いまさらですが・・・・
新年明けました。
おめでとうございます。
すみません。大晦日から2日夜にかけて、結構忙しくてPCの前に座ったり、ゆっくりネット覗くヒマなかったです。時々、スマホやタブレットでコメント入れたり「イイネ!」入れたりはしてましたけどね。
「新年、おめでとう」って、みなさん言ったり書いたりしてますけど、本当に、新しい年の到来を見極められる、というか、いろいろあったとしても、新しい年の訪れをこうやってとりあえず「無事に」迎えられることは本当にありがたくめでたいことなのだと実感しています。
多くの方のように浮かれたり楽しんだりして、その喜びに浸るヒマはない我が家ではありますが、それでも、本当にそう思えるようになったこの頃です。
大晦日・・・朝からいろいろと家の中のことやら最後の買い物やらしていて気づいたのが昼過ぎだったのですが、大瀧(大滝)詠一さんが急死されたとのニュースが刺さるように目に飛び込んできました。
ショックでした。
なんとも言えない「喪失感」
特にマニアというわけではありませんでしたが、ある意味、クラシックの誰よりも「日常的に」多く聴いてきたミュージシャンでした。
アルバム「A LONG VACATION」は、私が失意の1年間を過ごして後の再スタートの春に発売されました。
自分で買ったのではなく、友人のYアツシ君が貸してくれたのが、それを知るきっかけでした。
このアルバムと翌年の「SOMEDAY」(佐野元春)によって、大瀧・佐野への急激な傾倒が始まりました。
それまでリリースされていた大瀧アルバムを逆行して1枚1枚聴いていきました。
ロンバケ系、あるいはそれに繋がる抒情系作品と共に、ノベルティ・ソングの遊び心やパロディ指向も好ましく(もちろん元ネタ知らないケースも多数)、入手難なアイテムを除いて、ほとんど全てを聴きました。
1986年に出たボックスものは、レンタルで借りてカセットにコピーしていましたが、LPに比べてかなりリバーブを効かせた音作りであったのが驚きでした。
とにかく、順不同で聴いていた楽曲の数々は、私の独身時代の終わり数年から現在に至るまでの生活の諸々と切っても切れない関係にありました。単に「好きな曲」「いい曲」というだけでない、自分のその時その時の経験や心象が楽曲のイメージと根っこが絡み合うみたいに、どっちがどっちからというふうでもなく絡み合っていました。こういうことは他の音楽でもありますが、大瀧作品ほど頻度の高い作者は他に見当たらないかと思います。
訃報を知った後、台所をしなければならなかったのですが、とりあえず「A LONG VACATION」のトラック・オンリー(歌無し)を流して仕事しました。
これは本当にずっと前から欲しかったアイテムだったのがロンバケ30周年記念盤に2枚目として登場したものです。
このアルバムの素晴らしさは、このボーカル無し盤でもあらためて思い知らされます。
大晦日の夜は「あまちゃん企画がある」とのことで、珍しく「紅白」を「ちゃんと」観ていましたが、「あまちゃん」コーナー(これについては、またあらためて・・・)が済んだところでTVを切り、大瀧作品をとっかえひっかえ聴いていました。
元旦から2日の夜更けまでは忙しくて何にも聴いていません。
昨夜遅く、やっと一息つくことがてきて、また大瀧作品を鳴らしていました。
「我が心のピンボール」
まずは、これを聴きました。
昔も今も、ロンバケ中最も好きな曲です。
しばらくは大瀧作品を取り出すことが多いでしょう。
春にリリースされると聞いている「EACH TIME」の30周年記念盤は予定通り発売されるのでしょうか?
いずれにしても、もう、彼自身の手による新曲や企画盤が出ないということが、言いようのない寂しさを感じさせます。
「没後何とか企画」で他人の手によるものが出ても、それは大瀧さん自身が関わっていなければ魅力半減以下でしょうし、トリビュート・アルバムなんてのも、彼の作品の場合は大変難しいかと思います。
まあ、今日はとりあえず、ざぁぁっと。
また、あらためて楽曲やアルバムを採りあげたいと思います。
A LONG VACATION 30th Edition | |
大滝詠一 | |
SMR |
EACH TIME 30th Anniversary Edition | |
クリエーター情報なし | |
ソニー・ミュージックレコーズ |
「我が心のピンボール」もいい曲ですね。3分50秒あたりからのギターが好きなところです。
「雨のウェンズデイ」から「恋するカレン」あたりは、我が若かりし日々の出来事が重なって聞こえてきます。
このアルバムのボーカル無し版は、まるでクラシックの組曲を聴くみたいに長時間、サウンドの妙を味わえます。
もちろん、内容と実生活との関連は言わずもがなです。