がんばれば愛(伊藤アキラ:詞、大瀧詠一:曲)
歌:クレージー・パーティー
「応援ソング」なるものがよく聴かれるこのごろであるが、先ごろ、この曲の魅力を再発見した。
ちょっと前に、NHK-FMでほぼ半日、「大瀧詠一三昧」をやっていて、その中でも流れたのであるが、既所持のこの曲が、こんなにも温かく癒しパワーに満ちているとは、不覚にもそれまで気付かなかった。
いかにも「応援ソング」っぽい諸曲に比して、一見(一聴)単なるおふざけソングと聞こえてもやむを得ないこの曲が、そのとき私には「真の応援ソング」と聴こえた。
「君は天然色」の間奏モチーフを拡大し反復したかのようなこの歌は、大げさに言えばバッハのBWV540と同じくらいの力を持つと思われる。
大瀧さんの一人多重録音によるバックコーラスと暖色系のほのぼのとしたボーカル(実はスターダスト・レビューのヴォーカル根本要氏)の絶妙なるマッチングは、ほんのりと切ない空気さえも漂わせてステキだ。飽きが来ない。
今夜は三男が寄宿舎泊まりということもあり、久々に奥の院に転がり込んだ。でも、最近、非クラを聴く割合が高くなっているのは、多忙でもあり、まあ仕方がないところ。アバドの「火の鳥」なんてのも聴いたけどね。
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