静かな場所

音楽を聴きつつ自分のため家族のために「今、できることをする」日々を重ねていきたいと願っています。

宮川大助・花子著「あわてず、あせらず、あきらめず」

2022年02月16日 20時47分14秒 | 
宮川花子闘病記
あわてず、あせらず、あきらめず

宮川大助・花子著


ネットで注文して自宅に届いたのをカミさんに持ってきてもらいました。

一気に読んでしまいました。

同病の方のブログやツイッターは日々読ませてもらっていますが(たくさんではありませんが)、やはり著名な方が同病で治療されているというのは、変な言い方ですが親近感もありますし、
もっと言うと嬉しくさえあります。もちろん辛い治療をされているのですから、それを「嬉しい」などと言うのは不謹慎だし失礼だとは思います。しかし、上手く言えませんが、有名な方のカミングアウトは、我々一般人の闘病記とは全く違うインパクトがあります。大助さん花子さんが記者会見されたり本を出版されたりすることで、私たちの病気について、より多くの人に知っていただくことになるし、さっきも書いたように勝手に親近感も沸いて、そういう意味で遠回りながら自分たちにも返ってくるものがある、そういう意味で「嬉しい」と言ったのです。

それにしても、何と言う本でしょう❗️
私は最初の、記者会見の文字起こしで早くも涙が出そうになりました。
以後、お二人の、本当に「夫婦の鑑」のお姿に、また「フリーライトチェーン」など、まずは医療従事者か同病の者しか知らないであろう用語を花子さんが多用されているのに、それこそ驚き嬉しい気持ちになりました。「余命一週間」にもびっくり。「下の世話」についても、けっこうリアルに書かれていて、出版に当たってのお二人の覚悟みたいなものも伝わってきました。
人間、崖っぷちまで行くと、平坦な道を歩いていた時とは様々な面で価値観が変わるものですね。

あくまでも夢を追い続けるお二人に共感しつつ、こんなヘボ記事でしか応援できず申し訳ないとさえ思えてきました。

読み終えて、思い出した言葉があります。

「夢とはなんだろう。
(中略)
夢にたどり着けないかも知れないし、夢は変わることもある。
しかし、これだけは言える。
夢を追い続けている人は輝いている。
夢は明日への原動力だ。」

・・・長男を4年生で担任してくださった先生が卒業式のメッセージに贈ってくださった言葉です。出典は不明ですが当時の私にとても響いた言葉でした。以来、何度か拝借させてもらっています。
手元に原文がないので抜けや間違いがあると思いますが大意は同じです。

以前、お二人の漫才を一度だけ生で観ました。大阪のNGK。もう最高に面白くて、なんとかなってしまうくらい笑いました。笑い過ぎると涙も鼻水も出てきて、結局「号泣」とおんなじだと知りました。隣席の友人Kは、それまで見たことの無いすごい笑い方で、過呼吸にならんか心配するほどでした。完全に壊れてたと思います。

笑いの力はスゴい‼️
生では無理かも知れませんが、お二人のステージをまた魅せていただけたら幸せです。




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