静かな場所

音楽を聴きつつ自分のため家族のために「今、できることをする」日々を重ねていきたいと願っています。

次男ケンの施設入所(家族の近況その2)

2016年12月01日 21時02分48秒 | 家族(こども・しょうがい・学校・介護他)
 次男ケン、本日より施設入所となりました。


「入所待機」の手続きはしていなかったのですが、7月初め頃に突然「入所を考えては?」というお話をいただき、3日間あれこれ考えた末にその方向で決めました。
 決めたのは7月7日、七夕の日でした。
 もともと「将来はここに入れたい」と考えていた施設のひとつであり、それを見据えて何年も前から日中一時やショートステイの利用を続けてきたのですが、「その日」は思っていたよりも随分早く来たということになりました。

「親なきあと」、これは障がいのある子を持つ親であれば誰もが考えざるをえない問題です。
 2人の(障がいのある)息子の将来については、次男が特別支援学校在学中から何度も話し合ってきましたが、話が結論めいたところに落ち着くことはなく、なんとなく曖昧なまま先延ばししてきたというのが正直なところでした。
 しかし、7年前に妻が病気(精神疾患)で倒れ、私が全面的に「主夫」となったものの、その私も2年前に人生二度目の癌発覚ということで、次男、三男の将来のことは突如として切実な問題となりました。
 三男リュウについては、私の治療開始と共に、今お世話になっているリハビリセンターに措置入所となった、その経緯等は当ブログでも書いている通りです。
 その後は卒業後の進路についても継続的に取り組んでもらっています。

 切り替えの早い三男に比べて、何かとデリケイトな次男が入所生活に馴染むかどうか、それは全く分かりません。
 10月からはショートの日数を月14日と、受給者証記載の日数最大限まで増やして「慣らして」きましたが・・・。

 入所と言っても、施設に居っ放しではなく、毎水曜日は今まで通っていた障がい者支援施設「A」に通います。
 前日の火曜日、私が仕事帰りに迎えに行き、その晩は自宅に泊り、翌日、施設のお迎えでA施設に行く、ということになります。
 4月から通っている施設Aはケンのお気に入りであり、前日帰宅とセットになっているのでケンも楽しみにしてくれると思います。
 ずっと前から通っていたもうひとつの施設Hとは、残念ながら今回でお別れです。
 昨日、最後の一日ということで仲間や職員さんたちの寄せ書きをもらってきました。

 今日は朝から忙しかったです。
 もうヘルパー利用ができないので、朝の支度から全て自前(?)でしなければなりません。
 ふだん、何かと助けてくれる老母はタイミングの悪いことに、昨日、手根管症候群の手術をして右手は包帯グルグル巻きでグローブ状態。
 そんなこともあってか、妻はケンの好きな卵焼きを焼いてくれていました。妻が台所に立つのが稀なことであるのは、今までに書いた通りです。

 朝、9時半ごろに出発して、向こうの役所での転入手続き、銀行で口座の開設と、ケンを連れて回りました。
 そして11時から施設での会議と手続き。
 全部終わったのが13時過ぎでした。
 最後に部屋に荷物を入れ、別れ際に「ケン、バイバイ!」と声をかけたら、お気に入りのビデオを見ている途中だったからか機嫌よく「エヘヘヘっ」と笑って返してくれました。

「お約束カラオケ」とかをどうするか?今後の検討事項です。

 家に帰って、とりあえず妻には「26年間の育児の疲れをゆっくり取り除いて」と言いました。



写真は、先日の我が家の裏にて(妻撮影)。








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2 コメント

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いつかは来る日 (narkejp)
2016-12-02 19:26:33
「いつかは来る日」だと、私もそう思います。まずは、お疲れ様でした、と申し上げたいです。
ツイッターのところを見たら、クロイツェル・ソナタを聴いたとありました。第10番も、いい曲ですね~。
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ありがとうございます (親父りゅう)
2016-12-03 20:18:42
>narkejpさん

夫婦ともに、まだまだ気は休まりませんが、とりあえず「ホッとした」のも事実です。
クロイツェル・ソナタはベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ中最も苦手な曲という意識がありますが、フェイス・ブックでちょっと話題になってたのをきっかけに久しぶりに聴いたら、なかなか惹かれました。
苦手克服???かも知れません

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