25日は、桑名市まで出かけ、「はじめてのクラシック」~中学生・高校生のために~というコンサートを聴いてきました。
テーマは「オーケストラの仕組みってどうなっているの?」
演奏は小林研一郎指揮日本センチュリー響、案内役は三枝成彰氏。
まずは、ハンガリー舞曲第5番を、最初は指揮者無しで演奏、次に小林さん登場して指揮者有りで演奏。
小林さん、ピンマイク付けていて、オケへの指示が聴衆にもよく聞えました。
もちろん、おなじみの唸り声もホール中に響き渡りました。
最初の「指揮者無し」でも、それなりに良かったと思いましたが、やはり指揮者が細かな表情を付け、ルバートや速度変化など多彩な動きを入れると、それはもう明らかに別もの(当たり前か)。
中間部では指揮をされながら、「ハンガリー語のアクセントと音楽の関係」みたいなことも仰ってみえました。
次は「春の祭典」です。
三枝さんがいろいろお喋りしている間に、オケのメンバー続々と入場され、ステージ一杯に。
まず、プログラムに印刷されているスコアの部分(とあと少しだけ)を、上の段から順に一人ずつ演奏してもらいました。
今回のテーマに直接関係するコーナーですね。
これ、とても面白かったです。
なかなか、こういう機会ないですからね。
ほとんど休符を数えているだけみたいなパートもあり、会場から笑いが漏れました。
最上段の「フルート」セクションだけでも5人(持ち替えのピッコロやアルト・フルートも含めて)です。
そこから始まり、「本当に全部するのかな?」と思って聴いていたら、やはり時間の関係もあってか、ホルンあたりからパートずつになりました(笑)。
でも、これは本当に興味深かったです。
そして、第2部の「えらばれた乙女への讃美」から終曲までを通して演奏。
いきなり始まった強烈な11連打に、当方のように思わず「ヤッター」と叫びそうになる人、「何が始まった?」としばらく唖然とした人など、いろいろだったでしょう、たぶん。
休憩後はショスタコ5番を全曲通して。
ショスタコーヴィチは、私にはまだまだ「得体の知れない」部分があまりに多い作曲家です。
この曲を生で聴くのは、たぶん3回目だと思いますが、聴くたびに曲の印象が違って感じられます。
この曲は、だいたいが重苦しく暗く、救いが無く、終楽章も「腹をくくった覚悟」のしかめっ面みたいであり、それは解放感や喜びとは無縁に聞こえる(コバケン氏の客席へ向き直っての、遠くを指し示すようなジェスチャーも、そう思わせた)のですが、でも圧倒されました。
それに、鎮魂歌みたいな第3楽章は、やはり素晴らしいと思いました。
センチュリー響はフル・オケ仕様ということで助っ人さんたくさん。
迫力はありましたが、(記憶にある)いつもの精緻さは一歩後退していた印象です。
三枝さんのトークはいろんな意味で「?」が多かったです。
ストラヴィンスキーについての話で、R18指定の映画を例に出し、そのキワドイ場面をジェスチャー交じりで「再現」(?)するなど「中学生・高校生のために」と銘打たれたコンサートなのに、いいのかな?いや、初演時のスキャンダルを語っているうちに、氏の中でも何かが沸々と起こって来て「ありきたり」をかなぐり捨ててしまったのかな?とか思いましたが・・・まあ、違うでしょう。
8月23日にBS朝日で別日の収録が放送されるらしいです。
この日の夜は花火大会があるらしく、駅の周りは色とりどりの浴衣のお姉さんたちやお二人連れ、親子連れなどで次第に溢れつつあるようでした。
岡田文化財団主催の無料招待コンサートでした。
今までに聴いたスクロヴァチェフスキ指揮ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー、それからデ・ワールト指揮ロイヤル・フランダース・フィルと同じです。
岡田文化財団さんには、今後もこのような活動を継続して欲しいと願っています。
テーマは「オーケストラの仕組みってどうなっているの?」
演奏は小林研一郎指揮日本センチュリー響、案内役は三枝成彰氏。
まずは、ハンガリー舞曲第5番を、最初は指揮者無しで演奏、次に小林さん登場して指揮者有りで演奏。
小林さん、ピンマイク付けていて、オケへの指示が聴衆にもよく聞えました。
もちろん、おなじみの唸り声もホール中に響き渡りました。
最初の「指揮者無し」でも、それなりに良かったと思いましたが、やはり指揮者が細かな表情を付け、ルバートや速度変化など多彩な動きを入れると、それはもう明らかに別もの(当たり前か)。
中間部では指揮をされながら、「ハンガリー語のアクセントと音楽の関係」みたいなことも仰ってみえました。
次は「春の祭典」です。
三枝さんがいろいろお喋りしている間に、オケのメンバー続々と入場され、ステージ一杯に。
まず、プログラムに印刷されているスコアの部分(とあと少しだけ)を、上の段から順に一人ずつ演奏してもらいました。
今回のテーマに直接関係するコーナーですね。
これ、とても面白かったです。
なかなか、こういう機会ないですからね。
ほとんど休符を数えているだけみたいなパートもあり、会場から笑いが漏れました。
最上段の「フルート」セクションだけでも5人(持ち替えのピッコロやアルト・フルートも含めて)です。
そこから始まり、「本当に全部するのかな?」と思って聴いていたら、やはり時間の関係もあってか、ホルンあたりからパートずつになりました(笑)。
でも、これは本当に興味深かったです。
そして、第2部の「えらばれた乙女への讃美」から終曲までを通して演奏。
いきなり始まった強烈な11連打に、当方のように思わず「ヤッター」と叫びそうになる人、「何が始まった?」としばらく唖然とした人など、いろいろだったでしょう、たぶん。
休憩後はショスタコ5番を全曲通して。
ショスタコーヴィチは、私にはまだまだ「得体の知れない」部分があまりに多い作曲家です。
この曲を生で聴くのは、たぶん3回目だと思いますが、聴くたびに曲の印象が違って感じられます。
この曲は、だいたいが重苦しく暗く、救いが無く、終楽章も「腹をくくった覚悟」のしかめっ面みたいであり、それは解放感や喜びとは無縁に聞こえる(コバケン氏の客席へ向き直っての、遠くを指し示すようなジェスチャーも、そう思わせた)のですが、でも圧倒されました。
それに、鎮魂歌みたいな第3楽章は、やはり素晴らしいと思いました。
センチュリー響はフル・オケ仕様ということで助っ人さんたくさん。
迫力はありましたが、(記憶にある)いつもの精緻さは一歩後退していた印象です。
三枝さんのトークはいろんな意味で「?」が多かったです。
ストラヴィンスキーについての話で、R18指定の映画を例に出し、そのキワドイ場面をジェスチャー交じりで「再現」(?)するなど「中学生・高校生のために」と銘打たれたコンサートなのに、いいのかな?いや、初演時のスキャンダルを語っているうちに、氏の中でも何かが沸々と起こって来て「ありきたり」をかなぐり捨ててしまったのかな?とか思いましたが・・・まあ、違うでしょう。
8月23日にBS朝日で別日の収録が放送されるらしいです。
この日の夜は花火大会があるらしく、駅の周りは色とりどりの浴衣のお姉さんたちやお二人連れ、親子連れなどで次第に溢れつつあるようでした。
岡田文化財団主催の無料招待コンサートでした。
今までに聴いたスクロヴァチェフスキ指揮ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー、それからデ・ワールト指揮ロイヤル・フランダース・フィルと同じです。
岡田文化財団さんには、今後もこのような活動を継続して欲しいと願っています。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます