静かな場所

音楽を聴きつつ自分のため家族のために「今、できることをする」日々を重ねていきたいと願っています。

「第九」の練習始まりました

2017年09月01日 23時10分45秒 | 音楽
 突然ですが、今年は、地元の「第九」に合唱で参加することに決めました。
 今日、その練習の第1回に行ってきたところです。

 私は(以前にも書いたことがあるかと思いますが)実は、日本の、この「年末第九狂想曲」的な傾向にはやや否定的でした。
 プロ、アマ問わず頻繁に演奏されることによる弊害みたいなものを感じていますし、第九が盛んに演奏されることで、その地域(や都市、国)の音楽文化が豊かになっていくとは思えません。
 その他いろいろ、私なりの理由はありますが、ここでは省きます。

 そんな私ですが、今年は合唱に参加することに決めました。

 その理由は・・・

 第一に、オーケストラが大谷正人さん指揮の伊勢管弦楽団であること。
 第二に、こうやって音楽活動に参加できるのは、抗がん剤休薬中の今しかないこと。
 第三に、練習会場、本番の会場が自宅のごく近くであること。

 などです。

 今まで、散々けなしてきた(?)「地域メンバーによる第九」ですが、今回は自分が聴いていただく立場となります。
 しっかり練習して臨みたいです。

 第九は高校生の時毎年参加しました。
 1年、2年のときは外山雄三指揮大阪フィル、3年のときは荒谷俊治指揮名古屋フィルでした。
 その後、ピアノ伴奏版による第4楽章だけのステージーにも出た記憶があります。

 高校生の時はテノール・バートでしたが、その後はバスになりました。
 バス・パートとしては1回だけしか舞台に立っていないので、やや忘れてしまっている箇所もあります。
 練習用CDで、毎日個人練習をしているところです。


 楽譜は1973年に200円で買った(部活で買わされた)ものを使います。




 今日から始まった練習ですが、9月中はパート練習で、男声、女声別々の部屋での練習です。
 今日はバス、テノール、それぞれ10人ずつくらいだったでしょうか。
 声質は、やや不揃いですが、皆さん、豊かに声を響かせていました。
 私も、出来る限り頑張りましたよ。
 こうやって合唱練習に参加するのって、かなり久しぶりです。
 カンマーコールを辞めてから、もう20年くらい経っているかな?
 きついカンマーの練習に比べると、まだまだ楽な方だと思いました。

 指導は、本番でテノール独唱をされる山口静生さんでした。
 朗々と美しい歌声で範唱され、心地よい練習でした。
 ピアノの方(お名前を失念!)もバリバリで、こんな環境で練習できること自体が、私には本当に嬉しく思えました。

 今日は654小節まで(二重フーガの手前まで)でした。

 どんな合唱になっていくのでしょうね。
 これから先が楽しみで仕方ありません。



 伊勢の第九は(オケが伊勢管でないこともあり)参加するつもりはありませんでした。
 が、「20年続いた『伊勢の第九』も、今回で最後」と聞き、「伊勢と松阪は(男声)で助け合っている」との話もあり、この際、そっちも出ることにしました。

 どちらも、誠心誠意がんばって練習するつもりです。




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