高校生の頃に、友人宅でフレモー指揮のフォーレ「レクィェム」(エラート盤)を聴かせてもらい、大変感動したことがありました。
フィリップ・カイヤール合唱団の直向きな合唱と明るい声質が、それまで聴き親しんていたケンブリッジ・キングスカレッジ(ウィルコックス指揮)の、ちょっとくすんだ感じのそれとは違って、私の耳を捉えてしまったようでした。少したどたどしい感じのボーイ・ソプラノ独唱(ドゥニス・ティリェス)もよかった。
その盤は、当時は廃盤だったようですが、その1年後くらいにビクターに移ったエラートの廉価盤で再発売され、もちろん、すぐに購入しました。しかし音質は、友人の持っていた旧エラート盤に比べると、ずいぶん鮮度が落ちたダビングっぽい音で、ちょっとがっかりしたものです。
でも演奏が良いので、それを長らく愛聴していました。
やがてCD時代になり、同じくビクターから例の蝶をデザインしたシリーズでCD化されたものを購入しました。
カミユ・モラーヌのフォーレ歌曲も併録されていました。(当時は、CDの長時間収録のメリットを前面に出すべく、アナログ盤の収録内容に別盤から数曲足して「60+」とか何とか称して「オトク感」を出している盤が多かったですね。でも、結局オリジナル・カプリングからはじき出された曲があったり、ダブり買い必至となってしまったりで、どうにもしっくりこないことも多かったです。)
この盤も、音質に関しては再発レコードと大差ないもので、「ああ、やっぱり」という感じでした。
つい最近、ワーナーに移ったエラート盤のCDでこの演奏を入手しました。
レコード期から数えて三度目の購入だったのですが、これが、ビクター盤よりもさらに霞がかったような音で、残念な結果となりました。
もう、マスターそのものが、こんな状態になってしまってるのでしょうか?
そんなことはないと思うんだけどなぁ・・・・・。
最近は著作権切れの音源を、状態の良いLPから復刻しているレーベルもあり、私もカイルベルトのブルックナーとか入手しましたが、なるほど、いかにもアナログっぽい、耳をくすぐるぬくもりのある音でした。
このような良質の復刻でアナログ期の名盤(隠れた名盤)をもっと出してほしいものです。
価格は、もっと抑えて・・・・ね。
フィリップ・カイヤール合唱団の直向きな合唱と明るい声質が、それまで聴き親しんていたケンブリッジ・キングスカレッジ(ウィルコックス指揮)の、ちょっとくすんだ感じのそれとは違って、私の耳を捉えてしまったようでした。少したどたどしい感じのボーイ・ソプラノ独唱(ドゥニス・ティリェス)もよかった。
その盤は、当時は廃盤だったようですが、その1年後くらいにビクターに移ったエラートの廉価盤で再発売され、もちろん、すぐに購入しました。しかし音質は、友人の持っていた旧エラート盤に比べると、ずいぶん鮮度が落ちたダビングっぽい音で、ちょっとがっかりしたものです。
でも演奏が良いので、それを長らく愛聴していました。
やがてCD時代になり、同じくビクターから例の蝶をデザインしたシリーズでCD化されたものを購入しました。
カミユ・モラーヌのフォーレ歌曲も併録されていました。(当時は、CDの長時間収録のメリットを前面に出すべく、アナログ盤の収録内容に別盤から数曲足して「60+」とか何とか称して「オトク感」を出している盤が多かったですね。でも、結局オリジナル・カプリングからはじき出された曲があったり、ダブり買い必至となってしまったりで、どうにもしっくりこないことも多かったです。)
この盤も、音質に関しては再発レコードと大差ないもので、「ああ、やっぱり」という感じでした。
つい最近、ワーナーに移ったエラート盤のCDでこの演奏を入手しました。
レコード期から数えて三度目の購入だったのですが、これが、ビクター盤よりもさらに霞がかったような音で、残念な結果となりました。
もう、マスターそのものが、こんな状態になってしまってるのでしょうか?
そんなことはないと思うんだけどなぁ・・・・・。
最近は著作権切れの音源を、状態の良いLPから復刻しているレーベルもあり、私もカイルベルトのブルックナーとか入手しましたが、なるほど、いかにもアナログっぽい、耳をくすぐるぬくもりのある音でした。
このような良質の復刻でアナログ期の名盤(隠れた名盤)をもっと出してほしいものです。
価格は、もっと抑えて・・・・ね。
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