地上を旅する教会

私たちのすることは大海のたった一滴の水にすぎないかもしれません。
でもその一滴の水があつまって大海となるのです。

わたしの復讐【「復讐のポルノ」を非合法化、米カリフォルニア州】

2013-10-10 21:55:04 | 今日の御言葉

愛する人たち、自分で復讐せず、
神の怒りに任せなさい。

「『復讐はわたしのすること、
わたしが報復する』と主は言われる」
と書いてあります。


「ローマの信徒への手紙」/ 12章 19節
新約聖書 新共同訳



ほんとうに愛したいと願うなら
人をゆるすことを知らなければなりません。


マザーテレサ
(マザーテレサ『愛のことば』)


http://wired.jp/2013/10/08/first-bill-banning-revenge-porn-passes-in-california/


◆「復讐のポルノ」を非合法化、米カリフォルニア州


★AFPBB 2013年10月03日 15:27


【10月3日 AFP】

米カリフォルニア(California)州は1日、離婚した元配偶者や別れた元恋人の裸の写真をインターネット上に流出させる「リベンジ・ポルノ(復讐のポルノ)」と呼ばれる嫌がらせ行為を非合法化した。違反者には最高で禁錮6月の実刑が科せられる。

 リベンジ・ポルノ非合法化法案は1日、ジェリー・ブラウン(Jerry Brown)知事の署名を受けて即日施行された。嫌がらせ目的で個人的な写真・映像を流出させたとして有罪になれば、最高で禁錮6月か最高1000ドル(約9万8000円)の罰金刑の対象となる。

 早期可決を目指して「緊急」条項付きで法案を州議会に提出したアンソニー・カネラ(Anthony Cannella)州上院議員は、「これまで被害者を守る法律がなかった」ため「あまりに多くの人々が、かつて信頼していた相手の行為によって生活をひっくり返された」と述べ、法案の重要性を認識して法制化を急いだブラウン知事に謝意を示した。

 カリフォルニア州には、無許可で撮影した他人の写真を投稿するのはプライバシー侵害だとして禁止する法律はこれまでもあった。だが新法の下では、同意の上で撮影された写真でも、写った人の同意なく投稿されれば違法とみなす。つまりカップルで一緒に撮影した写真を、別れた後に相手の同意を得ずに投稿するのも違法ということになる。

 カネラ議員は「リベンジ・ポルノは破局が原因で起きることが多い」「リベンジ・ポルノ専用の投稿サイトさえ存在し、被害者が掲載写真の削除を求めると法外な料金を請求する」と指摘している。

(c)AFP

http://m.cinematoday.jp/movie/T0010752



★愛が壊れて復讐に変わった時が怖い
 日本でも「リベンジポルノ」が増えている


◆J-cast 2013年10月10日 18:36


恋人だけに許したはずのヌード写真などが世界中の好奇の目に晒される――。そんな恐ろしい事例がインターネット上に蔓延している。

嫌がらせ目的で別れた相手の卑猥な画像を投稿することは「リベンジポルノ」と呼ばれ、元恋人や元配偶者への復讐と手段となっている。アメリカでは、カリフォルニア州がリベンジポルノを禁止する法律を定めるほど深刻化している。しかし、同様の事例は日本でも多発しているようだ。


米では専用投稿サイトも乱立



▲日本でもリベンジポルノ蔓延中?(画像はイメージ)


2013年10月1日、カリフォルニア州はリベンジポルノに関する法律を施行した。これにより、嫌がらせ目的で、相手を特定できるヌード写真や動画を被写体の許可なしにインターネット上に投稿することが禁止された。

法制定の背景には、リベンジポルノ専用の投稿サイトの存在があった。代表的なサイト「IsAnyoneUp.com」は昨年4月に閉鎖されたが、類似サイトはいくつもある。その多くが画像削除には有料でしか応じず、自殺する被害者も出るほど社会問題化している。セキュリティ企業「マカフィー」が実施した調査によると、恋人と別れた人のうち10%が、元恋人のわいせつ写真をネット上に公開すると脅した経験があると回答。さらに、そのうちの約60%が実行に移されているという。

最近の事件の影響もあるのか、日本でもリベンジポルノへの関心が高まっている。ハフィントンポストやBLOGOSなどいくつかのサイトも問題に触れた記事を出している。携帯端末で撮影&投稿を手軽にできてしまう今、インターネット上を見渡せば、無断投稿と思われる日本人の卑猥画像がいくらでも見つかるのだ。中にはファイル共有ソフトのウイルス感染での流出もあるだろうが、意図的な投稿を示唆する画像も目立つ。もちろんこれらは、名誉毀損やプライバシー侵害にあたる立派な犯罪だ。公開するといって脅せば脅迫罪にもなりそうだ。


「愛の印」が人生狂わす「爆弾」に

9月25日には「ニッポン・ダンディ」(MXTV)がリベンジポルノの問題を扱った。お笑い芸人で、裁判ウォッチャーとしても知られる阿曽山大噴火さん(39)は、「裁判を見てても、付き合ったときに撮った裸の写真とか(性)行為のビデオを別れた後に脅しに使っている例が結構ある」と話す。

