静かな場所

音楽を聴きつつ自分のため家族のために「今、できることをする」日々を重ねていきたいと願っています。

第7回 カンマーコール伊勢 演奏会

2013年07月02日 17時33分37秒 | コンサート
 7月に入っていますね。今年も半分が過ぎました。
「八重の桜」、毎回、楽しみに観ていますが、「えっ、もう半分なの?」って、時間の過ぎる速さの実感無きこと。

 さて、先月29日(土)、カンマーコール伊勢のコンサートに行ってきました。
 ひさしぶりでした。

 前回聴いたのは第3回でした。3回、抜けてしまいました。「島よ」「光る砂漠」「ロ短調ミサ」など・・・聴きのかしてしまいました。その前の第2回も行けてなかったか・・・。

 この合唱団は、1980年に私が仲間たちと創設した合唱団が母体です。
 最初は私が指揮していましたが、創設2年目より今日まで、ずっと鈴木さんか指揮を続けています。
 彼は、毎月大阪の合唱も振りに行く、文字通り「青春を棒に振った」合唱鬼、だと私は思っています。
 一時「活動休止」の時期もありましたが、2004年に活動再開し、第1回のコンサートを開いています。
 私は、二男を中心とした家庭の状況と、自分の声(歌う声)が思うように出なくなってきたことから1990年代後半に退団し今日に至っています。
 退団したとは言え、この合唱団は私にとって特別です。
 かつて自分が過ごした「故郷」であり、胎内みたいなものです。
 多少の入れ替わりはあるものの、メンバーの大半は昔のまま。
 かつては結婚や子育てで「一時休団」していたメンバーも、今は、ひょっとすると「お祖父ちゃんお祖母ちゃん」になっているかも知れないくらいの年齢になりました。
 全体に、響きは小振りになり、部分的には「もうひと伸び・・・」と思うところもありました。
 音程も、おっかなびっくりで聴いてた所、多々あり・・・・。
 男声陣も、もっと厚みとふくよかさが欲しい・・・。
・・・なんてことは、思ったことは思ったけど、それは些細なことです。
 カンマーコール伊勢が、今日もここに存在し、こうやってたくさんの聴衆の前で、昔ながらの細やかで暖かい声質を披露していること、そのことがうれしいことであります。
 媚びるような演出も愛想もなんもない淡々としたステージ運びや、シンプルながら的を得た指揮が全く以前と変わらず健在なのもうれしかった。
 でも、やはり、ピアノとソリストが加わったバッハは、この日の一番の聴きものでしたね。
 地元出身のソリストさんたち、素晴らしかった。
 そして、私と一緒に教育実習もしたピアノの長田さん、ますます音にコクと深みが出てきましたねぇ。

 自分がいたころは、ソリスト呼ぶなんてなかったよなぁ。プログラムは全部ア・カペラだったよなぁ・・・・とか、ちょっと感慨にもふけりました。


第7回 カンマーコール伊勢 演奏会

トマス・ルイス・デ・ヴィクトリア/モテト&ミサ曲「おお 大いなる神秘」


岩谷時子作詞/石井歓作曲 混声合唱「風紋」



バッハ/ミサ曲ヘ長調 BWV233


(アンコール)
バッハ:「主よ、人の望みの喜びよ」(カンタータ第147番「心と口と行いと生活をもって」より)



合唱:カンマーコール伊勢(賛助出演:合唱団「いやの会」)



ソプラノ:勝原美和
メゾソプラノ:中西まほ
バリトン:坂本研太

ピアノ:長田真紀子



指揮:鈴木正典





2013年6月29日(土) 14:30開演


会場:いせトピア








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