le gui ギ

パリ　サンラザール駅からノルマンディーに向かう

ＳＮＣＦの列車の車窓から見る景色

がとても好きでした

進行方向に向かって右に見える景色と左側で

微妙に気持ちが変化しました

パリから２，３０分も走るとすぐに

小田舎の景色

緩やかな弧を描く緑の丘は日本で感じられないような

カーブを描いて

ちょうど絵本に出てくる丘に似てその丘の向こうに小さな村が見えたり

地面と水面の高低さがあまり感じられないような

河　その脇に背の高い木々

パリから遠ざかるに従い

その木々も少しずつ変化をしてきます

農作物の畑の畝や規則正しく並んだ葡萄畑など

ブルゴーニュやボルドーなどに向かう途中の車窓から見る景色とは

少し違い

ちょっとセンチメンタルな気分になりました

私がノルマンディーを訪れる時に見る景色の中で

気になった事のひとつに

まだ葉を付けていない樹に

鳥が巣を作ったように茂っている所がある樹を見かけるのです

はじめのうちは

すごく大きな鳥の巣だなーとおもっていましたが

列車に近い樹を通り過ぎるときに

目を凝らしてみて見ると

あきらかに違う植物が宿っているのに驚きました

これが私の始めて見た「ヤドリギ」の思い出です

葉の無い樹にも鮮やかな緑色のヤドリギ

私のお店には

宿木ならぬ

のん気が

宿っております