今日は、昨日までの肌寒さから一転して、夏の蒸し暑さ。なんなんだい?もう、しんどくて仕方がない。むかしからとっくにスーパークールビズの自分は、今夏どうするのか?鉢のキュウリを収穫して食べた今日だった。
さて、今夜もベートーヴェン。
ベートーヴェン/交響曲第3番「英雄」
管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:クラウディオ・アバド
「英雄」、何度も何度も聴いてきた曲。もう飽きたかと思うほど聴いてきたが、ちょっと遠ざかって後に聴くと、またなんとも新鮮に聴ける。今夜はアバドの1985年録音盤。
昨日のヨッフムもそうだったが、一歩間違えば「典型的凡演」となってしまうようなアプローチながら、全く違う鮮烈さ。テンポ良し、バランス良し、アタック良し、リピート良し、音質良し、残響良し、フレージングも良し。ああ、ウィーン・フィルの音の魅力は最大限に生かされている。
第1楽章の見通しの良さに痺れ、慟哭の第2楽章では、さりげなく、しかしとんでもなく丁寧に奏でられている木管の対旋律にアバドの表に出さない厳しさを感じる。その第2楽章の終わり2分間ほどのカンタービレは、まるでオペラの悲劇的場面のようであり、今夜の自分の気持ちにビビっと来る。この演奏が「一応」ライヴであることを思い出させるバックグランド・ノイズがちょっと聴こえる第3楽章を経て、とびっきり快活な終楽章は、各変奏の曲調、色合いの変化を思う存分楽しみながら突き進む。しかし、音響は終始程よい力感と美しさ。決して「爆演」にはしない。
こういうアバドに、今頃になって惚れている。当時はなんか物足りない印象が勝っていた。
アバドの「英雄」と言えば、1973年の来日公演で、聴衆の下品なフライング・ブラボーに目玉をまん丸にして驚いていたっけ。あのときのライヴは手元に「協奏交響曲」だけが残っているけど、他の演奏もすばらしかった。実演に接したのは一度だけ、ベルリン・フィルとの「復活」(大阪)で。
さて、今夜もベートーヴェン。
ベートーヴェン/交響曲第3番「英雄」
管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:クラウディオ・アバド
「英雄」、何度も何度も聴いてきた曲。もう飽きたかと思うほど聴いてきたが、ちょっと遠ざかって後に聴くと、またなんとも新鮮に聴ける。今夜はアバドの1985年録音盤。
昨日のヨッフムもそうだったが、一歩間違えば「典型的凡演」となってしまうようなアプローチながら、全く違う鮮烈さ。テンポ良し、バランス良し、アタック良し、リピート良し、音質良し、残響良し、フレージングも良し。ああ、ウィーン・フィルの音の魅力は最大限に生かされている。
第1楽章の見通しの良さに痺れ、慟哭の第2楽章では、さりげなく、しかしとんでもなく丁寧に奏でられている木管の対旋律にアバドの表に出さない厳しさを感じる。その第2楽章の終わり2分間ほどのカンタービレは、まるでオペラの悲劇的場面のようであり、今夜の自分の気持ちにビビっと来る。この演奏が「一応」ライヴであることを思い出させるバックグランド・ノイズがちょっと聴こえる第3楽章を経て、とびっきり快活な終楽章は、各変奏の曲調、色合いの変化を思う存分楽しみながら突き進む。しかし、音響は終始程よい力感と美しさ。決して「爆演」にはしない。
こういうアバドに、今頃になって惚れている。当時はなんか物足りない印象が勝っていた。
アバドの「英雄」と言えば、1973年の来日公演で、聴衆の下品なフライング・ブラボーに目玉をまん丸にして驚いていたっけ。あのときのライヴは手元に「協奏交響曲」だけが残っているけど、他の演奏もすばらしかった。実演に接したのは一度だけ、ベルリン・フィルとの「復活」(大阪)で。
コメント通知のメールが、どういうわけか「迷惑メール」箱に行ってしまってて、今、気づきました。
私もこのコンビのベートーヴェンは全部揃えました。
ベルリン・フィル盤もあります(2種)。
メンデルスゾーンは、若い時の2曲しか聴いていないので、全集の方もいずれ入手するつもりです。
アバド+VPOでは、他に6,7,8,9番のCDも持ってます。
7番も素晴らしいですよ!
DVDもあります。
なんだかんだで、一番好きな指揮者です。
メンデルスゾーンの交響曲も、聞かずに最近買いましたが、大正解でした。
ポーラーアートからでていたのを買いましたが、今はDGGが版権を買ってそちらででています。(旧DVDは廃盤)
そういえば、前もアバド盤のとき「持ってます」って仰ってましたね。
前の職場にはアバド・ファンがみえたのでしょうか。
私は、当時はピンと来なくて、今頃になって、「いいなぁ」って分かりました。
かなりズレてます(苦笑)。
でも、このシリーズは、私には珍しく、オリジナル・デザインのアイテムで揃えました。
絵もいいですよね。
当時、上司と先輩が2人とも絶対に良いから
買った方がいいと勧められました。