さらに2年ほど前からは、新たなパターンが出てきているとも指摘。恋人の顔写真と他人のヌード写真をコラージュしてくれる専門の業者がいるというのだ。その出来ばえは、弁護士も本物だと疑うほど精巧だという。顔写真だけででっちあげられてしまうとあれば為す術もないが、まだコラ画像被害は一部に過ぎないようだ。

リベンジポルノ対策には、交際中に安易にわいせつな写真を撮影させないことが最重要であることは間違いない。ところが、流出の危険性を知りながらも撮影させている人は少なからずいる。交際が順調な限りは「愛の印」となるからだ。実際、女性向けサイトの掲示板をみてみると、葛藤しながらも容認している人が多数見つかる。

「確かに恥ずかしいですが、私は嬉しい気持ちの方が大きいですよ」「すごく恥ずかしいですけど、いつもストレスをいっぱい抱えてる彼がすごく喜ぶし、1人エッチする時に役に立ってるみたいだから、仕方ないなぁって感じです」「つい先日、相方にくどき倒されて手ぶら写メを送りました。なかなか逢えないので『浮気防止のお守り』兼『ひとりエッチのおかず』だそうです」

(http://www.j-cast.com/s/2013/10/10185972.html)




共に働くということ【聖地襲う改宗と破壊の危機 シリアのキリスト教都市マールーラ 】

2013-10-10 09:10:55 | 今日の御言葉



神を愛する者たち、つまり、
御計画に従って召された者たちには、
万事が益となるように共に働くということを、
わたしたちは知っています。


「ローマの信徒への手紙」 / 8章 28節
新約聖書 新共同訳




父母の心情は
息子が自分より素晴らしくなることを
願うことであり、
神様も人類の父母でいらっしゃるので
ご自身がつくられた人間が
よりよくなることを願われる。




★聖地襲う改宗と破壊の危機
シリアのキリスト教都市マールーラ

◆2013年10月9日SankeiBiz(サンケイビズ)

「教会は焼かれ、改宗しろと脅された」-。内戦中のシリア南部にある歴史的なキリスト教徒の町マールーラ。イスラム過激派の反体制派武装集団が9月上旬から、町を襲撃、破壊が続いている。キリスト教徒の住民らは脅迫を受け、散り散りになって避難。命からがら首都ダマスカスに逃れた住民らが10月3日までに被害の状況を証言した。

マールーラには初期キリスト教会が残り、住民の多くが、イエス・キリストが布教の際に用いたとされる古語「アラム語」を話すことで知られる。ペルシャ帝国の公用語でもあったアラム語は、世界でも限られた地域でしか話されておらず、マールーラ壊滅の危機は、貴重な文化的損失につながる恐れが大きい。

「おまえたちを殺す」「イスラム教徒になれ」。武装集団は9月4日攻撃を開始。その2日後には付近の検問所を爆破、町に攻め込んできた。電気や水、通信が止められ、教会は十字架を壊された上で焼き打ちに遭った。民家に押し入った武装集団は改宗を断った住民を殺害したという。

マールーラはダマスカスと中部ホムスを結ぶ戦略的要衝。首都攻勢への足掛かりを得たい反体制派がマールーラの制圧を目指し、政府軍との間で銃撃戦などの攻防が続いている。

住民の大半は既に近隣の町などに逃れたが、マールーラの修道院に40人近い孤児と修道女が取り残されているもようだ。



ダマスカスでは旧市街のキリスト教徒地区の教会や共同住宅でマールーラからの避難民が多く暮らす。住民らは「長いあごひげを生やし、鉢巻きをしている者たちがいた」と指摘。武装集団は国際テロ組織アルカーイダ系のイスラム教スンニ派勢力で、銃を持ち、腰にナイフやおのなどの刃物を差していたと証言した。



妻と6人の子供とダマスカスに避難してきた自動車修理工の男性(63)は「私のいとこも後ろから頭を撃たれて殺された。着の身着のままで、靴も履かずに逃げた。本当に怖かった」と説明。



男性はマールーラの写真を見ながら「これまではキリスト教徒とイスラム教徒は兄弟のように仲良くやってきたのに。内戦が全てを変えてしまった」と悲しげな表情でつぶやいた。

(ダマスカス 共同/撮影:AP、共同/SANKEI EXPRESS)



▲レバノンにあるシリア人避難民キャンプでカメラにポーズをとる子供たち=6月19日(ワールド・ビジョン・ジャパン撮影)



★シリア内戦 
200万人超が難民に 未来担う子供たちに「教育を」

◆産経新聞 2013年9月6日 17:40

 出口の見えないシリア内戦。米国は反政府軍が化学兵器を使った証拠をつかんだとして、軍事介入する意向を強めている。2011年1月から続く内戦で、これまで200万人を超える人々が周辺のレバノン、ヨルダン、トルコ、イラクなどに避難している。ワールド・ビジョンではそのうちレバノン、ヨルダンで暮らすシリア難民の暮らしを支援している。

