静かな場所

音楽を聴きつつ自分のため家族のために「今、できることをする」日々を重ねていきたいと願っています。

大晦日の夜、「あまちゃん」奇跡の完結

2014年01月05日 14時22分25秒 | 映画、ドラマ
 大晦日は朝から4人で墓参りに行き、家族みんなが(救急車要請4回とか、いろいろありましたが)何とか無事に1年間を過ごせたことの感謝と、来年も引き続きよろしくお願いしますとか、まだそっちに引っ張らないでくださいね、とか、いろいろと祈ってきました。
 その足で買い物に行き、帰宅後は「陽が傾く前に」と、玄関まわりの掃除と注連縄の飾り付け等しました。玄関は通年で飾っておきますが、井戸などの水回り、裏口等は7日までです。
 その後も、いつもの台所仕事などしてちょっと一服したときに、例の大滝さん急死を知りました。

 夕方からは妻のヘルパーさん(勝手な通称「夕食ヘルパー」)が来て下さり、子ども達のサンドイッチを作ってもらいました。
 子どもと妻は、いつもと同じように午後8時30分までには布団に入り、私はひとり鑑賞部屋「奥の院」で紅白をリアル視聴。
 紅白をちゃんと観るなんて、はたして今まであっただろうか? というくらい珍しいことでした。
 なにしろ今回は「あまちゃんコーナー」があると聞いてたもので・・・。
 その「あまちゃんコーナー」は、もう、たくさんの人があちこちで書かれていた通りで、さすがクドカンさんならでは型破りな演出と構成で期待以上、想像以上の内容でした。
 前半で スナック梨明日にみなさんが集合されているのを見て、それだけで、もうかなりのヒートアップものでしたが、後半の「第157話」として生で演じられた15分間の「最終話」の素晴らしさと言ったらなかった!!!
「潮騒のメモリーズ」のあとに天野春子が登場した時の、あの圧倒的な存在感、そして、たたみかけるように鈴鹿ひろ美が出てきたときの、あのどよめきと歓声は完全にテレビの前と会場が一体になった瞬間でした。
 ストーリーの諸々についての解読は他サイトにお任せしますが、見ていて、ここまでやってくれたクドカンさんはじめスタッフさんたちの熱意とこだわりに、近ごろにない感動と言うか、熱いものを感じました。
(関係ない話ですが、画面左隅の「LIVE」の文字が現れるタイミングを見てたら、あの時に、だいたいカラクリは分かりました。)

 後日、音楽担当の大友さんのブログも大いに共感して読ませてもらいました。
 これで、本当に「あまちゃん」のドラマは終わったのだと実感しました。
 本編で果たされなかった約束や夢が、リアルな世界の中で一発勝負のドラマとして目の前で実現した、そのことのインパクトに、なんか不思議なくらい感動してしまいました。
 テレビの番組で「夢の実現」がこれほどのリアリティをもって表現されたケースは、私は他に知りません。
 だから、登場人物のひとり一人がなんとも愛おしく身近に感じられました。

 紅白は続きましたが、私はこの、あまちゃん157話のあと、一度TVを切り、ひとり「大滝詠一を偲ぶ音盤タイム」に浸っていました。
 もちろん「怪盗ルビィ」「すこしだけやさしく」もチョイスして・・・。
「紅白」の続きは、あとで時間差再生で観ました。しかし、やっぱり「紅白」は録画で観るものではないですね。
 録画で見ても「なぁんか、ちがう」

 でも「あまちゃん」を観てなかった人たちにとっては、そこまでの感慨も感動もなかったかも知れませんね。仕方ありませんが・・・。まあ、紅白もNHKの番組なんだからいいんじゃないでしょうか。私が逆の立場だったとしても「へえ、そんなに良かったのか?観ればよかった」と思うでしょうね。ついでに言うと、北島さんの「最後の紅白」とか、大島優子さんが、あの場で「AKB48卒業」を宣言したことなどについて、いろいろと議論もあるようですが、私は何も問題視しません。たとえ「問題」を感じたとしても、今の世の中での「問題視すること」の優先順位が違い過ぎます。


↓大瀧作品を歌うキョンキョンと薬師丸ひろ子








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