地上を旅する教会

私たちのすることは大海のたった一滴の水にすぎないかもしれません。
でもその一滴の水があつまって大海となるのです。

探りに来た者【おおむね正しいが配慮足らず  橋下発言「4つのポイント」】

2013-05-16 10:50:05 | 今日の御言葉


信仰によって、娼婦ラハブは、
様子を探りに来た者たちを
穏やかに迎え入れたために、

不従順な者たちと
一緒に殺されなくて済みました。


『ヘブライ人への手紙』 / 11章 31節 新約聖書 新共同訳




神様は私たちに
早く成長してほしいと願っておられます。

人の悲しみを自分の悲しみとして受けとめ
人の喜びを共に喜ぶような
柔軟な心の持ち主となるように。

そして、困難なことを誰よりも率先して実行し、
そこに、いつも神様への感謝を忘れない、

素直な人になってほしいと願っておられるのです。




★おおむね正しいが配慮足らず 
橋下発言「4つのポイント」 


◆産経新聞2013年5月15日 23:38 [westセレクト]

 慰安婦制度をめぐる日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)の発言は何が問題なのか、その内容を吟味すると、「事実関係は大筋正しいものの、舌足らずの部分がある」(現代史家の秦郁彦氏)ようだ。橋下氏の言動を検証した。(阿比留瑠比)




(画像は1997年3月9日 産経新聞 )
▲石原信雄元官房副長官とのインタビュー より


 【強制連行】

 「国を挙げて韓国女性を拉致して強制的に売春させた事実の証拠がない」


 この問題では、「おわびと反省」を表明した平成5年8月の河野洋平官房長官談話が「日本政府が強制連行を認めた」との誤解と曲解を世界に広めた。しかし、談話作成にかかわった石原信雄元官房副長官は産経新聞の取材に「(河野談話は)いかなる意味でも、政府の意を体して政府の指揮命令下に強制したとは認めていない」と明言している。

 また、9年3月には、当時の平林博内閣外政審議室長が参院予算委員会で「強制連行を直接示す政府資料は発見されていない」と答弁。第一次安倍内閣は19年3月に「軍や官憲による強制連行を直接示す記述も見当たらなかった」とする答弁書を閣議決定している。

 橋下氏は政府の公式見解を述べたに等しい。

 しかし、慰安婦についての「当時は必要だった」との発言も、真意はともかく、秦氏は「政治家なら内外情勢を勘案し、何か主張する際には裏付けとなる証拠を示すなどもっときめ細かな配慮をすべきだった」と指摘する。


※ 強制連行の証拠とされる資料も、
よく見ると慰安婦 (買春婦) の
「求人募集」広告であった。(上記写真)


 【各国の慰安所】


 「日本軍だけでじゃなくて、いろんな軍で慰安婦制度を活用していた」


 磯村英一・元東洋大学長は東京都渉外部長だった終戦直後、連合国軍総司令部(GHQ)から「占領軍の兵隊のために女性を集めろ」と命令された。産経新聞(6年9月17日付)への寄稿によると、名目は「レクリエーション・センターの設置」だった。

 米軍はベトナム戦争時にも慰安所を利用していたほか、韓国は朝鮮戦争時に「軍が慰安所を管理していたことが、韓国陸軍戦史に出ている」(秦氏)。

 橋下氏の「なぜ日本の慰安婦制度だけが取り上げられるのか」との問題意識はもっともだ。


 【風俗業の利用】

 「(米軍)司令官に会い、『もっと風俗業を活用してほしい』と言った」

 橋下氏は自身の短文投稿サイト「ツイッター」で風俗業の活用を進言したことについては、「本気で兵士の性的エネルギーをコントロールするための策を講じてほしいと言った。法律上認められた風俗業の活用のどこが悪い」とし、自身の発言の妥当性を強調。その上で「(風俗業に就く)女性の人権侵害と言うなら、風俗業の全面禁止を主張すべきだ」とした。