 シリアは多くの日本人にとって距離的にも心情的にも少し遠い国かもしれない。しかし平和だったころのシリアを旅した同僚は「世界で一番温かい人たちの国」だと語る。シリアの街頭で道を聞けば、周りの人が一斉に集まってきて、その中の誰かが必ず目的地まで連れて行ってくれるのだとか。案内人が最後まで付き添えないときは、通りすがりの人を呼び止め、「この外国人を連れて行ってあげて」と頼んでくれる。頼まれた人は当然のように、後を引き継ぐ。時にこの「案内人のリレー」は数人に渡るけれど、必ず親切に安全に目的地まで送り届けてくれたそうだ。そんな心優しい人々が今、内戦で傷つき、苦しんでいる。

 紛争の影響を最も受けているのは、未来を担うはずの子供たちだ。戦火で命を落としたり負傷したり、児童兵として紛争に巻き込まれたりするだけでなく、教育を受けることも難しい状況だ。難民200万人のうち100万人以上が17歳以下の子供。避難先の国では、難民の子供たちも学校に通えるような措置が取られているが、戦火で長期間学校に行けなかったため、授業についていくことができなかったり、家計を助けて働かなくてはいけなかったりするため、ヨルダンでは就学年齢のシリア難民の子供たちの6割が学校に行くことができないでいる。ヨルダンへのシリア難民は約52万人。その半数以上が就学年齢にある子供とされる。子供たちを取り巻く状況は、レバノンでも同様だ。

 ≪友達に会いたい ささやかな日常願う≫

 先日、ワールド・ビジョンのスタッフがシリアから逃れてレバノンで避難生活を送る双子のファラックちゃん(8)とアブダラ君(8)に話を聞いてみた。



 「シリアではとっても怖かった。でも、もうミサイルや銃の音が聞こえなくなった」とファラックちゃん。「レバノンではもう怖くない」とアブダラ君。やがて2人の口からは、まだ内戦前のシリアで友達や家族と一緒に過ごした楽しい思い出があふれだしてきた。自転車に乗ったこと、サッカーをしたこと、シャワーを浴びたり、ちゃんとご飯を食べたこと。「お友達や先生に会えないからさびしい。学校に行きたい」。2人は何度も言った。

 「どこに住んだり、何を食べたりするかは構わないけど、子供たちを、何としても学校に行かせてもらいたい」と母親のサファーさんも語る。

 今日の衣食住にも事欠く中、子供たちの将来を案じるサファーさんの言葉が、心にずっしりときた。戦争という暴力を経験し、多くを失った子供たちが、教育を受けないままいると、やがて日常生活に戻った時にどうなるのだろうか。銃声やミサイルの音が響かない、安心して暮らせる未来を築くのは、子供たちだ。その未来を創るはずの子供たちが今、教育を受けることができていない。紛争下にあっても、食糧・水などと同じく、教育を支援することの大切さに改めて気付かされた。

 ワールド・ビジョンでは、ファラックちゃんやアブダラ君をはじめ、そのほかのシリア難民の子供たちがレバノンの小学校に編入できるように、レバノンのベッカー高原で教育プログラムを実施している。また、このほかにも、子供が安全かつ自由に遊べるスペース(チャイルド・フレンドリー・スペース)の設置、水・衛生環境の改善、生活物資の支援などを行っている。


▲ワールド・ビジョン・ジャパンの伊藤真理さん
(右から2人目)=2010年10月8日(本人提供)

 「子供たちはシリアの未来。いま教育を受けなかったら、どうやって社会を変えていくことが出来るのでしょうか?」といったサファーさんの言葉が、私は忘れられない。今、にわかに状況が悪化しているシリア。つい2年半前まで、そこでは私たちと何ら変わりのない人々が、ささやかな日常を過ごしていたはずだ。子供たちが置かれている厳しい状況を考えると、胸が締め付けられる。シリアでの紛争が早く終結し、子供たちが安心して暮らせるような平和な国になるように願っている。(文:ワールド・ビジョン・ジャパン 伊藤真理/撮影:ワールド・ビジョン・ジャパン/SANKEI EXPRESS)


 ■いとう・まり 英国イースト・アングリア大学(農村開発計画)、レディング大学(農村開発経済学)で修士号取得。国連開発計画東京事務所にてインターン、タンザニア連邦共和国にて青年海外協力隊村落開発隊員を経て、2003年2月よりワールド・ビジョン・ジャパン勤務。インドネシア、タンザニア、ケニア、モンゴルなどでの事業担当、リベリア駐在、スーダン駐在を経て、現在は緊急人道支援課課長として東京事務所勤務。

 ■ワールド・ビジョン・ジャパン キリスト教精神に基づいて開発援助、緊急人道支援、アドボカシー(市民社会や政府への働きかけ)を行う国際NGO。子供たちとその家族、そして彼らが暮らす地域社会とともに、貧困と不公正を克服する活動を行っている。
www.worldvision.jp/inochinoki/
http://www.worldvision.jp/involve/inochinoki/