ボンジュール♪ マダム アンド メッシュー
卵はフランス語で oeuf ウー
フランス語のスペルではoとeがくっ付いているのですがここでは
こうしておきましょう
さて 話はさかのぼる事 十数年前
私が名古屋のホテルで副料理長をしている時
今では真空調理なんて当たり前の時代になっておりますが
当時 食材を真空にして加熱調理なんて電子レンジで加熱以上のインパクトがありました。
その 真空調理の講習会が名古屋の栄という中心街のある会場でありまして
講師は大阪プラザホテルのル ランデヴーの
ステファン ランボー氏
講習のメニューで卵の殻を器に使った料理があったのです
そして ランボー氏はある器具を卵にあてがって
その器具の上にある黒いボタンの様なものを上に引っ張り
「パッチン!」
ニヤッと笑って
「コレ ワタシ アメリカデ カッテキマシター」
と
するとどうでしょう!!
私みたいに綺麗に
卵でツルツル! ウフッ ではなくって
卵の殻の上が綺麗に外れるのではないですか
私 真空調理よりそちらの器具の方が気になって
いいな~アレ
ほしいな~~
と思ったものです。
それから 何年か後にフランスに渡ることになったのですが
最初に働いたのが
ノルマンディー地方カン市にある
ル マノワーダスティン 田舎の一つ星レストランです
そこで オードヴルのメニューに
ウフ コック アラ なんとかと言う料理があったのです
それは 卵の殻を器にして中にスクランブルエッグを入れ
牡蠣 ハマグリ キャビアがトッピングに入りそれぞれソースを注いで
お客様に提供しておりました
一人前 3個
ちなみにフランスの調理道具屋さんに行くと
ハサミの刃の部分が丸くギザギザになったものが売っていまして
一見 良く考えられていて綺麗に
卵の殻が割れるだろうなーと思って
日本人のキュイジニエ達がお土産に買っていったものです
そして
そのハサミを使って卵を割った料理人達は
必ず 松田勇作になってしまうのです
「何じゃ コリャー!」
「ぜんぜん使えないじゃないかー!」
と
私の働いたノルマンディーのそのレストランにも
ありました10個割るうち2~3個はなんとか使えるといった具合いで
苦労しました そんな時に頭に浮かぶのは
あの 名古屋で受けた真空調理法の講習会でみた
卵割り器
「あれがあればな~~どこかに売っていないかな~~」と思いを馳せるばかりでした
それから二年後アメリカに行く事もあり
この卵割の器具を探すのですが見つからず
私も忘れておりました
そんなある日 私のお友達のお店
ビストロ ドゥー・エ・ドゥーに遊びに行った時です
有ったのです幻の卵割器が
それはこちら
こんな道具で定価¥13,000
うひゃ~お高い!
私 真空調理法の講習会で見たために
てっきり卵の殻を真空状態にして
「パッキ~ン!」とするものだと思っていましたが
ところがギチョンチョン
手に取り 構造を見て調べ
どうにか作れないかと考えて 考えて
ある日
ひらめきました
それがコレ
・
・
・
・
・
・。
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
なに?コレ
これひっくり返して柄をつければ
和食さんがタレに使っているレードル
フランス語でルーシュ ジャポネーズとでも言うのでしょうか
私 このタレ掛のレードルの柄の部分をはずして
卵にかぶせ
雪だるまのバケツの帽子!みたいな
卵ダルマって 何 馬鹿言ってんでしょ私 まあいい 次
そして
この部分をスープスプーンで
コツン と一発叩いてあげるんです
そうすると
ほ~ら
あつしくん 黄味雄くん 白身ちゃん
見えますか~
って うつみみどり やないちゅうねん
皆さん 卵の殻に丸くヒビが入っているのが分かりますか
えっ 貴女と彼の間にヒビ そんなの関係ないでしょ
ここは
話を戻しまして
見てみて
ほ~~~~ら
パッカ~~ンと綺麗に外れる
ちなみに卵を割る時には
必ず使っております
そして 天下人が言うのです
天下人:あんた卵一個を割るのに何でそんな事するのよアホちゃう
・
・
・
・
・
いいんだ
いいんだ
成しえなかったあのノルマンディーのオードヴルに使っていた卵の器
十数年を経てここでこうして
割ることが出来る幸せ
あんたにゃ~わかるめえ
ウー ウフッ
卵はフランス語で oeuf ウー
フランス語のスペルではoとeがくっ付いているのですがここでは
こうしておきましょう
さて 話はさかのぼる事 十数年前
私が名古屋のホテルで副料理長をしている時
今では真空調理なんて当たり前の時代になっておりますが
当時 食材を真空にして加熱調理なんて電子レンジで加熱以上のインパクトがありました。
その 真空調理の講習会が名古屋の栄という中心街のある会場でありまして
講師は大阪プラザホテルのル ランデヴーの
ステファン ランボー氏
講習のメニューで卵の殻を器に使った料理があったのです
そして ランボー氏はある器具を卵にあてがって
その器具の上にある黒いボタンの様なものを上に引っ張り
「パッチン!」
ニヤッと笑って
「コレ ワタシ アメリカデ カッテキマシター」
と
するとどうでしょう!!
