鹿児島便りの本文で書きました第77回南日本美術展で家内の甥の美坂康太郎がJAL賞を受賞した彫塑、立体「結の島~夢の中でも~」です。
審査員講評で「腕を伸ばした斜めの線で人体を支えている。不安定な形態の中に安定性を持たせた空間構成は巧みだ。人物の一部を簡略化させており、抽象化もうまくできた。ダイナミックな造形で新しい表現に挑戦しようとする精神も良い。」と評されていました。
新聞社にも大きな写真が何回か掲載されていましたが、みな正面からの写真で、不安定な形態の中に安定性を持たせた空間構成という表現が理解しづらいでした。
その正面からの写真です。
なんか傾いている感も少しありますね。
横から見てみると。
いやー、相当傾いていますね。これが、不安定な形態の中に安定性を持たせた空間構成ですね。
そして、作者の書いた徳之島の高校に赴任して2年目、地元の人が熱中する闘牛への思いを形にした。頭には牛の角、手には縄。「夢を見ながら考えているようなイメージを足が宙に浮いたような寝間着姿で表現した。
牛の角。
会場でなぜ?って思ったこのフォルム。闘牛の角でしたか。
そして、縄。
確かに持っていました。これは、闘牛を飼っている少女が牛の散歩に使う縄でしょうか?
最後に遠景です。
確かに強烈な傾きが異彩を放っていました。
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