ビストロ レアール

石川県小松市にある「ビストロ レアール」のシェフがつづるあんなことこんなこと

YAKITORI

2006年03月29日 | フランスこぼれ話
青首と呼ばれているマガモ

フランスでコルヴェール(緑首)

なんでフランス語で緑なのに

日本で青首?それは 日本だから

信号も緑信号とは言わないでしょ

その辺は大目に見て

フランスのレストランで使っていた鶏や鴨は羽をむしっただけで

産毛や抜けきれない羽をバーナーで焼いてから使うのですが

内臓もそのままでした

ハツ、砂肝、レバーなど新鮮で

下処理をした後 竹串に刺して塩を振って

バーナーで焼いて小腹に収めたものです

よくフランス人のキュイジニエ達に

なんて料理だ?

ブロシェット ジャポネ?と聞かれました

そして私は何時も

”セ YAKITORI”と言っていました。

ある日 

青首が厨房に持ち込まれ

私はいつもの様に内臓をきれいに処理して・・(んっ かなり強いにおい)

串に刺し(んーこの匂いは鴨だからカモ?)

バーナーで焼きはじめる(かなりきつい)

焼けてから期待を胸に

パクッ・・・・・・・

ウウワッ~~~~~

く 







くさ~~~~~~~










食べるんじゃなかった~~~~~

と口から鼻から

獣臭

やっぱり

焼き鳥風にするには

鶏がいいですねー

あの匂いには

首ではなく

顔が青くなりました。

バールのお知らせ

2006年03月27日 | レアール バール
ボンジュール

WBC 優勝おめでとうございます

思えば王監督が現役の頃 あの

一本足打法

かっこよかったですねー

おおっーと

ジュニア君

王監督の様に一本足打法!

ボ~ル


ストライ~~ク!

ボ~ル

ストライ~~ク!

