静かな場所

音楽を聴きつつ自分のため家族のために「今、できることをする」日々を重ねていきたいと願っています。

バーンスタイン指揮のラヴェル/「ダフニスとクロエ」(全曲)

2009年10月13日 04時01分02秒 | バーンスタイン(仏、その周辺や南欧の音楽)
掃除&片付け済んで快適空間となった「奥の院」にて、バーンスタインのディスクを聴く。



ラヴェル/バレエ音楽「ダフニスとクロエ」

合唱:スコラ・カントルム

管弦楽:ニューヨーク・フィルハーモニック



指揮:レナード・バーンスタイン


録音:1961年




ダフニスを初めて聴いたのが、たぶん、このバーンスタインの演奏だったと思う。
全曲ではなく、当時、CBSソニーがよく出してた「音のカタログ」に、この演奏の「夜明け」の部分が収録されていた。
エリート30とか何とか言う、ベスト100に対して、ちょっとマニアックな選曲が売りのシリーズだったと思う。
(その「音のカタログ」でサン=サーンスのピアノ協奏曲4番にも一目惚れ、じゃなくて「一聴き惚れ」だったのです。効果あったんですね、音のカタログ。)
私は、その中でホロヴィッツの「葬送ソナタ他」を収録した1枚を買った。ホロヴィッツの自宅に機材を持ち込んで録音した(らしい)1枚であった。


ここでのニューヨーク・フィルは、時々聞かれる粗さもほとんどなく、艶やかでキラキラした音色がうれしい。
聴いていて、本当に気持ちいい。
決してムーディーな音とは言えないが、でも、他のダフニスの(古い)名演たち、クリュイタンスもアンセルメもモントゥーも、残響少ない、とぢらかと言うと乾いたリアルな録音の中でくすぐったいような色彩感を出していた。
このレニー盤もなかなかである。
とにかく、他の一流オケに比して特段に美しいというわけではないが、この時期のバーンスタイン&NYPの良さが全開の快演。
「ドルコンのグロテスクな踊り」など、速いテンポで、どこかストラヴィンスキー風に感じられる。
「夜明け」の開始部の、いろんな楽器がもそもそ、ひにょらふにゃらと、めいめいが奏でる部分の生っぽさと日の出の部分の高揚感も素敵だ。

ロイヤル・エディション盤なんだけど、さらに音質改善して出してくれる予定はないのでしょうか。SONYクラシカルさん?




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2 コメント

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>謙一さん (親父りゅう)
2009-10-18 22:47:16
「組曲」って言うから、てっきり抜粋みたいな形態かと思ってましたよ、昔は。一続きになった部分を切り取っても「組曲」って言うのですかね(笑)>第2組曲。

>パワフルなスピード感

ホント、新鮮ですよねぇ~。
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後半だけはね・・・ (謙一)
2009-10-18 21:37:08
後半だけは、第2組曲でロイヤルエディションでなくても聴けるんですがね。
初めて聴いた時の、パワフルなスピード感にあっとうされたなぁ。

初めて聴いたのも後半のみでグレイト・パフォーマンス・シリーズでした。
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