
昼下がりの仕事の合間のブログちょこっと綴り・・・。
ちょっと前に聴いたCDです。
ヴィヴァルディ/《和声と創意への試み》作品8より「四季」
指揮とチェンバロ:レナード・バーンスタイン
ニューヨーク・フィルハーモニック
録音:1963年、64年
四季の演奏は、昨今は、もういろいろ「出尽くした」という感じかも知れないが、私がクラシックを聴き始めた頃は、マリナー盤の斬新さが話題になっていたと記憶する。
イ・ムジチ、パイヤール、ミュンヒンガーなどがビッグだったかな?いずれも、所謂「オーソドックス」の範疇で個性を競っていた。
私の「四季」初買いは書店で売っていた25センチ盤のファブリ名曲集。
イェルク・フェルバー指揮ヴェルテンベルグ室内管弦楽団の演奏だった。
そのレコードは誰かに譲ってしまったけど、演奏には数年前にクアドロマニアの4枚組で再会した。
さて、レニーの「四季」は1963~64年の録音。
やはり、今聴くと特にいろいろやっているような感じではない。
だけど何と言うか、この新鮮な雰囲気は何なんだろう?
「当時の習慣に則って、バーンスタインは通奏低音を自由に弾いています」らしき注釈が書いてあるけども、なるほど、レニーの音楽する喜びと言うか没入ぶりがひしひしと感じられる饒舌なチェンバロではあるけども、それでも、近頃、耳にする古楽器系の活き活き演奏に比べたら、ずっと「大人しい」ものだ。少なくとも表面的には・・・。
でも、やっぱりレニーだな。
音楽が生きている。弾けている。
ちょっとしたクレッシェンド・ディクレッシェンドが不思議なワクワク感に満ちているし、例えば「夏」の2楽章のひきずるようなアゴーギグは、妙に説得力がある。
速いパッセージは一発録りみたいな緊張感とノリの良さ!
少人数の団員とウィンクしたりしながら楽しそうに録音しているレニーの顔が浮かんでくるような演奏であった。
併録の協奏曲も、(おそらくは)NYPの名手達をソリストに迎えてのキラキラした演奏。
バーンスタインの振るバロック音楽と言っても、ヴィヴァルディはあの重いメサイアとも、マタイ受難曲とも一味違うものだった。
さあ、仕事に戻るとしますか・・・・。
ちょっと前に聴いたCDです。
ヴィヴァルディ/《和声と創意への試み》作品8より「四季」
指揮とチェンバロ:レナード・バーンスタイン
ニューヨーク・フィルハーモニック
録音:1963年、64年
四季の演奏は、昨今は、もういろいろ「出尽くした」という感じかも知れないが、私がクラシックを聴き始めた頃は、マリナー盤の斬新さが話題になっていたと記憶する。
イ・ムジチ、パイヤール、ミュンヒンガーなどがビッグだったかな?いずれも、所謂「オーソドックス」の範疇で個性を競っていた。
私の「四季」初買いは書店で売っていた25センチ盤のファブリ名曲集。
イェルク・フェルバー指揮ヴェルテンベルグ室内管弦楽団の演奏だった。
そのレコードは誰かに譲ってしまったけど、演奏には数年前にクアドロマニアの4枚組で再会した。
さて、レニーの「四季」は1963~64年の録音。
やはり、今聴くと特にいろいろやっているような感じではない。
だけど何と言うか、この新鮮な雰囲気は何なんだろう?
「当時の習慣に則って、バーンスタインは通奏低音を自由に弾いています」らしき注釈が書いてあるけども、なるほど、レニーの音楽する喜びと言うか没入ぶりがひしひしと感じられる饒舌なチェンバロではあるけども、それでも、近頃、耳にする古楽器系の活き活き演奏に比べたら、ずっと「大人しい」ものだ。少なくとも表面的には・・・。
でも、やっぱりレニーだな。
音楽が生きている。弾けている。
ちょっとしたクレッシェンド・ディクレッシェンドが不思議なワクワク感に満ちているし、例えば「夏」の2楽章のひきずるようなアゴーギグは、妙に説得力がある。
速いパッセージは一発録りみたいな緊張感とノリの良さ!
少人数の団員とウィンクしたりしながら楽しそうに録音しているレニーの顔が浮かんでくるような演奏であった。
併録の協奏曲も、(おそらくは)NYPの名手達をソリストに迎えてのキラキラした演奏。
バーンスタインの振るバロック音楽と言っても、ヴィヴァルディはあの重いメサイアとも、マタイ受難曲とも一味違うものだった。
さあ、仕事に戻るとしますか・・・・。
過激にやろうというのではなく、ジャズでもやるように楽しんでいる感じですね。
ビオンディなどの過激な演奏に、疲れた時に聴くといいですね。
連夜のコメント、感謝です。
ジャズのように楽しんでいる・・・その通り、言い当て妙ですね。
それで、聴いている方も初めて聴くみたいな新鮮な気分にさせてくれるのですね。
ビオンディの四季は旧録しか持ってませんが、新しい方も聴きたいです。
どこかバーンスタイン自身の作品、ウェストサイド・ストーリーやセレナードを思い出しました。
バーンスタインは晩年の録音の方が注目されてきました印象ですが、ニューヨーク時代の録音も聞いてみると改めて面白いものが少なくないと感じます。
また、返信が遅れて申し訳ありません。こちらではこんなベースで不義理ばかりしています。ご容赦ください。
私もNYP時代のバーンスタインの多様な演奏をひとつずつ味わうのが楽しいです。そして、彼はショーマンシップを持ちながらも、実は作曲家に対して誠実で慎重でさえあると思っています。