静かな場所

音楽を聴きつつ自分のため家族のために「今、できることをする」日々を重ねていきたいと願っています。

バーンスタイン、1959年、タコ5のセッション風景を聴く

2014年09月12日 20時57分41秒 | バーンスタイン(東欧、ロシアの音楽)
 今日は退院後、はじめての外来受診でした。
 まだまだダルくて、思うように動けませんが、一日一日、少しずつ少しずつ、活動量は増えています。
 
 これは入院中に聴いて、なかなかインパクトあった一枚です。




ショスタコーヴィチ/交響曲第5番より


管弦楽:ニューヨーク・フィルハーモニック



指揮:レナード・バーンスタイン


録音:1959年10月20日


 これは、NYPを振ったセッション録音の様子を「録音した」もの。
 ややこしいですが、例のタコ5の59年セッション録音をレコーディング用のマイクとは別にホールに設置されたマイクで「流し録り」したもの、その一部です。
 ミキシング・ルームからの「スタンバイ!」、「ショスタコーヴッチ 5th 1ムーブメント テイク1!」などの合図や指示、それに答えるバーンスタインの声、楽員とのやり取りなどが入っています。
 録音の鮮度は、CBSが収録した本来のテープには及びませんが、しかし、こっちはホール全体の響きをバランスよく適度な潤い感を持って収めており、何より、ホール全体を揺るがすような打楽器群の生々しい響きや金管の強奏など、まるでライヴかと思えるようなスリリングな響きが連続します。
「演奏」と言うよりは「記録」「ドキュメント」だろうと思いますが、しかし、この録音を聴いていると、まるで自分がホールの片隅に坐して、この録音の場に立ち会っているかのような、素晴らしい臨場感を味わいました。
 ある意味では、編集を終えた正規演奏よりも生々しいと言えるかもしれません。
 第3楽章が収録されていませんが、1、2、4楽章は、部分的な録り直しを含めて、ほぼ全部が聴かれます。






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