日食、見えず

夏休み、「奥の院」ずうっと占拠の「りゅう」。

今日は、「りゅう」は病院へ行く日だった。
採血したのだが、驚いたことに注射針刺しても泣かなかったそうだ。
ちょうど、当地では部分日食がピークの時刻のできこどであった・・・・・カンケイないか？？？

先日来の発作頻発で、やっぱり薬増量となった。
まあ、飲み始めということで、今まではやや少なく処方されていたとのこと。


「けん」は、介護事業所替えで、今は「慣らし運転中」。
半日で帰ったり、手製の弁当を持たせたり、順応するためにあれこれお試し期間なのである。
今日は、帰ってくるなり不機嫌モード・マックスとなってしまった。
昨日の「おかあさんといっしょ」で、以前の「たいそうのお兄さん」がお二人登場してきたが、突然のことで録画できず、今日は、タイマー・セットして無事に録れたのだが、今日は、「むかしの歌のお兄さん、おねえさん」が登場し、体操はなかった。
もう、不満タラタラの「けん」は「ぱわわぷ（たいそう）！」を連呼しては、ビデオ・テープをカンカンとテーブルに打ち付けたりする始末。
食欲も減退してしまった。

昨日、私が仕事を半分で切り上げて迎えに行った時は、笑顔で「昼食も完食」と聞いてたのに・・・・。
一進一退の日々は、まだ続く。


日食、当地（松阪と伊勢）では見られなかった。
残念だけど、仕方ないですね。
仕事がら、遮光板は手元にいっぱいあったのにねぇ・・・・。

珍しいものは、どうしても見たいもの。
誰しも稀有な体験をしたいもの。

でもね、私は思うのですが、日ごろの風景でも、本当に心奪われるような美しさを感じることは、よくあります。
もし、「青空」というものが何十年に一度くらいしか見られないとしたら、みんな、青空を見上げて、涙を流すくらい感激するでしょうね。
もし、空一面の雲というものがめったに見られないとしたら、今日のような曇天を、みんな見上げて、その妙なる景色に我を忘れることでしょう。
「見慣れたもの」の美しさ、素晴らしさを忘れないようにしたいです。
ありきたりな花鳥風月を味わい尽くして生きていきたい、なんて思う今日でした。
もちろん、日食も見たいですけど・・・ね。