地上を旅する教会

私たちのすることは大海のたった一滴の水にすぎないかもしれません。
でもその一滴の水があつまって大海となるのです。

死者のために祈ること【「祈りの文化」で屈するな】

2013-05-02 20:48:17 | 今日の御言葉

もし彼が、
戦死者の復活することを期待していなかったなら、
死者のために祈るということは、
余計なことであり、愚かしい行為であったろう。


『マカバイ記二』 / 12章 44節 旧約聖書続編 新共同訳



■稲田行革相が靖国参拝

◆産経新聞 2013年4月28日 17:50

 稲田朋美行政改革担当相は28日、東京・九段北の靖国神社を参拝した。第2次安倍晋三内閣の閣僚の参拝は麻生太郎副総理らに続き4人目。稲田氏は平成17年8月の衆院選で初当選後、毎年「主権回復の日」の4月28日に参拝している。





【主張】
■靖国参拝 「祈りの文化」で屈するな

◆産経新聞 2013年4月25日 03:17



 靖国神社に麻生太郎副総理兼財務相ら3閣僚が参拝したのに続いて、国会議員168人が春の例大祭に参拝した。

 平成に入ってから最多である。これに対しても、中国と韓国が反発している。不当な内政干渉というしかない。

 安倍晋三首相は参院予算委員会で、「国のために尊い命を落とした英霊に対して尊崇の念を表するのは当たり前だ。閣僚はどんな脅かしにも屈しない。その自由は確保していく」と述べた。

 内政干渉に屈しない強い決意の表れと受け止めたい。

 中国外務省の報道官は「どんな方法、どんな身分であっても、参拝は日本の軍国主義的な侵略の歴史を否定するものだ」と述べ、安倍首相が靖国神社に真榊(まさかき)を奉納したことも暗に批判した。

 しかし、日本と中国が国交を回復した昭和47(1972)年の日中共同声明は、第6項で「内政に対する相互不干渉」をうたっている。中国の非難は、この共同声明に明らかに違反している。

 韓国も外相訪日中止に続いて、外務省報道官が国会議員の靖国参拝について「関連国の国民にどのような思いをさせるか、深い反省があるべきだ」と批判し、靖国神社を「戦争を美化している所だ」と決めつけた。

 いわれなき非難だ。日韓間においても、相互に内政干渉しないことは基本である。



 残念なのは、中韓両国の日本の閣僚や国会議員の靖国参拝の有無を常に外交交渉に結びつけるやり方だ。国内で抱えている多くの難題に対し自国民から不満の声があがるのを、靖国問題に抗議することによってそらそうとしているように見えてしまう。

 日本国内にも一部に、政治家らの参拝をことさらに問題視して、紛争の「火種」にしようとする動きがある。

 繰り返すまでもないが、戦死者の霊が靖国神社に、また地方の護国神社・忠霊塔に祭られ、その霊に祈りをささげるのは、日本の儀礼であり伝統文化だ。慰霊は公人、私人を問わない。それは日本人の心のあり方である。

 これまで日本政府は、毎年1回の靖国参拝を続けた小泉純一郎政権を除き、靖国問題で中韓両国に不必要な譲歩を重ねてきた。安倍政権は今度こそ、両国につけいるスキを与えてはならない。



▲『靖国神社と日本人』小堀桂一郎 (資料写真)



▲戦争で亡くなられた方々の数。
2.466.532名 (資料画像)
※戦争名は、当時の呼び名
ご冥福をお祈り申し上げます。



▲靖国神社に公式参拝した国、反対している国。(資料画像)
(画像には著作権が存在する可能性があります。ご了承ください。)




◆マカバイ記二 / 12章 45節

だが彼は、敬虔な心を抱いて眠りについた人々のために
備えられているすばらしい恵みに目を留めていた。
その思いはまことに宗教的、かつ敬虔なものであった。
そういうわけで、彼は死者が罪から解かれるよう
彼らのために贖いのいけにえを献げたのである。