復活した友人

先日の夜、友人であり仕事仲間でもあり私の釣り師匠でもあるＫ氏に電話した。
小声で「もしもし・・・」と返答があり、「あっ、ごめん、会議中？」と聞くと、
「今、○○○(志摩市の某漁港)でアジ釣り中・・・」
とのこと。

彼は、数年前の５月に病気を患って仕事も休んだ。
復帰後は、私と同じ職場に配属され、一緒に働いた。
復帰後１年半ほどは、ほんとうに「しんどそう」で「慣らし運転」みたいな時期が続いた。
大好きな釣りも一切行かず、かろうじて職場と家を往復する、そんな日々だった。
彼は病気で休んで、最初は二ヵ月後に職場復帰した。
しかし、やっぱりダメだった。
今度は３月末まで、ずっと休んだ。
家で、ずっと天井を見て過ごし、食事も食べたいと思わない、そんな日が続いたという。

それで、４月に職場を異動して私の職場にやってきたのだ。
これは上司の思いやりある計らいでもあった(と思う)。
１年での異動は異例中の異例であった。
彼自身も、これで完全復帰できなかったら・・・・という思い、焦りもあったことだろう。
それがどうだろう。
発症から４年が過ぎて、今や、大好きな釣りに再び行くようになっている。
もう通院も止まったそうだ。
去年あたりから、仕事ぶりが見違えるほどに活性化し、声にも張りが出ていた。
本当によかった。

ウチの妻も、発症して２年と８ヶ月・・・。
もう少し・・・かな？

釣りと言えば、オレも、もう何年行っていないんだ？
夜のセイゴ釣り、昼間のメバル釣り・・・行きたいなぁ。
自分の場合、トイレのことで長時間の外出に対して億劫になっているというのもあるしなぁ・・・。
でも、私と同じ手術をした主治医は「パット当ててもゴルフに行った」とか「今ではスキューバーダイビングにも行っています」っておっしゃっていた。

まあ、そのうち、また行けるさ。