フランスに住んでいた時には
ほとんどシャワーでした
日本の様に湯船に浸かってくっつり(小松弁:しっかり)
あったまる事はめったにないことで
まして地方のレストランに働いている時は
何時もシャワーでした
以前書き込みをしたように
空気が違うので
シャワーで十分さわやかになるのですが
女性の場合抵抗があるかもしれません
ディジョンのレストランで働いていた時に
3階にシャワーがありそれを使っていると
2階にあるレストランのキャッシャーの天井から水が
ボタボタ落ちて2階でサーヴィスをしていたソムリエがあわてて
3階で何も知らずにシャワーを使っている私に
「マサー ストップ ストップ シャワーノミズヲ トメロー!ニカイノ
テンジョウカラ ミズガ オチテイルー!」と
そしてパトロンにシャワーを直して下さいと頼むこと数回
そこのパトロンはいいかげんな人柄
表向きにはいい顔して善人ぶっていてまったく直そうともしませんでした
シャワーをあびるのには駅まで行ってあびるしか手立てがなかったので
仕方なく自分の部屋の幸いにもお湯の出る
洗面台に頭をつっこんで髪を洗ったり
足をつっこんだりしっくはっくしながら体をあらっていまして
なんと1ヶ月シャワーを使えませんでした!
サントロペでは共同生活のため交代でシャワールームの掃除をするのですが
毎晩オリヴィエと遊びほうけて一度掃除を忘れて
罰で「毎日シャワールームの掃除はマサおまえの仕事だ!」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_ang1.gif)
と
レストランの主任に言われてしまい二週間ほど毎日したでしょうか
その後 共同生活をしていた洗い場の黒人のアメッドと言う奴が
何かへまをして 罰で私と交代させられ
私はその義務から解放されました
そして
アジャンのオヤジのレストランで働いている時の
寮は村の経営するヴァカンシエというロフトつきのロッジのような所で
私が入った頃は5人の日本人キュイジニエがいて
なにやらおごそかにシャワールームに順番に入っていまして
Aさんがわたしに
「雅さん ここのシャワーあんまり出ないんで 最後の方の人は使えないことが
あるんですよ」と
私はまたかよー ここも ディジョンと同じー!
丁度、写真ぐらいの水量で体を前後左右に動きながら浴びていました
それが 寒い季節のことなので浴びたシャワーのお湯がすぐに冷えて
熱 ぬる ちべたー 熱 ぬる ちべたー 熱 ぬる ちべたー
てな感じで爽快になるどころか
一苦労
何人目かが出てきて:すいません終わっちゃいましたー
と何回となく繰り返される日々に疲れたある日
下に住むフランス人のキュイジニエに話すと村の役場に行って
そのことを話してくれたらしく役場の人が来て建物を調べてくれたところ
温水の元のコックが閉まっていたとの事
その日の夜には
シャワー シャワー シャワー シャワセー シャワセー シャワセーでした
「これがシャワーってもんなんですねぇー!」
「シャワーですよシャワー」
「あー気持ちよかったー
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ee_1.gif)
」
などと皆が口々にしながらシャワールームから出てきました
お湯のある生活いいですねー
なんか深夜電気温水器の宣伝文句みたいになってしまいました