新年度になり、あちこちで新社会人と思われる人たちの爽やかな姿を目にします。
春ですね。
桜も満開で、気持ちも晴れやかになる今日、一か月ぶりに三男「りゅう」に会ってきました。
元気そうな姿を見て安心しました。
彼に関わってくださっている多くの方々に感謝の気持ちでいっぱいになりました。
(その面会の様子は下の方に書いています)
そんな気持ちのいい今日は、ベートーヴェンの「春」でも聴きたいところでしたが、私は「春」と同じくらい、この3番も好きなんです。
ベートーヴェン/ヴァイオリン・ソナタ第3番変ホ長調op.12-3
ヴァイオリン:ジノ・フランチェスカッティ
ピアノ:ロベール・カサドシュ
録音:1961年
若いベートーヴェンの作品もいいですね。
作品12の3曲のヴァイオリン・ソナタは「2番」「1番」「3番」の順に作曲され、青年作曲家ベートーヴェンが1曲書き進めるたびに飛躍を見せたと言われています。
3番は「皇帝」「英雄」と同じ変ホ長調。所謂「黄金色の調性」で書かれています。
私が3番を初めて聴いたのはレコード時代に入手したグリュミオー&ハスキルによる全集盤でした。
あのセットは一時期、本当によく聴きました。
そのころは5番「春」と9番「クロイツェル・ソナタ」、それに7番くらいしか知らなかったのですが、このセットのおかげで一気に全10曲に心酔したものでした。
中でも3番の流れるような艶やかさと力強さの共存、そして第3楽章の人懐っこいメロディと躍動感には特に惹かれたものでした。
今日、聴いたのはフランチェスカッティとカサドシュによる滋味いっぱいの名演奏。
先日、モーツァルトで採り上げたシゲティといい、このフランチェスカッティといい、なんと味わい深い音色だろうかと思います。
「音」に触れているその「触感」だけでも「気持ちいい」のですが、控えめたけど洒落たカサドシュのピアノとの何ともダンディでさりげないやり取りはアンサンブルを聴く極意とも言えるでしょう。
最近の光沢感いっぱいでテカっている録音(演奏)に比べると、表面はザラッとしているしデッドな録音は雰囲気に乏しいかと思いますが、私はこういうのがずっと好きです。聴いていて何とも言えない「幸せ」を感じるのです。
ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ。全集だけでもいつの間にやら手元に8種類集まっています。
(でも、シェリング&ヘブラーが未入手・・・・。)
CD時代になって、セットものの「重み」なんてものは全く無くなってしまいましたね。
グリュミオーとハスキルの箱を大事に大事に何度もラックから出し入れしていた時代はもう遠くなってしまったようです。
三男「りゅう」に面会してきました
4月になり健康保険証も更新したし、「春物夏物の衣服、あれば持ってきて下さい」との連絡も受けていたので、今日の昼前にKリハビリ・センターに行ってきました。
センターに着くと、ちょうど診察室前のロビーで「りゅう」に会いました。
ちょうどプロンボードの仮合わせをするところでした。
3月3日、入院の日の午前中にここに送り込んで以来、ちょうど一か月ぶりの再会でしたが、特にそんなことを意識する暇もなく、「やあ、久しぶり・・」とか声をかけると、なんとなくニッと笑ってくれました。
プロンボードの技師さんが彼をボードに乗せていろいろと合せている間に、病棟でお世話になっている看護師さんたちと話したりしました。
仮合わせのあとも、部屋に行き、引き続きいろいろと話をしてきました。
聞いた限りでは、以前の学校(寄宿舎)に居た時と特に変わりなく「彼らしく」過ごしているようで安心しました。
併設されている学校の先生も部屋に来ていただきました。
お会いした方々、みなさん私の病状をとても心配して下さっていて恐縮しました。
家に残されていた本やお気に入りのCDを手渡して、「それじゃ、またね。また来るわ。」と言ってセンターを離れました。
彼のいつもの笑顔が見れたことが何よりもうれしく安心させられました。
今まで何度も通った道ですが、今日は桜が満開でした。
・・・・・今度、ここを訪れるときは若葉の美しい頃でしょうか?