 橋下氏は「建前論だと人間社会は回らない」とも主張する。だが、「性」の問題はまさに建前と本音がせめぎ合うテーマであり、ストレートに意見を述べればいいというものではない。

 維新傘下の地域政党「大阪維新の会」と政策協定を結んでいる沖縄県の地域政党「そうぞう」の代表を務める下地幹郎元衆院議員は14日付のブログで「彼(橋下氏)の思いは『どうしたら事件が防げるのか』というものであったでしょうが、不適切であったことは間違いない」と批判した上で「この問題は綱紀粛正で解決すべき問題であり、風俗業で綱紀粛正を図ろうとすることは本末転倒だ」と苦言を呈した。





▲松本清張のベストセラーであって
代表作『ゼロの焦点』

※主人公の女性たちは、
かつて立川 (東京都立川市、当時米軍基地があった) で
兵士を相手に買春行為 [慰安]をしていた。
その過去を知るものが現れたので、
その男を殺してしまう......




★橋下氏「全世界の国民が恥と考えるべきだ」


◆産経新聞2013年5月15日 15:44 [westナビ]



▲慰安婦発言騒動について、
記者団に答える橋下徹大阪市長=15日午後、
大阪市役所(門井聡撮影)


 第二次大戦の慰安婦制度をめぐる発言について、15日に記者団の取材に応じた橋下徹大阪市長は「慰安婦制度に暴行、脅迫、拉致の強制性があったかどうかが、日本が世界と違い特別なことをやったのかに影響してくる。日本はしっかり示すべきだ」と訴えた。


 橋下氏は「日本が性奴隷を使っていたら、国として大変な恥になる。そうでなかったとしたら、当時の世界各国がやっていた対応と同じだったら、日本だけの特殊性の恥ではない」と主張。その一方で「(当時の慰安婦制度など世界の軍の対応は)全世界の国民が恥と考え、二度と起こしてはいけないと取り組むべきだ」と強調した。




◆ヤコブの手紙 / 2章 25節


同様に、娼婦ラハブも、あの使いの者たちを家に迎え入れ、
別の道から送り出してやるという行いによって、
義とされたではありませんか。


子どもたち【 “卵子バンク “産みの母”】

2013-05-16 08:43:43 | 今日のマザーテレサ


しかし、イエスは言われた。

「子供たちを来させなさい。
わたしのところに来るのを妨げてはならない。
天の国はこのような者たちのものである。」


【マタイによる福音書 / 19章 14節 】新約聖書 新共同訳



あなたは
この世にのぞまれて生まれてきた
たいせつな人。

あなたがなんであり
どこの国の人であろうと
金持ちであろうと
貧乏であろうと
それは問題ではありません。
あなたは
同じ神さまがおつくりになった
同じ神さまのこどもです。



マザーテレサ『愛のことば』より




▲参照 OD-NETより (資料画像)
http://od-net.jp/


★卵子バンク “産みの母”“遺伝上の母”の扱い…
法整備10年間進まず


◆産経新聞 2013年5月14日 00:12


 不妊夫婦に第三者の卵子を提供する国内初の「卵子バンク」の仲介で、3人の女性が卵子提供を受けることが13日、明らかになった。病気などで子供を産むことができない女性にとって、卵子提供は唯一の手段。会見では、提供を受ける女性の喜びの声も紹介されたが、生まれた子供の法律上の位置付け、卵子採取に伴うドナーの負担や医学的リスクなど課題も多い。

【「ボランティア」】

 「ドナーがこれほど集まるとは予想していなかった」「提供者の優しさを大事にしたい」-。卵子バンクを運営するOD-NETの岸本佐智子代表らは会見で、卵子提供を申し出たドナーへの感謝を口にした。

