静かな場所

音楽を聴きつつ自分のため家族のために「今、できることをする」日々を重ねていきたいと願っています。

ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第5番「皇帝」をクライバーンとライナーの共演で聴く。

2018年01月22日 23時17分21秒 | ベートーヴェン
 今日は、どういうわけかフリッツ・ライナーの指揮ばかり聴いていました。
 まずは、この「皇帝」とシューマンのピアノ協奏曲。
 次いでR.シュトラウスの家庭交響曲と組曲「町人貴族」。
 そして、最後はルービンシュタインとのブラームス作曲ピアノ協奏曲第1番。

 いずれもリヴィング・ステレオの箱物から。


ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第5番「皇帝」


ピアノ:ヴァン・クライバーン

管弦楽:シカゴ交響楽団


指揮:フリッツ・ライナー



録音:1961年


 最初に聴いたクライバーンとの競演は初聴きだと思います。
 これがよかったので後もライナー盤が続いたのかな?

 ライナーの振る「皇帝」と言えば、ずっと前、中学生の時に買ったホロヴィッツとの演奏が印象深いです。
 あれはピアノ、オケ共にカッコよくて、安プレーヤーで何度も何度も、何度も聴いて擦り減ってしまうくらい聴き倒して、後にワルツ堂で輸入盤で買い直したら音がむちゃむちゃよかったので驚いた、という一枚でした。
 クライバーンとの演奏は、あのときほど颯爽としていませんが、それでもライナーはライナー。
 実に気持ち良くセンスよくオーケストラが鳴っています。
 録音の具合もあるのでしょうが、オケはショルティ時代の録音よりも色彩感は鮮やかであり、またほんの少しながら「揺らぎ」もあったりして、耳をそば立てざるをえない、いつものライナーですね。
 クライバーンは当時20代ですか。
 特に強い個性は感じられませんが、常に整然と安定したタッチで弾き進めていて、ライナーの創り出す音楽とよく合っています。
 大変気持ちよく全曲を聴き通せました。
 ただ、この盤だけなのかどうか分かりませんが、終楽章終わりの2分ほどから、音像が急に大きく広がる箇所があり、そこだけは不自然で驚かされました。
 別日のテイクとの繋ぎ目なのでしょうか、よく分りません。

 併録のシューマンも同様の名演でした。




 今日は、朝から降っていた雨が雪に変わり、夜にはまた雨になっています。
 東京の方はかなり降っているようで、今日帰省する予定だった長男は身動きとれず、明日の入院初日には間に合わなくなりました。
 明後日には医師から家族への説明がありますが、それには間に合わせるとの連絡がありました。
 私と言えば、準備もたいして進まないまま就寝時刻になろうかとしています。
 入院は午後から、そして今回は「ケア・サポート・セット」といって、入院中に必要な身の回りのもの一式を提供してもらうサービスを申し込んだので、手持ちの荷物は下着と「趣味のもの(?)」くらいです。
 ということで、準備にあまり気合いも入らず、いつものように音盤聴いていました。

 仕事は先週でいったん区切りとし、約一か月の休業になっています。
 休業と言っても非常勤は無給なので実質「失業」です。
 早く復帰しなくちゃね。


Piano Concerto No 5 Op73 / Piano Concerto in a
Beethoven,Schumann,Cso,Cliburn,Reiner
RCA



ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番&ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
クライバーン(ヴァン)
BMG JAPAN Inc.



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