5月20日(土曜日)、午前9時。Healthy Kidney 10Kレース開始の号砲が鳴った。
このレースはセントラル・パークの西側62丁目付近からスタートし、公園のループコースを時計回りに1周して、72丁目付近でのゴールとなる。途中、何箇所かある起伏が、戦略上、重要なカギを握ることになる。
男女合わせて4753名が参加したこのレース、スタート直後はいつにもまして混雑が激しく、なかなか前に出れないが、200メートルを過ぎると視界が開け、徐々にペースをつかめるようになる。
1マイルの通過タイム、自分の時計では8分11秒。自己ベストを狙うには、遅くともマイル平均8分を切らなければならないので、ややスローな出足だが、これはスタート直後の混雑が影響しているので、仕方がない。ここから、2マイル地点までは下り坂が多くなることもあって、さらにペースを上げていく。
2マイルの通過タイム、16分ちょうど。ということは、1マイルから2マイル地点までは、7分50秒。計算通りだ。ここから3マイル地点までは、上り坂が続く箇所があり、少し苦しくなるが、ここはできるだけ、同じペースを維持したい。
3マイルの通過タイム、23分50秒。マイル7分50秒ペースを維持。上り坂の影響か、やや脚の運びが重くなってきた。ここから4マイル地点までは無理をせず、ストライドを小さくして、体力を温存する作戦に出る。
4マイルの通過タイム、31分58秒。マイル平均で、ほぼ8分を維持。ここから、いよいよ勝負に出る。幸いにも、エネルギーの余力があり、先を行くランナーを追い抜きながらの展開となっていく。
5マイルの通過タイム、39分30秒。速い! ここまでの1マイルは、7分30秒だ。体力的に、かなりきつくなり、脚の運びも再び重くなってきたが、ここからラストまで、できる限り粘りたいところだ。
6マイルの通過タイム、47分07秒。1マイルペース、7分40秒を維持。
そして残り400メートルを駆け抜け、10km(=6.2マイル)を、ネット記録 48分43秒の自己ベストでゴールした。掲示時計の公式記録は49分48秒。4753名中、1120位にあたる。
さて、今回のレースでの注目は、セントラル・パークのコース記録28分10秒を破って、ボーナス賞金10000ドルを獲得する選手が出るだろうか、ということだった。
男子の部で優勝したのは、オーストラリアからの招待選手、クレイグ・モトラム。なんと昨年に続き、同レースでの、2年連続優勝を達成した。記録も、昨年より15秒上回ったのだが、注目されたセントラル・パークのコース記録には、惜しくも、あと3秒届かなかった。
モトラム選手は、また来年も記録に挑戦したいと、インタビューで答えていた。ちなみに、来年は、新記録のボーナス賞金が15000ドルに上がるということである!
表彰式でインタビューを受ける、優勝したモトラム選手。
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