10月に入って1週間経つというのに、台風の影響とかで、まるで夏のような蒸し暑さ。それでも、今日は仕事帰りの頃には太陽が顔を出し、「ちゃんと」季節を進めてくれる予感がありました。写真は、帰路に寄り道した近くの海辺です。
先日、懐かしい怪獣映画を久しぶりにDVDで観ました(レンタル)。
「フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ」(1966年、東宝)
小学生の頃は、叔父(母の弟)によく遊んでもらいました。
父と違って、叔父はプラモデルが好きであったり釣りに連れてくれたりと、何かと私たち兄弟と遊んでくれました。
津市の海岸近くに住んでいた叔父宅から歩いて浜まで行き、カレイやキスをたくさん釣ったこと、そのことを絵日記に描いたことなど、今でも楽しく思い出します。
あるとき、「釣り堀に連れてあげる」と約束した日が大変な雨になり、せっかく津市まで出向いた私たち兄弟は空を見上げてがっかりしていました。
そんな私たちを見た叔父は「映画、観に行こか」と言って、映画館に行くことになりました。
当時は、今のような1本入れ替え制ではなく、2本立て、3本立てが普通でした。
開始時刻も調べず、入館したところから観て、一通り観て、自分たちが入った時の場面まで来ると(映画館を)出る、というパターンが多かったと思います。
そのとき観たのが、この「サンダ対ガイラ」だったのです。他に「ジャングル大帝」と何かもうひとつあったと思います。
1960年代に、私が実際に映画館で観た東宝の怪獣映画は前年の「怪獣大戦争」と、この「サンダ対ガイラ」だけでした。
いつのことだったか???調べたら「1966年公開」となっていますが、当時は、地方に回ってくるのは1年くらい後だったような気がしています。
暗い館内に入った時は「ジャングル大帝」の途中でした。レオの父パンジャが毛皮(だったか敷物だったか)になって映っているのが目に飛び込んできました。途中からだったので、話の筋はイマイチよく分かりませんでした。もう一本は、なんか人形アニメか何かだったようですが、ほとんど記憶にありません。
そして、お待ちかねの「サンダ対ガイラ」が始まりました。
当時の私にとって、映画館で観る怪獣映画のインパクトはものすごいものがありました。
画面いっぱいに広がる血で描かれたみたいなタイトルからしてゾクゾクしました。
映画の魅力、それはなんといっても大画面と「総天然色」、そして音響。
今回、レンタルDVDで久しぶりに観たのですが、自分でも驚くほど覚えている場面がいっぱいありました。
特にガイラが人を食うシーンの生々しさは、当時、ちょっとショックを受けたものであり、今回、ディスクを借りて観たのも、そのシーンがいったいとんなだったかをも一度確かめたかった、というのが本当の理由かも知れません。
ミニチュアの都市や野山を破壊するところよりも、実際の風景と巧みに合成されたシーンのリアルさは、今見てもなかなかのものであります。
そして、正反対の性格ながら「兄弟」(と言うより、二体は本来は一体でした)が闘う姿は、子ども心にもやりきれなさと哀れさを感じたものです。
それにしても、当時の怪獣映画には「主役」とほとんど関係のない「大ダコ」が現れたり、収拾のつかない闘いの幕引きに唐突な海底火山の爆発があったりと、そのあたり「まあ、いいじゃない」って感覚が見えるのもお約束であります。
怖くてシリアスな怪獣映画も、以降は、善玉・悪玉にはっきりと色分けされたヒーロー路線へと転換していき、ミニラやらなんやらが出てきたあたりから、怪獣ものへの熱も冷めていきました。
やはり、東宝特撮は60年代までがいいですな。
先日、懐かしい怪獣映画を久しぶりにDVDで観ました(レンタル)。
「フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ」(1966年、東宝)
小学生の頃は、叔父(母の弟)によく遊んでもらいました。
父と違って、叔父はプラモデルが好きであったり釣りに連れてくれたりと、何かと私たち兄弟と遊んでくれました。
津市の海岸近くに住んでいた叔父宅から歩いて浜まで行き、カレイやキスをたくさん釣ったこと、そのことを絵日記に描いたことなど、今でも楽しく思い出します。
あるとき、「釣り堀に連れてあげる」と約束した日が大変な雨になり、せっかく津市まで出向いた私たち兄弟は空を見上げてがっかりしていました。
そんな私たちを見た叔父は「映画、観に行こか」と言って、映画館に行くことになりました。
当時は、今のような1本入れ替え制ではなく、2本立て、3本立てが普通でした。
開始時刻も調べず、入館したところから観て、一通り観て、自分たちが入った時の場面まで来ると(映画館を)出る、というパターンが多かったと思います。
そのとき観たのが、この「サンダ対ガイラ」だったのです。他に「ジャングル大帝」と何かもうひとつあったと思います。
1960年代に、私が実際に映画館で観た東宝の怪獣映画は前年の「怪獣大戦争」と、この「サンダ対ガイラ」だけでした。
いつのことだったか???調べたら「1966年公開」となっていますが、当時は、地方に回ってくるのは1年くらい後だったような気がしています。
暗い館内に入った時は「ジャングル大帝」の途中でした。レオの父パンジャが毛皮(だったか敷物だったか)になって映っているのが目に飛び込んできました。途中からだったので、話の筋はイマイチよく分かりませんでした。もう一本は、なんか人形アニメか何かだったようですが、ほとんど記憶にありません。
そして、お待ちかねの「サンダ対ガイラ」が始まりました。
当時の私にとって、映画館で観る怪獣映画のインパクトはものすごいものがありました。
画面いっぱいに広がる血で描かれたみたいなタイトルからしてゾクゾクしました。
映画の魅力、それはなんといっても大画面と「総天然色」、そして音響。
今回、レンタルDVDで久しぶりに観たのですが、自分でも驚くほど覚えている場面がいっぱいありました。
特にガイラが人を食うシーンの生々しさは、当時、ちょっとショックを受けたものであり、今回、ディスクを借りて観たのも、そのシーンがいったいとんなだったかをも一度確かめたかった、というのが本当の理由かも知れません。
ミニチュアの都市や野山を破壊するところよりも、実際の風景と巧みに合成されたシーンのリアルさは、今見てもなかなかのものであります。
そして、正反対の性格ながら「兄弟」(と言うより、二体は本来は一体でした)が闘う姿は、子ども心にもやりきれなさと哀れさを感じたものです。
それにしても、当時の怪獣映画には「主役」とほとんど関係のない「大ダコ」が現れたり、収拾のつかない闘いの幕引きに唐突な海底火山の爆発があったりと、そのあたり「まあ、いいじゃない」って感覚が見えるのもお約束であります。
怖くてシリアスな怪獣映画も、以降は、善玉・悪玉にはっきりと色分けされたヒーロー路線へと転換していき、ミニラやらなんやらが出てきたあたりから、怪獣ものへの熱も冷めていきました。
やはり、東宝特撮は60年代までがいいですな。
フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ【期間限定プライス版】 [DVD] | |
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