***吉井和哉的日常生活***

アリ地獄に嵌って14年半 吉井和哉のない生活は、たぶん考えられない

貧しくとも“ベンジャミン・バトン 数奇な人生”

2009-02-11 23:50:14 | 映画


本日のシネコン、チケット売り場が大行列のメチャ混み状態でした。

祝日かつレディスデーの水曜日ということもあるけど、
この不況、遠出やら金のかかることはしないで、まぁ映画でもみるべぇか、
って人も多いのかな、と。



なんて、他人事のように言ってる我が家の経済状態もヤバイです。

ダンナの稼ぎは激減だわ

ババ様は入院だわ

しかも何故か1日23,000円也の個室入っとるわ

持ち株の株価が10分の1になっちまうわ←これ一番きついッス



すんません。

こういう楽しくない話しはしちゃイカンと思ってはいるのですが、つい






で、“ベンジャミン・バトン 数奇な人生”



淡々とした2時間47分。

涙がダァダァ流れることはなく、でも、

美しく優しく切ない映画でした。

そして、嫌な人がひとりも出てこないあたたかい映画でした。


年齢とともに若くなっていくというベンジャミンの数奇な人生を描いた
映画ではあるけれど、そのベンジャミンを通して描き出されているのは、
この世に生を受けたすべての人に人生があり、物語があり、そして
その物語は、時計の針のように巻き戻しはできない、という当たり前のこと、、

その当たり前なことが、とても悲しくて、とても愛しくて、、

愛する人達と同じ時を過ごし、一緒に歳を重ねていけることが、
なんて幸せなことなんだろうって、

共有していられるこの時間をもっともっと大切にしなければって、、


そう思える映画でした。




ということで、

吉井さん、ともに素敵な皺を刻んでいきましょうね~