ついに、この日が来た!
昨日は三男リュウの高等部卒業式でした。
私は、往きは弟の送りで、帰りはタクシー・電車・バスでした。
自分の運転で行かなかった(行けなかった)その訳は、また別の機会に・・・。
9時20分くらいに病棟(センター)に到着。
リュウは、朝から機嫌が良くなかったみたいでした。
「卒業式」という言葉を聞くと、顔をしかめ、いつもの自傷行為(手の甲を噛む)をしたりました。
その言葉を聞くと泣きそうな顔になったりもしたそうてす。それが、この住み慣れて居心地の良い学校とセンターとのお別れを意味する言葉でもあることを、彼なりに理解していたのでしょうか?
その上に、この日は私の顔を見たので「帰れる」と思ったのか、自分で車椅子に乗り替えていました。
(車椅子を使うのは校外活動と帰省時だけで、あとは全て歩行器と独歩です)
しかし、時間も迫ってくるので持参した服を看護師さんに着せてもらいました。
リュウが式で着る服は二男ケンが卒業式で着たのと同じ。
さすがに体ががっしりしているリュウはカッターシャツの上のボタンは無理でした。
ズボンも(紙パンツを履いているので)かなりきつかったのですが、なんとか履けました。
10時、親子いっしょに同じ建物内の学校へと移動。
私は控室でしばし休憩。
10時30分、卒業式開始。
卒業生は、中学部4名、高等部2名の計6名。
例によって、ひとりひとりに贅沢なくらいにスポットライトが当たった卒業式でした。
入場も一人ひとりゆっくりと・・・。
学校が新しく生まれ変わったということで、リュウの卒業証書は「三重県立K特別支援学校Kの実分校高等部卒業生第1号」ということでした。
単純に、やっぱり「第1号」って気持ちいいですね。
I校長のお話は心に沁みました。
実は古い友人でもあるI校長ですが、今春で定年退職。
「再任用はしない」と言ってたので、何か新しい道を準備しているのでしょう。
式中のリュウは、あの朝の不機嫌はどこへやらで、終始ニコニコと歩行器の椅子に座っていました。
たぶん好きな歌や練習で何度も聞いた友達の呼びかけ、ナレーションなどがいつものように次々と進んで、それが彼なりに心地よさを感じさせていたのかも知れません。
彼の笑顔を目に焼き付けよう、その気持ちを共有しようという思いで私は見ていました。
時には今までのいろいろを重い起こしたりもしながら・・・。
式の後は写真撮影、そして教室で先生方とお別れ。
リュウは、どうやら教室(学校)とは今日でお別れということが分かっていたようでした。
教室内のあちこちを回って掲示物やCDを触っては、何やら言っていました。
「朝の会のうた」のCDを「それ、あげるよ」と先生からもらっていました。
しかし、学校がお休みの時も過ごしていたリハビリセンターの病棟ともお別れということは分かっているのかな?
リュウの在籍歴
玉城わかば学園・・・小学部1年~3年
度会特別支援学校・・・小学部4年~中学部2年(2月まで)
城山特別支援学校草の実分校・・・中学部2年(3月から)~高等部3年(この期間は草の実リハビリテーションセンターに措置入所となる。途中、かがやき特別支援学校草の実分校と改名、センター、学校共に移転)
12年間を振り返ると、彼は本当に笑顔が多かった。
そして(親バカなひいき目ですが)その笑顔は周囲も和まることも多かったろうと思っています。
リハビリセンターでは、看護師さん、ドクター、職員さんたちに、毎日毎日たくさん声をかけていただき、リュウにとって本当に居心地のよい空間だったと思います。
三つの学校での生活も本当にありがたかった。
もちろん、リュウなりに戸惑いや不安もあったでしょう。
でも彼は、自分を取り巻く状況をプラスに捉えて順応していくという不思議な才能を持っているようでした。
そんなことを感じさせられることが今までに何度もありました。
病病夫婦の両親は、そんな彼のキャラクターに本当に助けられた・・・・涙。
あっ、いかんいかん。
いろいろと回想を書き始めると止め処がなくなり、どんどん自己中な文章になっていきそうなので止めときます。
リュウは来週3月14日に、4年間お世話になったリハビリテーション・センターを退所します。
そして、その日のうちにリュウは、これから長くお世話になる施設に引っ越します。
自宅でゆっくりする暇も無く・・・。
翌3月15日はリュウの18歳の誕生日。
その日が新生活の第一日目、第一歩になります。
2006年5月、伝い歩きができるようになってきたころ(小1)。
昨日は三男リュウの高等部卒業式でした。
私は、往きは弟の送りで、帰りはタクシー・電車・バスでした。
自分の運転で行かなかった(行けなかった)その訳は、また別の機会に・・・。
9時20分くらいに病棟(センター)に到着。
リュウは、朝から機嫌が良くなかったみたいでした。
「卒業式」という言葉を聞くと、顔をしかめ、いつもの自傷行為(手の甲を噛む)をしたりました。
その言葉を聞くと泣きそうな顔になったりもしたそうてす。それが、この住み慣れて居心地の良い学校とセンターとのお別れを意味する言葉でもあることを、彼なりに理解していたのでしょうか?
