第30回三重バッハ合唱団演奏会
バッハ/ヨハネ受難曲
福音史家・・・清水徹太郎
イエス・・・羽根功二
ソプラノ・・・森川栄子
(予定されていた中嶋康子氏が体調不良のため変更)
アルト・・・山田愛子
バス、ピラト・・・津國直樹
ペテロ・・・藤中 聡
女中・・・佐波真奈巳
下役・・・小林正美
チェンバロ・・・北住淳
合唱・・・三重バッハ合唱団
管弦楽・・・大阪チェンバーオーケストラ
指揮・・・本山秀毅
2019.05.12(日) 14:00開演
三重県文化会館大ホール
バッハ/ヨハネ受難曲
福音史家・・・清水徹太郎
イエス・・・羽根功二
ソプラノ・・・森川栄子
(予定されていた中嶋康子氏が体調不良のため変更)
アルト・・・山田愛子
バス、ピラト・・・津國直樹
ペテロ・・・藤中 聡
女中・・・佐波真奈巳
下役・・・小林正美
チェンバロ・・・北住淳
合唱・・・三重バッハ合唱団
管弦楽・・・大阪チェンバーオーケストラ
指揮・・・本山秀毅
2019.05.12(日) 14:00開演
三重県文化会館大ホール
もう、一か月以上経ってしまったが5月に聴いた三重バッハ合唱団のことを書いておこう。
もう、忘れてしまった部分も多いのだが・・・。
10年前、初めて三重バッハを聴いたときもヨハネだった。
今回、二度目。
「ヨハネ受難曲」を(自宅で)聴く頻度は、一年に1、2回程度だろうか?
最近だと、ちょうど1年ほど前にリヒター盤を聴いたところ (私の場合、「1年前」だと「つい最近」という感覚である)。
リヒター盤はレコード→CDと買い直して、1年前にブルーレイ・オーディオでさらに買い直した。
それで聴いたのだった。
今回、三重バッハを聴くにあたって未聴だったブリュッヘン盤を取り出して聴いていたが、時間切れでDisc1を聴いたのみで演奏会の日を迎えてしまった。
当日は週一回ステロイド服用による不眠明けということもあり、会場到着後から少し眠気があったが、第1部の後半からは睡魔との闘いが半端なく、悔しいことにどうしても音楽に集中できない状況であった。
それで、楽しみにしていた(?)第1部の二つの箇所をふたつとも聞き逃してしまった。
ひとつは、「あなたも、あの人の弟子の一人ではないですか」という女中のソロ。
いつも楽しみにしている佐波真奈巳さんのソロが、今回はここだけということで、がんばって起きていたのだが、ゲッセマネの弟子たちみたいに意識が飛んでしまっていた。
もうひとつは、バッハがマタイ福音書から引用・挿入した「ペトロの否認」での「・・・すると、すぐに鶏が鳴いた。その時、ペトロはイエスの言葉を思い出し、外に出て激しく泣いた」の部分。
福音史家による印象的な嘆き節であるが、ここもきれいさっぱりと(?)記憶にない。
第1部は、そんなことで散々だった(演奏じゃなくて私が)。
休憩中にしっかり覚醒したおかげで第2部は終始、集中して聴くことができた。
ヨハネ受難曲の第2部では、ひたすら内省的な言葉と音楽が続く。
第1部で群衆心理の狂気や恐ろしさを感じさせた合唱は、イエスの死を境にどこかに消え去っている。
劇的な第1部が眠気で満足に聴けず、特に演奏効果もなく、こっちから門戸を叩いて入っていかなければならない(眠気を誘うような)第2部をしっかり味わって聴いた、というのも、まあいいか。
昨年は伊勢管弦楽団の定演と同日ということで、今回2年ぶりであったが、合唱のレベルは前より安定していると感じた。
もっとも、三重バッハくらいのレベルだと、音楽に浸るのに私には全く問題ない。
そりゃ、1年に何十回もコンサートに通っている人なら、いろいろと突っ込み所もあるのであろうが、私のような者にとっては、今、目の前で生まれる音楽を浴びるように聴くこと、それだけでも大いなる喜びである。
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