 第三者からの卵子提供は、これまでも一部の医療機関で行われてきた。その多くは親族や友人ら「身内」からの提供で、バンクは当初、第三者からの提供について、「難しいと思う」と見込んでいた。しかし、1月の発表から問い合わせが相次ぎ、42人が提供の意思を示した。

 海外の多くの「卵子バンク」が、卵子を売買するのに対し、OD-NETは無償。ドナーが卵子の採取で仕事を休んでも補償はない。「採取に伴う費用は提供を受ける患者が支払う」とするが、ドナーに後遺症が出るなどして、治療費が高額化する恐れもある。無償で提供を申し出たドナーの善意にしっかりとした“補償体制”で臨む必要があるが、あいまいなままだ。

【相続など影響も】

 卵子提供に対する法的な指針づくりも課題だ。

 第三者の卵子提供をめぐっては、厚生労働省の審議会が平成15年4月、法に基づく指針を国が示すことを求める報告書を出した。しかし、“産みの母”と“遺伝上の母”をどう扱うかなどの法整備は、10年間行われないまま。20年には不妊治療を行う医療施設の団体が第三者からの卵子提供による体外受精を行うなど、法的根拠のないまま治療が行われてきた。

 法的な「母親」を規定していないと、相続などの財産問題に発展する恐れもある。岸本代表は「10年前からずっと法整備を求めてきたが、進まない」と現状に歯がゆさをにじませた。

【長期的なケアを】

 OD-NETによると、子供が15歳になれば、希望によりドナーの名前や生年月日などの情報が開示される。また、「親切な人に助けてもらって生まれたことを伝える必要がある。思春期では遅すぎる」と幼少期から卵子提供の事実を伝える必要があるとする。生まれた子供が大人になるまで長期的なケアが必要だが、フォロー体制については現在、決まっていない。

 OD-NETには、子供ができない多くの女性から卵子提供を求める声が多く寄せられているという。岸本代表は「希望者が殺到すると対処できなくなる」として、病気などで卵子がない女性以外に対象を広げる考えはないと話す。妊娠を希望する女性の声に応えて、今後、民間の「卵子バンク」が広がる可能性もあり、国の指針の必要性は増しそうだ。

「涙が止まらない」

 OD-NETの岸本佐智子代表は13日の記者会見で、卵子提供を受けるレシピエントに選定された女性から受け取った手記をかみしめるように読み上げた。

 「お話をいただき、涙があふれて止まらないほどうれしかった。ドナー(提供者)になっていただける方がいることに、心から感謝したい」

 女性は「子供を授かることができないと知ったとき、主人にとても申し訳ないという気持ちがあり、いつも自分を責めていました」と振り返る。海外での卵子提供も試みたが「多額の費用が掛かり、言葉も分からず、慣れない環境でとても大変でした」。だが望んだ結果は出ず「正直、もう諦めるしかないと絶望していた」と苦しかった胸の内を明かした。

 提供を受けられることが決まった喜びと感謝を表すとともに「卵子提供はそう特別なことではなく、子供を望む夫婦が希望を持てるようになってほしい」と制度の普及を望んだ。

 一方、会見ではドナーとして登録された女性2人の声も紹介された。一人は「卵子のない方に私の卵子を使っていただいて産んでほしい。少子化、少子化と言うけれど、こういうところに力を入れてほしい」。

 もう一人は「私は『できちゃった婚』で苦労もなく子供に恵まれたので、悩んでいる人の力になれるのはとてもうれしい」とした。


▲記者会見する「OD-NET」」の岸本佐智子代表 (写真)

 OD-NETの連絡先は(電)078・335・1876(平日の午前10時~午後3時)。



◆マタイによる福音書 / 14章 17 .19節

弟子たちは言った。

「ここにはパン五つと魚二匹しかありません。」


群衆には草の上に座るようにお命じになった。

そして、五つのパンと二匹の魚を取り、天を仰いで賛美の祈りを唱え、
パンを裂いて弟子たちにお渡しになった。
弟子たちはそのパンを群衆に与えた。