ボ~ル


おおーっと

ジュニア君

ツーストライク

スリーボールと追い詰められました

ピッチャー

構えて

投げた

バ~~~~~~~~ル


えっ バール

フォア バール

4バール  

4月のバールは8日土曜 夜8時45分より

え 何ジュニア

ダリオールショコラ ホットで出します

ホットですか~

2006年03月27日 | メニュー紹介
串があるとエスニック調

パリにいた時にアラブ系レストランの前を通ると

スパイシーな香りに心動かされます

思わずツバを飲んでしまいますが

スパイシーチキンとエスニック春巻きは

そんな

パリのアラブ系レストランのウィンドー越しに

串に刺された炭火焼のスパイシーチキンと

サモサのような春巻きをイメージして作りました

レアールは串町にあります

あ そうそう

この春巻き揚げていませんよー

さっと サラダオイルにくぐらせ

網にのせて180度のオーブンで焼いていま~す

上のお皿には

砂肝のコンフィとチーズのピンチョス

独特のコリコリした食感の砂肝を

65度のラードで4時間静かに煮込んでパン粉をまぶし

オーブンで焼き上げネギ間ならぬ

チーズ間

あらまー

美味しいと感じるでしょう

ちょっと小腹に

2006年03月27日 | メニュー紹介
レアール定番

さばのハーブパン粉焼きと

イカ墨リゾットのアランチーニ

お気に入りの方の多いさばのハーブパン粉焼き

ワインに合わせて召し上がってくれる方も増えています

イカ墨リゾットのアランチーニ

コシヒカリの8ぶ 搗きを使ってヘルシー

真ん中にモツツアアレラチーズ

ちょっと小腹が空いた時にも好評です

妻も時々

妻 味 食い

オードヴル用クレープ

2006年03月27日 | オードブル
次のプラトーは

自家製スモークサーモンクレープ巻き

クレープと言うとデザートを思い浮かべる方もいるかもしれませんが

これは 

甘くないタイプ

キャビアを食べる時によく添えてある

ブリニというポテトのパンケーキでもと考えたのですが

フィンガーフードと言うことなので

クレープにしましたまた

スモークサーモンというとオニオンスライスとケッパーと

江戸時代のような料理は流行らないので

私はキャベツとオニオンスライスをバターで蒸し煮して白ワインで

引き締めマヨネーズを少々絡めたものを冷まして

サーモンとクレープで巻きました

久々のオープニングレセプション

2006年03月27日 | オードブル
COIFFEUR(美容室)コワフール

美容室のオープニングのオードヴルに

お客様よりフィンガーフードでとの御依頼で4皿作ってみました

レアールで評判のパリのバゲットサンド
 (自家製生ハムとパルミジャーノレジャーノのフィリング)

小海老とポテトのタルタルサラダ エクレア仕立て


メトロ

2006年03月25日 | シェフのコラム
パリの街を移動に便利なメトロ


私が居たときと今とは違っているかもしれませんが

10枚つつ”りで たしか45フランぐらいではなかったかと思います

初めてパリについてしばらくは

メトロにも乗れずバスにも乗れず

ただひたすら歩いたものです

メトロの乗り方やチッケ(切符)の買い方を先輩から教わり

メトロに乗るのに抵抗がなくなると

この便利なことといったらパリにいたらメトロに乗らなきゃなどと

最初にすんなり乗れなかった自分を棚に上げてよく言ったものです

メトロの入り口のアールヌーボー調の門の雰囲気が私はとても好きでした

またメトロの駅や通路によって匂いが違うのです

これは聞いた話ですが

パリのメトロは下水のさらに下にあり

たぶん下水管からもれた匂いが

んっ~~~~~~確かにあるかもと感じる駅もありました

また自動改札機を飛び越えて無賃乗車する方も何人もいるし

入ったはいいが出るのに苦労する駅もあり

そんな駅では

自動改札機を通る寸前の人の後ろに

達人的すばやさで入り込み通り抜けるのです

私も何度かありました

女性なら大歓迎なのですが決まって








あ~ダガラ~ぞの趣味ないっでいっでるでじょ~!

またよく駅構内で

段ボール箱の上にピスタチオやカボチャの種を煎ったものを

小さな袋に詰めて売っている人も見かけたし

楽器を持ってメトロからメトロに乗り移り

車内で演奏して小銭を稼ぐ者

”私は失業中です”と書いた紙切れを持って小銭を集める者

ワインの瓶を抱えた酔っ払い

乗り換え場でお金をせびるひげの生えた魔法使いのような

面持ちのおばあさんがいたり

なんともいろいろな人を見ることが出来ます

そんなパリの地下鉄は入ったら出るまでは

何回でも乗り換え自由なかなか便利だと思いませんか!


ノルマンディーのサクラ

2006年03月25日 | フランスこぼれ話
フランスはノルマンディー地方 カン市から10km離れた

べヌヴィルという小さな村にある

ミシュランガイド 一つ星のレストラン

「マノワー ダスティン」

毎日がドラマチックに日々が流れていたように思います

休みになるとカンの街までバスにのり街中を

何の目的もなくブラブラとよく歩き回ったものです

いつもバスを降りる場所は

カンにあるシャトーの横にあるバス停でそこから街中に歩いて向かうのですが

その角地に

[cuisine japone SAKURA] 日本料理 サクラ 

と言うお店があったのを 先日 Olivierサンとの会話で思い出しました

当時 働いていた時のレストランの賄いの時の会話で

街に日本料理屋がオープンするとかしてるとかと言う話題が

何度となく話していたのを覚えておりますが

まだフランス語のノルマンディー弁に耳が慣れず

「そんなふうな」というのが正しいでしょう

休みになってバスに乗りシャトーの脇のバス停で下りてから

街中にむかう道すがら

そのサクラの前を通るたびに

どんな人がお店をしているのか

和食なつかしいなー

フランス人は生魚食べないから刺身は?