春ですね。
桜も満開で、気持ちも晴れやかになる今日、一か月ぶりに三男「りゅう」に会ってきました。
元気そうな姿を見て安心しました。
彼に関わってくださっている多くの方々に感謝の気持ちでいっぱいになりました。
(その面会の様子は下の方に書いています)
そんな気持ちのいい今日は、ベートーヴェンの「春」でも聴きたいところでしたが、私は「春」と同じくらい、この3番も好きなんです。
ベートーヴェン/ヴァイオリン・ソナタ第3番変ホ長調op.12-3
ヴァイオリン:ジノ・フランチェスカッティ
ピアノ:ロベール・カサドシュ
録音:1961年
若いベートーヴェンの作品もいいですね。
作品12の3曲のヴァイオリン・ソナタは「2番」「1番」「3番」の順に作曲され、青年作曲家ベートーヴェンが1曲書き進めるたびに飛躍を見せたと言われています。
3番は「皇帝」「英雄」と同じ変ホ長調。所謂「黄金色の調性」で書かれています。
私が3番を初めて聴いたのはレコード時代に入手したグリュミオー&ハスキルによる全集盤でした。
あのセットは一時期、本当によく聴きました。
そのころは5番「春」と9番「クロイツェル・ソナタ」、それに7番くらいしか知らなかったのですが、このセットのおかげで一気に全10曲に心酔したものでした。
中でも3番の流れるような艶やかさと力強さの共存、そして第3楽章の人懐っこいメロディと躍動感には特に惹かれたものでした。
今日、聴いたのはフランチェスカッティとカサドシュによる滋味いっぱいの名演奏。
先日、モーツァルトで採り上げたシゲティといい、このフランチェスカッティといい、なんと味わい深い音色だろうかと思います。
「音」に触れているその「触感」だけでも「気持ちいい」のですが、控えめたけど洒落たカサドシュのピアノとの何ともダンディでさりげないやり取りはアンサンブルを聴く極意とも言えるでしょう。
最近の光沢感いっぱいでテカっている録音(演奏)に比べると、表面はザラッとしているしデッドな録音は雰囲気に乏しいかと思いますが、私はこういうのがずっと好きです。聴いていて何とも言えない「幸せ」を感じるのです。
ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ。全集だけでもいつの間にやら手元に8種類集まっています。
(でも、シェリング&ヘブラーが未入手・・・・。)
CD時代になって、セットものの「重み」なんてものは全く無くなってしまいましたね。
グリュミオーとハスキルの箱を大事に大事に何度もラックから出し入れしていた時代はもう遠くなってしまったようです。
三男「りゅう」に面会してきました
4月になり健康保険証も更新したし、「春物夏物の衣服、あれば持ってきて下さい」との連絡も受けていたので、今日の昼前にKリハビリ・センターに行ってきました。
センターに着くと、ちょうど診察室前のロビーで「りゅう」に会いました。
ちょうどプロンボードの仮合わせをするところでした。
3月3日、入院の日の午前中にここに送り込んで以来、ちょうど一か月ぶりの再会でしたが、特にそんなことを意識する暇もなく、「やあ、久しぶり・・」とか声をかけると、なんとなくニッと笑ってくれました。
プロンボードの技師さんが彼をボードに乗せていろいろと合せている間に、病棟でお世話になっている看護師さんたちと話したりしました。
仮合わせのあとも、部屋に行き、引き続きいろいろと話をしてきました。
聞いた限りでは、以前の学校(寄宿舎)に居た時と特に変わりなく「彼らしく」過ごしているようで安心しました。
併設されている学校の先生も部屋に来ていただきました。
お会いした方々、みなさん私の病状をとても心配して下さっていて恐縮しました。
家に残されていた本やお気に入りのCDを手渡して、「それじゃ、またね。また来るわ。」と言ってセンターを離れました。
彼のいつもの笑顔が見れたことが何よりもうれしく安心させられました。
今まで何度も通った道ですが、今日は桜が満開でした。
・・・・・今度、ここを訪れるときは若葉の美しい頃でしょうか?
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