静かな場所

音楽を聴きつつ自分のため家族のために「今、できることをする」日々を重ねていきたいと願っています。

手紙~最後の居住地校交流~

2012年03月02日 22時45分41秒 | 家族(こども・しょうがい・学校・介護他)
昨日は、三男「りゅう」の居住地校交流だった。
6年間続いた地元小学校の同級生たちとの、最後の交流だった。
ちょうど「6年生を送る会」だということで、「りゅう」も、当小学校の6年生たち共々、在校生にお祝いしてもらったようだ。
音楽の発表はニコニコと楽しんで、バイキング給食はパクパクと食べたとのことである。
本来なら、最後の日くらいは親も出向いて、先生や同級生の子どもたちに6年間のお礼を述べるべきなのだろうが、仕事との調整もつかず、今回も送迎共にヘルパーさんにお願いし、私は顔を出すことができなかった。
それで、せめてもと、同級生の子どもたち宛てに手紙を書き、担任の先生に何かの折にでも読んでいただけたらと託した。
以下がその手紙。
この程度まとめるのに、けっこう時間がかかってしまう。
本当に、私の思考力と文章力は衰退の一途を辿っている。



D小学校 6年生のみなさんへ

 1年生のときからずっと、6年間、Rと交流していただき、本当にありがとうございました。
 Rは、いつも、D小学校に行くことを楽しみにしていました。
 交流の日は帰ってからも、いつも、ニコニコ顔が続いていて、「ああ、楽しい時間を過ごさせてもらったんだなぁ」と分かりました。
 みなさん一人ひとりに、かけがえのないストーリーがあるように、我が家のRにはRのたどってきた道のりがあります。
 Rは、2000年の3月15日に生まれました。生まれてすぐに、何度も呼吸が止まることがありました。
 最初の時は、私(父)が人口呼吸で呼吸を回復させて、救急車で病院へ連れってもらい、そのまま3ヵ月ほど入院となりました。
 病院では、お医者様から「覚悟(かくご)するように」というような話も聞かされました。
 幸いにして元気をとり戻(もど)し、私たちの所へ帰ってきてくれましたが、あちらの世界にいろんなものを忘れてきたようで、みなさんのように年齢(ねんれい)と共に心や身体が発達することや、上手に歩くことなどはむずかしく、とてもゆっくりと成長するようになっていました。
 でも、好きなものに熱中する心や素直に楽しさを表現する笑顔などは、みなさんと同じくらい持ち続けて、今まで過ごしてきています。

 4月から中学校に行かれるみなさんは、きっと部活に熱中したり友達や勉強のことで頭がいっぱいになったりするかと思いますが、あい変わらず小さい子どもみたいなRのことも、みなさんの仲間の一人として、忘れないで心の片すみにとどめておいていただけたらうれしいです。
 もし、中学校でも交流があったら、そのときは、よろしくお願いします。

 6年間、本当にありがとうございました。
 Rは、9日に卒業式をむかえ、4月からは引き続きW特別支援学校の中学部に通います。
 みなさん、残りの小学校生活を、楽しく、そして大事にお過ごし下さい。そして、みなさんの卒業式がすばらしい卒業式になりますことを、心よりお祈りしています。


2012年3月1日           Rの父母より




たぶん?ブログで最初に採り上げた「居住地校交流」の記事

 そして、今日は寄宿舎での「卒業を祝う会」だった。仕事を2時間早退して行ってきた。



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