味噌汁の味や説明はどうしているのだろう?とか

いろいろと気になっていたものです

そんな事を思い出す季節になりました

サクラ サクラ 咲いたか サクラ

ノルマンディーのサクラ


プラムの赤ワイン煮

2006年03月24日 | レ・アールについて
フランスでプラムと言えば

アジャンのプラムが有名で

私の働いていた二つ星のレストランのあった所

乾燥プラムにベーコンを巻いてローストしたものを

アミューズ(一口おつまみ)で出しておりました

またコースの終わりにキャフェと一緒に出される

小焼き菓子のキャヌレにもダイスに切ったプラムを生地に混ぜ込んで

お出ししておりました

日本ではカリフォルニア産が主流ですが

フランス アジャン産のプラムは味が濃縮されてとっても美味しいものでした

今回 アジャンのレストランでデザートで使っていたレシピで

コンポートを作りました

プラムを赤ワインとお砂糖、レモンで煮てシナモンをちょっと風味付けに

そのままでもポークソテーやチーズに添えたり

ヨーグルトやトーストにも使えるプラムの赤ワイン煮です

1瓶 (140g) ¥400(税込)


チーズは二度美味しい

2006年03月24日 | シェフのコラム
先日のイベント 

フレンチにかぶれる会 ノルマンディー編で

ポンレヴェック 

クータンソー

リヴァロ

キャマンベールと4種類のフロマージュが食べられました

どれも熟成がぴったりでこのうえない喜びと

懐かしさで とってもうれしかったのです

会が終わって気が付いたことがありました

それは

バターを用意しておくのを忘れたのに気が付きました

と 言うのも

私がフランスで働いていた時に

賄いでよくフロマージュを食べていましたが

周りのフランス人がフロマージュを食べる時に

バゲットにバターをたっぷり塗ってからフロマージュを乗せて

食べていたのです

えーバターも塗っちゃうの?カロリー高くならない?

でも

興味本位で試してみると

あ~ら不思議 

まろやか~な 口当たり~









これはいいことを覚えたぞ と 言うわけで

いつもバターを塗って

またこれにより癖のつよーいフロマージュも

おだやか~な 風味に

是非 一度お試しを


紅茶のビスキュイ

2006年03月22日 | メニュー紹介
サクサクした歯ざわりに紅茶の香り

優しい味わいが広がるビスキュイには

オーガニックのアールグレイ紅茶の葉を混ぜ込みました

春のおだやかなティータイムにいかがでしょう

穏やかな時が時間が流れることと思います。

フリーマーケット

2006年03月22日 | レ・アールについて
BONJOUR BONJOUR Bonjour

癒し系のジュニアです 

ごきげんいかがですか~

コマンタレヴー

レアールのあるテナントビルの中にある

古着屋さんのムーチさんが企画しました

フリーマーケットを4月29日祭日の土曜日

AM10:00~雨天決行 (屋根があるので)

連絡先090-7743-8688 タケダさんまで


憧れのCITROEN DS

2006年03月19日 | レアール バール
先日の レアールバールのイベント

フレンチにかぶれる会ノルマンディー編の時

なんと憧れのcitroen DSがレアールに

いつもお世話になっている家楽舎さんから

私にとプレゼント!

とおおおおおおおおおおおっても














昨今クラッシクカーの部類に入ってしまったDSですが

今でもパリのどこかのrue(通り)に駐車してあるはずです

私がパリの街をブラブラ歩いている時にこの

車に出会ったときには

「今日はついてる」と思ったものです

そして しげしげと車の周りを見て

にやにやしたものです(ちょっと怪しかったりして)

パリでは駐車するとき車と車の間隔を開けずに止めるので

出るときには前車のバンパーに自分の車のバンパーを

押し当て”ゴッ ブ ブ ズズズズ ウィーン”

後ろの車のバンパーに自分の車のバンパーを

押し当て”ゴッ ブ ブ ズズズズ ウィーン”