私みたいに綺麗に
卵でツルツル! ウフッ ではなくって
卵の殻の上が綺麗に外れるのではないですか
私 真空調理よりそちらの器具の方が気になって
いいな~アレ
ほしいな~~
と思ったものです。
それから 何年か後にフランスに渡ることになったのですが
最初に働いたのが
ノルマンディー地方カン市にある
ル マノワーダスティン 田舎の一つ星レストランです
そこで オードヴルのメニューに
ウフ コック アラ なんとかと言う料理があったのです
それは 卵の殻を器にして中にスクランブルエッグを入れ
牡蠣 ハマグリ キャビアがトッピングに入りそれぞれソースを注いで
お客様に提供しておりました
一人前 3個
ちなみにフランスの調理道具屋さんに行くと
ハサミの刃の部分が丸くギザギザになったものが売っていまして
一見 良く考えられていて綺麗に
卵の殻が割れるだろうなーと思って
日本人のキュイジニエ達がお土産に買っていったものです
そして
そのハサミを使って卵を割った料理人達は
必ず 松田勇作になってしまうのです
「何じゃ コリャー!」
「ぜんぜん使えないじゃないかー!」
と
私の働いたノルマンディーのそのレストランにも
ありました10個割るうち2~3個はなんとか使えるといった具合いで
苦労しました そんな時に頭に浮かぶのは
あの 名古屋で受けた真空調理法の講習会でみた
卵割り器
「あれがあればな~~どこかに売っていないかな~~」と思いを馳せるばかりでした
それから二年後アメリカに行く事もあり
この卵割の器具を探すのですが見つからず
私も忘れておりました
そんなある日 私のお友達のお店
ビストロ ドゥー・エ・ドゥーに遊びに行った時です
有ったのです幻の卵割器が
それはこちら
こんな道具で定価¥13,000
うひゃ~お高い!
私 真空調理法の講習会で見たために
てっきり卵の殻を真空状態にして
「パッキ~ン!」とするものだと思っていましたが
ところがギチョンチョン
手に取り 構造を見て調べ
どうにか作れないかと考えて 考えて
ある日
ひらめきました
それがコレ
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・。
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なに?コレ
これひっくり返して柄をつければ
和食さんがタレに使っているレードル
フランス語でルーシュ ジャポネーズとでも言うのでしょうか
私 このタレ掛のレードルの柄の部分をはずして
卵にかぶせ
雪だるまのバケツの帽子!みたいな
卵ダルマって 何 馬鹿言ってんでしょ私 まあいい 次
そして
この部分をスープスプーンで
コツン と一発叩いてあげるんです
そうすると
ほ~ら
あつしくん 黄味雄くん 白身ちゃん
見えますか~
って うつみみどり やないちゅうねん
皆さん 卵の殻に丸くヒビが入っているのが分かりますか
えっ 貴女と彼の間にヒビ そんなの関係ないでしょ
ここは
話を戻しまして
見てみて
ほ~~~~ら
パッカ~~ンと綺麗に外れる
ちなみに卵を割る時には
必ず使っております
そして 天下人が言うのです
天下人:あんた卵一個を割るのに何でそんな事するのよアホちゃう
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いいんだ
いいんだ
成しえなかったあのノルマンディーのオードヴルに使っていた卵の器
十数年を経てここでこうして
割ることが出来る幸せ
あんたにゃ~わかるめえ
ウー ウフッ