのがなんともうれしいですね。
スマートじゃなかったけど、生々しく鮮度抜群のプロコフィエフでした。
「チャイコの5番が弾きたい」と、もう何十年も前から仰っていたU先生の演奏姿を時々見ながら、一言では言い表せない感慨もありました。
なにしろ、こんな昔から言ってたのですからね・・・無断掲載御免(すぐ消しますので・・・)
先生、本当によかったですね。
でも、来年の「復活」もぜひステージに乗ってくださいよ。
絶対、聴きに行きますから。
最後に、ずっと前から思っているのですが、バス・ドラムは、もうちょっとズシンと響くのに買い替えることは無理なのでしょうか?
勝手なこと言ってすみません。
さて、伊勢管定期の続きを・・・。
伊勢管弦楽団第34回定期演奏会
ドヴォルザーク/序曲「謝肉祭」
メンデルスゾーン/交響曲第3番イ短調「スコットランド」
(休憩)
チャイコフスキー/交響曲第5番ホ短調
アンコール:プロコフィエフ/バレエ音楽「ロミオとジュリエット」より「タィボルトの死」
管弦楽:伊勢管弦楽団
指揮:大谷 正人
2015.05.17 14:00開演
会場 伊勢市観光文化会館
後半のチャイコフスキー5番も、伊勢管ファンや関係者の間ではちょっと話題になっていた曲目です。
その中身についてはここでは書きませんが、伊勢管HPの「指揮者の部屋」に、ほんの少しだけ触れられています。
全編、これ火の噴き出るような熱演でした。
誰々の演奏に似ているとか、どこがどうだったとか言うようなことが全くどうでもいいと思えてくるような「全身全霊を傾けた」演奏。
そして、決して「独りよがり」でない筋の通った清潔で真摯な音楽になっていました。
でも、やはりチャイコフスキーの5番ですから、さっきのメンデルスゾーンとは違って多少とも振幅の大きな表現もありました。
真っ当スタイルがベースですので、時折訪れるテンポの変化や揺れ動きが、とても大きなエモーションを呼び起こしました。
第1楽章309小節あたりからのスピード・ダウンは、チェリビダッケの演奏を思い起こさせました。
たくさんの難所クリアは見事でした。
第2楽章のホルン独奏、すばらしかった!
なんか、じぃ~んとしてしまいました。
私なんぞは目立つところしか分かりませんが、きっといろんなところで団員さんたち、たいへんなご努力をされていたのだと思います。
第3楽章は「えっ、けっこう速いじゃない!」ってテンポで始まりました。
ですので中間部は大変みたいでした。
安全地帯を歩むことを良しとせず、あえて自ら崖っぷちに寄っていくようなオーケストラであり指揮者なのですね。
終楽章は、曲が曲だけに、もう演奏する方も聴く方も一体となってとんでもない熱気(というのは前から5列目で聴いてた私の感覚)。
いつもはけっこうしつこく思える終結部も、今日ばかりは「ずっと続けて欲しい」と切に思える一体感。
ホルンの強奏もバッチリ決まって見事でした。
そして、打楽器奏者や他のメンバーも再登場して、アンコールは「タイボルトの死」。
こういう曲が伊勢で聴けるのがなんともうれしいですね。
スマートじゃなかったけど、生々しく鮮度抜群のプロコフィエフでした。
「チャイコの5番が弾きたい」と、もう何十年も前から仰っていたU先生の演奏姿を時々見ながら、一言では言い表せない感慨もありました。
なにしろ、こんな昔から言ってたのですからね・・・無断掲載御免(すぐ消しますので・・・)
先生、本当によかったですね。
でも、来年の「復活」もぜひステージに乗ってくださいよ。
絶対、聴きに行きますから。
最後に、ずっと前から思っているのですが、バス・ドラムは、もうちょっとズシンと響くのに買い替えることは無理なのでしょうか?
勝手なこと言ってすみません。
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