先に CDの方を採りあげた「エニグマ」のDVDを観ました。
本番のライヴ映像と、スタジオでのリハーサル風景が収められています。
リハと言っても、TVスタジオで、しかもTVカメラが回っていて、おそらくは番組として公開されることが前提のリハーサルだと思います。
バーンスタインの、こういうリハ映像は他にもいくつかあって、彼の「こういう話を聞かせてやろう」的なサービス精神というか自己顕示精神(?)というか、そんなものも感じさせられますが、おそらくは、カメラが回っていなかったとしても同じようなことを言っていただろうことも多々あったと思います。
この映像を見る限りでは、伝えられているような「険悪な雰囲気」は感じられません。わずかに、トランペット奏者とのちょっと緊張したやりとりに、何となくその片鱗が感じられる程度です。まあ、長い時間のリハーサルからの切り貼り編集ですから、仮に、そういう場面があってもカットされているでしょう。
不思議なもので、音だけを聴いた時に感じた一種の「肥大感」や「オーバーな感情移入」が、このリハと本番映像を観ていて、ほとんど感じられませんでした。
慣れただけなのか?それは分かりませんが、とにかく、バーンスタインにとっては、この曲はこうあるべきなのでしょう。
止まってしまうかのようなニムロッドも、時折聞かれるレニーのつぶやきのような指示と共に聴いていると、共感的に聴けてしまいます。
そして劇的な箇所での圧倒的な盛り上がり・・・・に比して、聴衆の反応は意外と冷静なのが、やはりどこかに「違和感」があったエルガー演奏だったのかどうか、私には分かりません。
でも、すばらしい映像でした。
もし(レニーの解釈や指示に)納得してなかったとしても、レニーの指揮通りに真摯に演奏しきったBBC響のプロとしての居方はすばらしかったです。
なお、リハの合間に撮られたらしいインタビューでは、例の「隠された謎の主題」についてレニーが持論を述べています。
たぶん有力だとされている「ルール・ブリタニア」を、彼は「一致点が少なすぎる」「こじつけ」「これがそうだったら、バッハの曲でも言える」などと言って否定し、違う曲(これも非常に有名な曲)を推していました。「下属音上で終わるけど、だめかな?・・・」と言いながら・・・。
彼のレクチャーは、なんかケムにまかれる感じもありますが、いつも抜群に面白いです。
本番のライヴ映像と、スタジオでのリハーサル風景が収められています。
リハと言っても、TVスタジオで、しかもTVカメラが回っていて、おそらくは番組として公開されることが前提のリハーサルだと思います。
バーンスタインの、こういうリハ映像は他にもいくつかあって、彼の「こういう話を聞かせてやろう」的なサービス精神というか自己顕示精神(?)というか、そんなものも感じさせられますが、おそらくは、カメラが回っていなかったとしても同じようなことを言っていただろうことも多々あったと思います。
この映像を見る限りでは、伝えられているような「険悪な雰囲気」は感じられません。わずかに、トランペット奏者とのちょっと緊張したやりとりに、何となくその片鱗が感じられる程度です。まあ、長い時間のリハーサルからの切り貼り編集ですから、仮に、そういう場面があってもカットされているでしょう。
不思議なもので、音だけを聴いた時に感じた一種の「肥大感」や「オーバーな感情移入」が、このリハと本番映像を観ていて、ほとんど感じられませんでした。
慣れただけなのか?それは分かりませんが、とにかく、バーンスタインにとっては、この曲はこうあるべきなのでしょう。
止まってしまうかのようなニムロッドも、時折聞かれるレニーのつぶやきのような指示と共に聴いていると、共感的に聴けてしまいます。
そして劇的な箇所での圧倒的な盛り上がり・・・・に比して、聴衆の反応は意外と冷静なのが、やはりどこかに「違和感」があったエルガー演奏だったのかどうか、私には分かりません。
でも、すばらしい映像でした。
もし(レニーの解釈や指示に)納得してなかったとしても、レニーの指揮通りに真摯に演奏しきったBBC響のプロとしての居方はすばらしかったです。
なお、リハの合間に撮られたらしいインタビューでは、例の「隠された謎の主題」についてレニーが持論を述べています。
たぶん有力だとされている「ルール・ブリタニア」を、彼は「一致点が少なすぎる」「こじつけ」「これがそうだったら、バッハの曲でも言える」などと言って否定し、違う曲(これも非常に有名な曲)を推していました。「下属音上で終わるけど、だめかな?・・・」と言いながら・・・。
彼のレクチャーは、なんかケムにまかれる感じもありますが、いつも抜群に面白いです。
レナード・バーンスタイン [DVD] | |
クリエーター情報なし | |
Naxos Japan |
先週末は伊勢市まで行って近鉄の「つどい」に乗って来ました。賢島は快適でしたよ。
先週末と言えば「つどい」の運転が始まったばかりですね。さすがリベラさん、もう乗られたんですね。伊勢(松阪も)の人間だと、どうも賢島までだったら車で行くって感覚になっちゃいますが、これは乗ってみたい。
コメント映像は、BBCでのTV放映用にとったのですかね。
演奏映像と共に楽曲のレクチャーを語る映像も(ディスクに入っていないのも)たくさんあるようで、テレビ放映ではそういうのも流れたのでしょうね。全部、引っ張り出したら大変な量かも知れませんが、やはり観たいです(笑)。