静かな場所

音楽を聴きつつ自分のため家族のために「今、できることをする」日々を重ねていきたいと願っています。

ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第3番(ワイセンベルク、バーンスタイン、フランス国立O.)

2007年08月24日 23時04分35秒 | バーンスタイン(東欧、ロシアの音楽)
明日はレニーの誕生日。

仕事が終わって日が沈むころに秋の気配を感じた。
伊勢平野の稲刈りの時期がやってきた。
さて、「夏休みに聴いた音盤の感想をとりあえず少し書いておく」シリーズ、今日もバーンスタインで・・・。


ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第3番

ピアノ:アレクシス・ワイセンベルク
フランス国立管弦楽団
指揮:レナード・バーンスタイン

録音:1979年



この演奏、46分ほどかかってる。
なんとも重厚と言うか濃密というか、聴き応え十分の演奏だ。
曲に同化したバーンスタインの没入ぶりが見えるようだ。

ワイセンベルクというピアニスト、名前はよ~く知っているが聴いた回数は少ない。
手持ちの音盤も少ない。
ソロのアルバムはゼロ枚(1枚だけ持ってた「バッハ・アルバム」は、自分の趣味に全く合わず手放した。)。
持っている協奏曲のディスクはカラヤンとのチャイ1&ラフ2、ジュリーニとのブラ1、小澤とのラヴェル他、そして当盤くらいかな?
カラヤン以外は全部LPである。
それらの協奏曲の演奏はいずれも素晴らしい、少なくとも、ね。
ソロはどうも合わないのに・・・不思議だなぁ。

ジュリーニとのブラームスでもカラヤンとのチャイコやラフマニノフでもそうだったが、一見異質な組み合わせなのであるが、「いい味」出してるのだ。
例えばボテボテの油彩画の中にすぅっと金属のオブジェが組み込まれたみたいな音感覚。
ピアノもオケも、どちらもが際立つ不思議なコントラスト。

ちょっとズレ気味なところも生演奏っぽくて楽しい。
ワイセンベルクがじれったくなったのかな?
いやいや、彼は十分に合わせている。偶発的に起こったんだろう。
劇的な幕切れもカッコいい。


CDで出てますが、私のはレコードです。








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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
買いなおし (謙一)
2007-08-26 22:27:08
初CD化のジャケット写真と音が気に入らず、買いなおしてみたら、改善されてました。
海賊盤でLiveも出ていますが、映像残ってないのかな?
これ聴いてから、アルゲリッチ盤聴くと笑えるくらい解釈が違いますよね。
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>謙一さん (親父りゅう)
2007-08-27 20:02:00
アルゲリッチ盤、持っていますが長らく聴いていません。
テンポは、レニー&ワイセンベルク盤が一番好きです。
冒頭の思索にふけるような表情もたまらない・・・。
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