その上に、この日は私の顔を見たので「帰れる」と思ったのか、自分で車椅子に乗り替えていました。
(車椅子を使うのは校外活動と帰省時だけで、あとは全て歩行器と独歩です)
しかし、時間も迫ってくるので持参した服を看護師さんに着せてもらいました。
リュウが式で着る服は二男ケンが卒業式で着たのと同じ。
さすがに体ががっしりしているリュウはカッターシャツの上のボタンは無理でした。
ズボンも(紙パンツを履いているので)かなりきつかったのですが、なんとか履けました。
10時、親子いっしょに同じ建物内の学校へと移動。
私は控室でしばし休憩。
10時30分、卒業式開始。
卒業生は、中学部4名、高等部2名の計6名。
例によって、ひとりひとりに贅沢なくらいにスポットライトが当たった卒業式でした。
入場も一人ひとりゆっくりと・・・。
学校が新しく生まれ変わったということで、リュウの卒業証書は「三重県立K特別支援学校Kの実分校高等部卒業生第1号」ということでした。
単純に、やっぱり「第1号」って気持ちいいですね。
I校長のお話は心に沁みました。
実は古い友人でもあるI校長ですが、今春で定年退職。
「再任用はしない」と言ってたので、何か新しい道を準備しているのでしょう。
式中のリュウは、あの朝の不機嫌はどこへやらで、終始ニコニコと歩行器の椅子に座っていました。
たぶん好きな歌や練習で何度も聞いた友達の呼びかけ、ナレーションなどがいつものように次々と進んで、それが彼なりに心地よさを感じさせていたのかも知れません。
彼の笑顔を目に焼き付けよう、その気持ちを共有しようという思いで私は見ていました。
時には今までのいろいろを重い起こしたりもしながら・・・。
式の後は写真撮影、そして教室で先生方とお別れ。
リュウは、どうやら教室(学校)とは今日でお別れということが分かっていたようでした。
教室内のあちこちを回って掲示物やCDを触っては、何やら言っていました。
「朝の会のうた」のCDを「それ、あげるよ」と先生からもらっていました。
しかし、学校がお休みの時も過ごしていたリハビリセンターの病棟ともお別れということは分かっているのかな?
リュウの在籍歴
玉城わかば学園・・・小学部1年~3年
度会特別支援学校・・・小学部4年~中学部2年(2月まで)
城山特別支援学校草の実分校・・・中学部2年(3月から)~高等部3年(この期間は草の実リハビリテーションセンターに措置入所となる。途中、かがやき特別支援学校草の実分校と改名、センター、学校共に移転)
12年間を振り返ると、彼は本当に笑顔が多かった。
そして(親バカなひいき目ですが)その笑顔は周囲も和まることも多かったろうと思っています。
リハビリセンターでは、看護師さん、ドクター、職員さんたちに、毎日毎日たくさん声をかけていただき、リュウにとって本当に居心地のよい空間だったと思います。
三つの学校での生活も本当にありがたかった。
もちろん、リュウなりに戸惑いや不安もあったでしょう。
でも彼は、自分を取り巻く状況をプラスに捉えて順応していくという不思議な才能を持っているようでした。
そんなことを感じさせられることが今までに何度もありました。
病病夫婦の両親は、そんな彼のキャラクターに本当に助けられた・・・・涙。
あっ、いかんいかん。
いろいろと回想を書き始めると止め処がなくなり、どんどん自己中な文章になっていきそうなので止めときます。
リュウは来週3月14日に、4年間お世話になったリハビリテーション・センターを退所します。
そして、その日のうちにリュウは、これから長くお世話になる施設に引っ越します。
自宅でゆっくりする暇も無く・・・。
翌3月15日はリュウの18歳の誕生日。
その日が新生活の第一日目、第一歩になります。
がんばれ、リュウ!
2006年5月、伝い歩きができるようになってきたころ(小1)。
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