静かな場所

音楽を聴きつつ自分のため家族のために「今、できることをする」日々を重ねていきたいと願っています。

長男の就職

2013年03月26日 22時32分53秒 | Dialy
以下、親バカ記事につき、読みたくない人はご遠慮願います。

























 本日、我が家の長男(25歳)は、いよいよ明後日から新社会人としてのスタートを切るべく、車一杯に荷物を積んで会社のある「かの地」へと出立していきました。
 7年前に大学進学が決まった時は、まさか、こんなにも長い月日を要するとは思ってもみませんでした。
 7年間は長かったです。あの春は、三男の小学校入学、私の転勤も同じでした。
 大学でのサークル活動(ボランティア系)に熱中し、途中「一時退学」して海外に行き、帰国後「再入学」して、予定では昨年に卒業するはずが大ポカがあり、7年目に突入しておりました。
 私の退職と入れ違いに卒業してもらう、という親の目算は見事に裏切られましたが、一年遅れで無事に卒業したようです。
 やれやれでした。

 三人兄弟とは言え、下のふたりには「しょうがい」があり、ある意味「一人っ子」みたいに育ててしまった面もあります。
 彼自身も「兄弟で共に遊ぶ」などの経験は薄いまま大きくなったとも言えます。
 そのあたりは、単純には語れない部分であります。それも「我が家の普通」として丸ごと受け入れざるをえない部分です。


 長男の卒業・就職にかかわって、金銭面はともかくとして、他には親らしいことは何もしてやれませんでしたし、今後も(世間一般並みのことは)たいしてできないでしょう。
 先日来、何度か我が家の愛車セレナーデ号を使って、荷物を運んだり、かの地にて必要な物資を買いに回ったりしていたようです。
 今日も、まるで雑然とした物置小屋みたいな我が家の中をひとり行ったり来たりしては最後の荷物をまとめ、なんとか間に合って届いた自分の車(ホンダのフィット中古)に目一杯つめこんで、バタバタと、そして走り去っていきました。
 私は、ちょうど二男を風呂から上げて夕食を食べさせているときでした。
「けん、ほら、兄ちゃん、ついに『社会人』の仲間入りや。『おめでとう』って言ったりや」
と、私が言うと、二男はなんとなく神妙な顔で兄の顔を見上げました。
 長男は、
「へへへ・・・」
と、いつになく照れくさそうな笑い声を残して、そして、部屋を出ていきました。
 あわただしくて、淡々とした出立でした。

 いつも我が家はこんなです。
 3月は三男(15日)、二男(24日)の誕生日がありますが、誕生日らしいことは何もしてやれず時間は過ぎて行ってしまいました。
 まあ、仕方ない、何事も「いま、できることをする」出来るときにしたらいい・・・そんな感じです。

「独り立ち」「親離れ」・・・・とてもとても大事な意味があり大切なことです。
 その大いなる「理」(ことわり)を破らないような親の居方が大切ですね。
 まあ、ある面では、とっくに「親離れ」しているとも言えるのですが(苦笑)。



 しかし・・・・まだスータト・ラインの手前に立ったところなのであります。
 ようやく、明後日の号砲を待つ所までたどり着いた、ということなのです。
 すべてはこれからなのです。
 自分の一度きりの人生を、悔いなく進めばいい。
「人生設計」なんてことを、あまり真剣に考えたこともなく、こんなときに、わが子に気の利いたことのひとつも言えないダメ親なのでありました。







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3 コメント

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長男さん、おめでとうございます (ぱんだ)
2013-03-28 07:52:07
長い道のりながらも
ほっと一安心
でもまだまだこれからですね

3人育てるだけでも大変だろうに
ほんとすごいです!

うちは一人なので気楽なもんです(汗)
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おめでとうございます。 (narkejp)
2013-03-29 06:47:15
親離れは、うれしいような寂しいような、複雑な気分ですね。
それでも日々の自分たちの生活は続き、まずはマイペースで元気に暮らさねば、というところでしょうか。
当方も、いろいろ困ったことはありますが、期待しすぎず諦めずの心境で、淡々と暮らそうと思っています。
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ありがとうございます。 (親父りゅう)
2013-04-06 10:03:47
ぱんださん、narkejpさん

返事が大変遅れて申し訳ありません。
最近、いろいろと内面が乱れている(?)ようであり、ご容赦下さい。

長男の独り立ちは、正直「やれやれ」というところで、たぶん、一般的なご家庭の感覚とはずれているかと思います。
バタバタしていましたか、それでも妻は、長男が車で出ていく時は見えなくなるまでずっと見送っておりました。

本当に、「まだまだ、これから」です。
私たちは、見守るしかありませんが・・・。

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