ニューヨークシティ・マラソンまで、あと4週間となった10月8日(日曜日)、NYRR主催のNew York City Marathon Tune-Upというレースが、セントラルパークにて行なわれた。走る距離は18マイル(=約28.9km)。フルマラソンのおよそ3分の2の距離に相当する。
このレースはハーフマラソンより長い。その名の通り、ニューヨークシティ・マラソンの準備のために、特別に用意された「チューンアップ」のレースであり、参加ランナーのほとんどは、4週間後のマラソンに向けた調整の意味合いで、エントリーしている。
サブフォー以上の記録を目指すランナーにとって、ハーフ止まりでは、マラソンの練習にならない。ハーフを過ぎて、どれだけ失速せずに粘れるかというのが重要になるので、その意味では、時期的にも打ってつけのレースなのである。
18マイルという距離は、週末の練習では走っているが、この距離でのレース経験はない。それだけに目標の設定が難しいが、とりあえず、力を入れず普通に走ることのできる、1マイル8分40~50秒くらいのペースを目指すことにした。
セントラルパークを3周するコース。最初の1周は序走の感覚で、軽く流す。予定通り、1マイルあたり8分40秒前後のペースで、7マイル地点まで到達した。ここまでが、ちょうど1時間。走りながら、レース以外のことをいろいろと考えるだけの余裕があった。
2周目も、ほぼ同じペースを維持する。14マイルの通過点で、2時間00分15秒。13マイルから14マイルの間で、長い上り坂があり、このあたりで、多少疲れが蓄積されたような感覚があった。
15マイル地点は2時間09分00秒。2時間を越えたところで、やや脚が重たくなってくる。飛ばしているつもりが、タイムを見ると逆に遅くなっているのに気がついた。
16マイルから17マイルの間が、最もきつかった区間。上り坂の影響もあって、9分25秒もかかっている。
最後の1マイルは、多少挽回して8分45秒のペース。ネットタイム2時間36分17秒で、初の18マイル・レースを終えた。終盤でややペースダウンがあったものの、1マイル平均で8分40秒のペースを維持できたので、調整としてはまずまずだろう。
本番のマラソンは、このレースよりも8.2マイル(=約13.1km)長い。計算上は、どうにか4時間を切れそうな気もするが、まだまだ、絶対的な力があるわけではないことも痛感している。あと4週間だが、最後の仕上げに努めたいと思う。
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