石の声を聞いて病気が治るのなら、本当に苦労しないと思う。昔から語り継がれいたその「チカラ」が本当なら、何故私の夫は死ななければならなかったのだろう。ひどく苦しんで、肉体が腐っていくような、激しい痛みの果てに。あのとき、夫を亡くしたくない一心で語りかけた石は、最後まで私に何も答えてはくれなかった。私にわかったことはただひとつ。石は彼を救えない。私は彼のような人を二度と見たくない。あんな苦しみを誰にも . . . 本文を読む
アトランティス小説『風の吹く朝に』の目次オレンジ色の夕陽(2002年2月28日作成)拡大する意識の中で(2002年3月7日作成)勇気(2002年3月14日作成)夜明け(2002年3月21日作成)光の中で (2002年4月4日作成)光の中でその2 (2002年4月4日作成)アトランティスの小説は、2002年2月22日2:22という奇跡の時間に、偶然にもあれは記憶だと認めた時から溢れてきて一 . . . 本文を読む