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いちじくの木から教えを学びなさい。
枝が柔らかくなり、葉が伸びると、
夏の近づいたことが分かる。
【マタイによる福音書 / 24章 32節 】新約聖書 新共同訳
学校でする勉強とは何でしょうか。
訓練です。
ですから、学校は訓練場所、実験場です。
訓練は、実践ではなく準備段階です。
準備を誤ってはなりません。
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★カリヨン半世紀ぶり復活 カトリック夙川教会
◆読売新聞 2013年5月27日
阪神間初のカトリック教会として1921年に設立された、西宮市霞町のカトリック夙川教会で、日本最古とされるカリヨンを紹介する展示室が設けられ、26日、初めて一般公開された。カリヨンは故障していたが、昨年10月、約半世紀ぶりに信者らの手で復元。訪れた人たちは、爽やかな音色を楽しんでいた。(宮原洋)
鐘はフランス製で、聖堂が落成した1932年の秋、鐘楼の3、4階に計11個据え付けられた。時報のほか、「お告げの鐘」として、「アヴェ・マリア」を自動演奏。戦時中に金属の供出を求められた際には嘆願書で難を逃れたが、63年、鐘と連動している振り子時計が故障。82年にクオーツ時計で修復しようとしたがうまくいかず、やがて音色は途絶えた。
2009年7月、信者の男性らが「ほこりをかぶったままではもったいない」と、手弁当で修理を開始。専門知識はおろか、設計図すらない中、時計の部品を一つずつ外して磨いたり、ボルトを締める力を変えたり、7人が手探りで作業した。
振り子と針が動き始めたのは1年ほどたってから。真夜中に演奏が始まり、苦情が寄せられるトラブルもあったが、微調整を重ねながら、昨年10月、原形のまま49年ぶりに復元した。
午前7時と正午、午後5時に、お告げの鐘が自動演奏されるようになると、見学に訪れる人が増えた。このため、今年4月、カリヨンの歴史や仕組みを紹介するパネルを掲示した展示室を鐘楼の2階に設けた。
修復作業に当たった男性信者(75)は「苦労したが、信者以外も教会に関心を寄せてもらい、大変光栄。また止まってしまう恐れがあるが、これからも見守っていきたい」と話す。
同教会は95年の阪神大震災で壁や屋根瓦などが剥落したが、半年後にほぼ復旧。昨年は信者らの寄付などで対震補強工事も終えた。しかし、94年に信者が寄付したパイプオルガンは震災で落下して壊れ、失った。
この日、展示室を訪れた近くの女性信者(60)は「家にいても優しい音色が風に乗って届き、心地いい。パイプオルガンが修復できなかったから、神様がカリヨンをよみがえらせてくれたのでしょうか」と喜ぶ。梅原彰神父(75)は「どなたでも歓迎するので、心を和ませに来てほしい」と話す。
展示室の見学は事前予約が必要。連絡は同教会(0798・22・1649)。
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◆箴言 / 30章 25節
蟻の一族は力はないが/
夏の間にパンを備える。
◆詩編 / 74編 17節
あなたは、地の境をことごとく定められました。
夏と冬を造られたのもあなたです。