そして そ知らぬ顔で出て行ってしまうので

大概の車のバンパーはへこんでいます

がフランス人にとって車は

人を移動させる時の道具と同じ感覚を持った人が多く

バンパーやドアがへこんでいても

修理もせずに乗っています

高級車は例外ですがそれでも

時々 だれも見てないときには

ちょっと加減して

”ゴッ ブ ブ ズズズズ ウィーン”

このCITROEN DSともなると

エゴイスト的脱出法の達人のフランス人も

当てないように出るので

きれいなままのバンパーのDSが多かったような記憶があります

なんといってもフロントヴューのライト周りのりりしいこと

そしてリヤタイヤを覆うようなフェンダー

CITROEN 特有のサスペンションにより停まっている時

シャコタン(懐かしい響き今はローダウンっちゅーんでしたっけ?)

になった時の斜め後ろから見たときのあの












なんか私 後ろが好きみたい?

                                     ジュニア:”ぺデ ”

ほんとに

カッケー!車です

なんか今にも アランドロンとジャンポールベルモンドが

黒の帽子に長いコートのえり立てて自動小銃を構えながら下りて来そうな

気がしませんか          

                            ジュニア:あんた何時の時代の人?

そんなんで

私は CITROEN DS に夢中

私の息子は NINTENDO DS に夢中です。

デザートはこれで決まり

2006年03月14日 | メニュー紹介
明日の予約バール

フレンチにかぶれる会ノルマンディー編で

ジャジャ~ん

思い出のタルトタタン!

いつもより上手くいきました

でもこのタルトタタンはノルマンディーの名物ではないのです

街のあちらこちらでは見かけるのですが

ノルマンディーが林檎が特産品だからでしょうか

うるおぼえですが

他の地方にある 

ホテルタタンのタタン姉妹が考案したとかでした。

タルトタタンに使う林檎はゴールデンという

黄色がかった林檎で生食では甘味が少なくモソモソして

あまり美味しくなかった記憶があります

日本の林檎はどれも水分が多くそれを蒸発するのに

結構時間がかかりますまた その時により

仕上がり加減が違うので苦労させられます

タルトタタンはようは

パイ生地に乗った焼き林檎のガトー

私のタルトタタンはこれに林檎と相性のいいシナモンを

風味付けにしています

タルトタタンは通常温めてホイップクリームを添えて食べますが

私がお客様に提案する時には

熱々のタルトタタンに冷た~いヴァニラアイスを上に乗せて

召し上がってくださいとお伝えします

熱々の香りを含んだ湯気のたつタルトに

冷気が下りるヴァニラアイスをそっと乗せると

重なった部分からヴァニラアイスが次第に

流れ出し

お皿の上で

カスタードソース状になって

その流れたヴァニラアイスを下のパイ生地が

吸い


ナイフで一口分切り

スプーンにタルトとヴァニラアイスを乗せ

口に運ぶと

熱々のタルトと冷たいヴァニラアイスが

体温と同じになるように口の中で一体となり

ほんのりシナモンの香りが鼻腔を抜け

至福のひとときが訪れることでしょう。

なんて私は罪な人なのでしょう






レアールバール

2006年03月14日 | レアール バール
3月15日は

フレンチにかぶれる会で

ノルマンディーの集いを

コメントをいつも頂くずまっちさん主宰で行われます

ノルマンディーにちなんだ料理を中心に

デザート チーズ となります

ノルマンディーはワインの収穫量はごくわずかなので

飲み易いワインをずまっちさんがセレクトいたしました

立ち飲みをしながらお話も

ノルマンディーにちなんだお話をと考えております

急なお知らせですが3名様ほど空きが出来ました

ご希望の方はお電話ください 0761-43-1206

会費は¥5,000となっております

時間は夜7時半からとなりますので

  
私の一番の思い出の深い土地です
アップした写真は木の板に半田ごてで書いた私の作品です。